札幌2歳Sが4日、札幌競馬場で9頭(1頭除外)によって争われ、最後方から徐々に進出したルメール騎乗の1番人気
ジオグリフが4馬身差で圧勝。新種牡馬ドレフォン産駒初の重賞ウイナーに輝いた。2着は4番人気
アスクワイルドモア。5番人気
トーセンヴァンノが3着だった。
出世レースで強烈なインパクトを残した。
札幌2歳Sは出遅れて最後方からスタートしたルメール騎乗の
ジオグリフが直線で極上の瞬発力を発揮。手綱はほぼ持ったまま、2着
アスクワイルドモアに2001年以降の最大着差となる4馬身差をつけ押し切った。
「ゲートでエキサイトしていたので、プレッシャーをかけずにスタートして後ろでリラックスさせました。直線は絶対勝てると思いました」
札幌のラスト重賞で有終の美を飾り満面の笑みの名手は、「まだ馬は子供。それだけ伸びしろもある」と将来性にも太鼓判。土田助手は「ゲートに課題ができたけど、ジョッキーも“距離は2000メートルでも大丈夫”と言ってくれたので楽しみ。一旦放牧になると思います」と見通しを語った。
新種牡馬ドレフォン産駒から早くも出現したスター候補。次なるパフォーマンスにも目が離せない。(内海裕介)
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ジオグリフ 父ドレフォン、母
アロマティコ、母の父
キングカメハメハ。栗毛の牡2歳。美浦・
岩戸孝樹厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)サンデーレーシング。戦績2戦2勝。獲得賞金3837万1000円。重賞は初勝利。
札幌2歳Sは
岩戸孝樹調教師が初勝利。クリストフ・ルメール騎手は2017年ロックディスタウンに次いで2勝目。馬名は「地上絵」。
★4日札幌11R「
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