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nige｜名古屋グランプリ - 2024年5月6日名古屋11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | 10 | ○ | ノットゥルノ | 2.0 | 牡5 | 58.0 | 武豊 | ディクテオンの仕掛けをどこまで我慢できるか |
| 2 | 2 | 2 | ヒロイックテイル | 111.1 | セ7 | 56.0 | 多田羅誠 | ||
| 3 | 8 | 11 | △ | キリンジ | 7.8 | 牡4 | 56.0 | 和田竜二 | 追走が楽になるのは歓迎も相手は強く |
| 4 | 4 | 4 | ◎ | ディクテオン | 2.3 | セ6 | 57.0 | 岡部誠 | 向正面の位置を上げる自分の形なら |
| 5 | 1 | 1 | エクセスリターン | 9.8 | 牡5 | 56.0 | 團野大成 | ||
| 6 | 6 | 8 | アルバーシャ | 651.4 | 牡6 | 56.0 | 浅野皓大 | ||
| 7 | 3 | 3 | ▲ | レッドファーロ | 11.7 | 牡5 | 56.0 | 横山典弘 | ここ2戦はノーチャンスのレース |
| 8 | 7 | 9 | ブリーザフレスカ | 91.4 | 牝5 | 54.0 | 塚本征吾 | ||
| 9 | 5 | 6 | アンタンスルフレ | 173.7 | セ6 | 56.0 | 丸野勝虎 | ||
| 10 | 5 | 5 | トランセンデンス | 504.7 | 牡6 | 56.0 | 大畑雅章 | ||
| 11 | 6 | 7 | ハクサンアルタイル | 370.7 | 牡4 | 56.0 | 友森翔太 | ||
| 12 | 8 | 12 | フォルベルール | 680.0 | 牡6 | 56.0 | 松戸政也 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| ３連単 | 通常 | 4 - 10 - 3 | 3,500円 |
| 4 - 10 - 11 | 2,600円 | ||
| 4 - 3 - 10 | 2,000円 | ||
| 4 - 3 - 11 | 700円 | ||
| 10 - 4 - 3 | 1,200円 | ||
| 合計 | 5通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
【月曜名古屋勝負R:傾向・全馬評価あり】自分のレースができる舞台で巻き返す！
＜予想＞
◎：ディクテオン
向正面で位置を上げる自分の形なら
○：ノットゥルノ
ディクテオンの仕掛けをどこまで我慢できるか
▲：レッドファーロ
ここ2戦はノーチャンスのレース
△：キリンジ
追走が楽になるのは歓迎も相手は強く
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：2番人気】スレイプニルS(3,11)→ブラジルC(4,4)→浦和記念(5,1)
【中央：1番人気】スパーキングレディーC(2,4)→レディスプレリュード(1,2)→JBCレディスクラシック(2,2)
【中央：5番人気】レディスプレリュード(4,4)→JBCレディスクラシック(4,5)→クイーン賞(1,2)
・2022年
【中央：1番人気】ジャパンダートダービー(3,2)→日本テレビ盃(1,4)→JBCクラシック(4,3)
【中央：5番人気】BSN賞(11,4)→太秦S(2,5)→みやこS(14,6)
【中央：4番人気】プロキオンS(1,12)→白山大賞典(4,2)→浦和記念(3,2)
・2021年
【中央：1番人気】ラジオ日本賞(10,5)→ブラジルC(6,3)→浦和記念(4,3)
【中央：2番人気】阿蘇S(10,1)→ラジオ日本賞(5,1)→福島民友C(2,5)
【中央：4番人気】日経賞(7,12)→京都大賞典(8,9)→みやこS(7,13)
去年までは「12月」に行なわれていたが、全日本的なダート競走の体系整備で開催時期が「5月」に変更された。そのため、過去3年の近3年3着以内馬のローテーションを記載しているが、今年から大きく変化する。
