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【南関東重賞展望】JBCクラシック2023 少頭数でメイショウハリオの相手探しがポイントに

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【南関東重賞展望】JBCクラシック2023 少頭数でメイショウハリオの相手探しがポイントに

JBCクラシック・レース概要】
1日にカテゴリーが異なる複数のG1級レースを実施する。舞台となる競馬場は持ち回りで毎年変わる。こうしたアメリカのブリーダーズカップのような競馬の祭典を目指して、2001年に大井競馬場でスタートしたJBC競走。創設当初はJBCクラシック、JBCスプリントという2つのレースが組まれていたが、現在はJBCレディスクラシックも加わり、1日に3つのJpn1競走が組まれるダートの祭典となった。
JBCクラシックはその祭典を締めくくる、中・長距離路線におけるダート最強馬を決めるレースとなっている。実施する競馬場が毎年変わることから、距離も2000m前後で毎年変わるが、今年は第1回と同じ、大井競馬場の2000m戦で争われる。大井でJBCが行われるのは今回で9回目となる。

JBCクラシック・検討のポイント】
今年は10頭立てという少頭数での戦いとなる。Jpn1連勝中のメイショウハリオが実力的に抜きん出ていて、このメイショウハリオの相手探しが馬券戦術上のポイントとなりそうだ。

JBCクラシック・出走馬概要】
メイショウハリオ
5月に船橋・かしわ記念、6月に大井・帝王賞と、Jpn1競走を連勝してこの舞台に駒を進めてきた。今回は前走の帝王賞と同じ大井の2000m戦である点も有利な材料だ。
課題があるとすれば、5着に敗れた昨年と同様、帝王賞以来の実戦となる点だが、当時よりも相手関係が楽になっており、死角を探すのは難しい。今回も浜中俊騎手が手綱を取る。

テーオーケインズ
盛岡で行われた昨年のこのレースを制している。2021年には帝王賞、チャンピオンズカップで勝利した実力馬で、メイショウハリオに再び先着する可能性は十分にある。但し、昨年の優勝以降、勝ち星から遠ざかっている点は気になるところ。ドバイ遠征など、情状酌量の余地はあるが、勢いという点ではやや物足りない。

ウィルソンテソーロ
勢いを重視して馬券を買うなら、狙うべきはこの馬ではないだろうか。初ダートで初勝利を挙げた昨年8月以降、8戦7勝の好成績で初めてとなるJpn1戦に挑む4歳馬である。5月のかきつばた記念(名古屋)、7月のマーキュリーカップ(盛岡)、そして前走の白山大賞典(金沢)とJpn3を3連勝して、この舞台に駒を進めてきた。まだ成長の余地がありそうな印象で、王者メイショウハリオを相手にどんな戦いを見せるのか、注目したい。今回は菅原明良騎手との初コンビでの参戦となる。

キングズソード
まだ重賞勝利がなく、その点で上記の3頭と比較すると見劣るが、オープンクラスを連勝し、「マジックマン」ことJ.モレイラ騎手が手綱を取る点に注目したい。この馬も4歳馬で、遅れてきた大物の可能性もあり、今回は穴馬としての期待も集まりそうだ。

上記4頭以外では、同じ大井の2000mを舞台に昨年のジャパンダートダービーを勝ったノットゥルノに注目が集まりそうだが、その後勝ち星がなく、復調ぶりがカギとなりそうだ。主戦の武豊騎手の負傷により、今回は船橋の森泰斗騎手が手綱を取る。コースを知り尽くしている鞍上の手腕に期待したい。


(文・菅野一郎)

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自称 府中のレース名人カンチ 稲田堤在住|2023年11月3日 17:28 ナイス! (1)

あの人気馬はココが不安のコーナー
このレースで予想してほしかったですね

あ、今年もJBCの馬券は全敗だったそうですね(笑)

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