去年までの傾向では、浦和記念・白山大賞典で人気で負けた馬の巻き返しが多かった（勝ち馬はG1・Jpn1路線に向かうことが多いため）。開催時期的に手薄になりやすいレースだが、6年前のチュウワウィザードのように重賞実績がない状態での勝利は難しい。
G1・Jpn1路線から参戦してくる馬は、長距離や相手を楽にすることで勝利を求めての出走なので注意が必要。2年前に新名古屋競馬場になって2100mになったが、JBCクラシック3着だったペイシャエスが勝利して傾向は継続されていた。
開催時期の変更で、「帝王賞に向けてのレース」へと位置付けが変わった。平安Sと開催時期が近いので実績馬の出走はバラけるが、去年までと比べると出走メンバーのレベルが少し上がることが予想される。これまで以上に、重賞実績がない状態での勝利は難しくなる可能性が高い。
＜展開＞
逃げたいのは、ヒロイックテイル。ただ、結果が出ていた頃と比べると出脚が鈍くなっているので、ノットゥルノやキリンジがハナを取りに来るとハナは取れない。外の馬の出し方次第。
外からノットゥルノ、キリンジが位置を取りに行って、トランセンデンス、アンタンスルフレと残りの中央馬が中団から追走。スローペースが濃厚で、2周目2コーナーくらいからペースアップしてのロングスパート戦を想定。
＜予想詳細＞
本命は、ディクテオン
名古屋GP(2,1)→ダイオライト記念(3,4)→川崎記念(6,4)
前走の川崎記念(川崎ダ2100m)は、出脚が鈍いのでスタート直後は後方から追走。2周目の1コーナーからじわっと進出開始。4コーナーに入るところで6番手まで上がって直線で外へ。そこからじわじわ前に迫ったが0.2秒差4着。
6.9 - 11.1 - 12.7 - 13.7 - 12.5 - 12.8 - 13.6 - 12.3 - 12.6 - 13.4 - 13.9
平均ペースで残り800mからライトウォーリアが自らペースを上げて、後続に脚を使わせる逃げ。中央競馬とは違う時計のかかるタフな馬場も活かしての逃げ切りだった。
ディクテオンにとっては、位置を上げたい2周目向正面でペースが上がっていたので、差をあまり縮められずに直線に入っていた。3コーナーで好位外まで上がる勝ちパターンと違う形だったが、最後まで差を縮めてしぶとく伸びていた。ライトウォーリアのペースが中盤もう少し早かったり、ペースアップが少し遅かったらチャンスがあった好内容。
今回は、相手関係が楽になって、勝っている条件と鞍上になるのが魅力。
今回の相手を見ると、一番実績のあるノットゥルノには前走で先着（結果が出ていない左回りだが）。他の中央馬は、中央重賞で苦戦しているキリンジ、オープン特別・リステッドをメインで戦っているレッドファーロ、オープン昇級初戦のエクセスリターン。「Jpn1」の川崎記念から「Jpn2」の名古屋GPになり、相手関係が楽になっている。
相手が楽になると、自分のレース運びをしやすくなる。出脚の鈍さを2周目向正面の進出でカバーして、3コーナーで好位外まで上がって長所の持続力を活かすのがこの馬の形。これで去年は、浦和記念と名古屋GPを連勝した。ここ2戦のように自らペースを上げる強い逃げ馬（テリオスベル・ライトウォーリア）がいないのは、自分の形に持ち込みやすい。
あと、名古屋GPは去年12月開催の時に勝っているレース。対応済みのコースで、川崎記念で先着されたグランブリッジを倒した舞台。その時に騎乗していた岡部誠騎手に戻ることも魅力。
ノットゥルノとの勝負になると思うが、右回りになることで能力以上に人気になることが濃厚（2023年チャンピオンズCでつまずいても0.9秒差8着なので、世間が言うほど左回りがダメとは思わない）。ノットゥルノが勝った佐賀記念の走りならディクテオンが勝てていいと考えている。頭固定で勝ち切る走りを期待する。
対抗は、ノットゥルノ
東京大賞典(5,4)→佐賀記念(2,1)→川崎記念(3,6)
前走の川崎記念(川崎ダ2100m)は、内に被されないように外を見ながら出して、外に切り替えて好位外の3番手で追走。2周目向正面のペースアップについて行ったが、3コーナーに入って徐々に遅れ出して、直線で脚が止まって1.8秒差6着。
平均ペースからのロングスパート戦で、持続力の面で対応できなかった。結果が出ていない左回りなので仕方ないと見ることもできるが、凡走理由はそこではないと考えている。本当に左回りがダメなら、2023年チャンピオンズCでつまずいて後方からになりながら0.9秒差8着は走れない。
凡走の原因は、「前半・中盤のペースが遅かったり、最後の3～4コーナーで緩む流れでないと脚がたまらない」ことと考えている。
近走で好走したレースを見ると、2024年佐賀記念（1着）は、Jpn3で相手が楽になってのスローペース。自ら動いて行くような展開で、佐賀の時計のかかっていた馬場で上がり3F38.1秒を出せている。2023年JBCクラシック（2着）は、逃げてマイペースで、コーナーで緩む大井外回り。2023年東京大賞典（4着）も、ウィルソンテソーロの奇襲逃げでスローペース（ウシュバテソーロが差して勝ったが、ただウシュバテソーロが強いだけで前有利）。
一方で、崩れたレースを見ると前走の川崎記念（6着）は、平均ペースからのロングスパート戦で最後の3～4コーナーで緩まず。2023年マイルチャンピオンシップ南部杯（6着）は、高速馬場の1600m戦で追走が忙しかった。
得意舞台の2023年帝王賞（6着）でも、前半・中盤で流れていて展開的に絶好の位置だったのに、直線で伸びず。さらに、G3で相手関係が楽だったはずの2023年平安S（9着）でも、グロリアムンディの早仕掛けの持続力勝負に対応できていない。
好走時と凡走時を比較すると、なるべく前半・中盤を楽に追走して、最後の3～4コーナーでも緩むような流れが理想。これだと左回りの2023年チャンピオンズCで、あれだけ走れたことも説明ができる（レモンポップのマイペース逃げで追走がきつくなく、最後の3～4コーナーも緩んだ）。
今回は、相手関係が楽になって、強力な逃げ馬が不在なのは歓迎。
この相手なら、佐賀記念のように自分から動いて行くようなレース運びができる。ただ、ロングスパート勝負に持ち込むディクテオンがいるので、3コーナーでディクテオンが好位外まで上がっているとコーナーであまり緩まないで直線に入る。そうなると最後に脚が鈍る可能性が上がる。
ディクテオンが自分の形に持ち込めると考えていて、そうなった時は最後に持続力の差で分が悪くなると考えて対抗とした。
単穴は、レッドファーロ
カノープスS(3,4)→東海S(10,12)→ブリリアントS(5,6)
前走のブリリアントS(東京ダ2100m)は、出遅れて後方3番手で1コーナーへ。前半のペースが遅かったので中団まで上がって3コーナーに入ったが、完全に前有利で1.1秒差6着まで。
展開的に残り1000m地点で好位にいないとノーチャンス。後方にいて掲示板にあと一歩のところまで持ってきたので悲観する負け方ではない。2走前の東海Sも高速馬場のスローペースで前・内有利。出遅れて後方にいたので、2戦連続でノーチャンスのレースだった。
今回は、追走が楽になる相手関係になって、騎乗時に結果を出している横山典弘騎手に戻るのが魅力。
地方交流重賞は、上位争いできる馬が限られていて実質少頭数のレース。それも南関東の馬がいないので、より追走が楽になって位置取りが良くなる。もし、出遅れても道中で位置を上げやすい（この実質少頭数での走りやすさを、最大限に活かしているのが本命のディクテオン）。
それに加えて、騎乗時に結果も出している横山典弘騎手に乗り替わるのも歓迎。2023年スレイプニルSでは、内枠から押して好位馬群の中で追走させて3着に好走させている。他のレースを見ても、かなり手の合うところを見せている。
名古屋は初めてだが、芝では小倉や函館の小回りで好走実績があり、出脚が早くはないが不器用で広いコースしかダメな馬ではない。
展開的では、ディクテオンが動いてくれることで自然と持続力が活きる形になるのは歓迎。ノットゥルノの脚が止まるようだと2着まで見えてくる。連闘で能力通りに走れるかの課題はあるが、ノーチャンスの2戦から良化があっていい条件替わり。オッズ的にも好走を期待する。
4番手は、キリンジ
東海S(13,8)→佐賀記念(3,2)→マーチS(8,11)
前走のマーチS(中山ダ1800m)は、スタートで内の馬と接触したが、出脚はついて好位外の5番手で追走。縦長の展開で3コーナーで追走が精一杯という感じで、直線で力尽きて1.3秒差11着。
ミトノオーがやや速めのペースで得意の持続力勝負に持ち込んだので、レースレベルが上がって対応できなかった。現状の地力の差が出たレースで、相手が強かった。
今回は、地方交流重賞で追走が楽になるのが魅力。
この馬は、2歳時の兵庫CS2着（ミトノオーに1.0秒差）、ジャパンダートダービー2着（ミックファイアに0.5秒差）の賞金でオープンを走っていた馬。古馬相手になると分が悪くなるのは仕方ない。
そのような中で唯一好走したのが、2024年佐賀記念。今回想定するような前半ゆったりした流れで、2周目向正面からペースが上がる展開で好走している。
それでもノットゥルノに0.7秒差で完敗だったので、佐賀記念の走りができても3着争いまで。レッドファーロと比べると2着になる可能性が低いので、3着のみの相手とした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
エクセスリターン
前走の観月橋S(3勝クラス:京都ダ1900m)は、押していたが出脚が鈍いので最後方で追走。残り1000mの少し前に最内から徐々に進出開始。3～4コーナーも最内から位置を上げて2列目最内まで上がって直線へ。直線で前の2頭の外に出して、粘る2頭を交わして勝利。
勝ちはしたのだが、1コーナーまで先行争いが激しくて、差し有利。それに加えて、中盤緩んだところで脚を使わずに位置を上げて、砂を被りたくない好位勢が内を避けて最内でロスなく位置を上げられていた。かなり恵まれたレース。3戦連続好走しているが、3戦連続で展開に恵まれている。
今回想定する前半遅い入りからのロングスパート戦で、他の中央馬を追いかけて差し切れるイメージが浮かばない。コースもコーナーの緩いコースの方がいいと感じるので、小回りも微妙（1勝クラス以降の好走は阪神と京都のみ）。他馬が崩れるの待ちで、人気馬から買うとここまで手が出せない。
■ 地方馬
ヒロイックテイル
テンの脚があまり速くないのに逃げが理想なので、ハナが取れないレースが増えて、逃げても我慢できず。分かりやすく衰えが出ている負け方を近走はしている。地方移籍初戦になるが、中央馬相手では今の走りでは厳しい。地方馬だけを相手にして、少しでも良化が見えてから買う馬。
トランセンデンス
3走前の白鷺賞で、久しぶりにこの馬らしい好位から粘る形で好走。でも、2走前は前にも行かず、前走は前に行ったがサッパリ。3走前の走りができても厳しいので消し。
アンタンスルフレ
長距離戦を前で持続力を活かしたい馬だが、中央馬相手に戦える能力はない。地方馬のみで南関東トップクラスがいないレースなら出番があっていい。ここは相手が悪すぎる。
ハクサンアルタイル
初めての重賞挑戦だった東海桜花賞で、アナザートゥルースに2.3秒差負け。今回は地方交流重賞で、アナザートゥルースでも凡走する相手。ここは相手が悪すぎる。
アルバーシャ
元中央2勝クラスの馬。東海桜花賞で2.8秒差負けなので、ここは相手が悪すぎる。
ブリーザフレスカ
前走の東海桜花賞では、好位外で追走。3コーナーからかなり手が動いていたが、最後までしぶとく粘ってアナザートゥルースに2.1/2馬身差2着。この馬としては最高のレースをした。でも、その走りでも今回の相手は悪すぎる。
フォルベルール
南関東の2000m以上のOP特別で好走していたのが、2023年前半。そこから衰えが出て、金沢に移籍。衰えが出ていなくても厳しいレース。
＜予想＞
◎：ディクテオン
向正面で位置を上げる自分の形なら
○：ノットゥルノ
ディクテオンの仕掛けをどこまで我慢できるか
▲：レッドファーロ
ここ2戦はノーチャンスのレース
△：キリンジ
追走が楽になるのは歓迎も相手は強く
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：2番人気】スレイプニルS(3,11)→ブラジルC(4,4)→浦和記念(5,1)
【中央：1番人気】スパーキングレディーC(2,4)→レディスプレリュード(1,2)→JBCレディスクラシック(2,2)
【中央：5番人気】レディスプレリュード(4,4)→JBCレディスクラシック(4,5)→クイーン賞(1,2)
・2022年
【中央：1番人気】ジャパンダートダービー(3,2)→日本テレビ盃(1,4)→JBCクラシック(4,3)
【中央：5番人気】BSN賞(11,4)→太秦S(2,5)→みやこS(14,6)
【中央：4番人気】プロキオンS(1,12)→白山大賞典(4,2)→浦和記念(3,2)
・2021年
【中央：1番人気】ラジオ日本賞(10,5)→ブラジルC(6,3)→浦和記念(4,3)
【中央：2番人気】阿蘇S(10,1)→ラジオ日本賞(5,1)→福島民友C(2,5)
【中央：4番人気】日経賞(7,12)→京都大賞典(8,9)→みやこS(7,13)
去年までは「12月」に行なわれていたが、全日本的なダート競走の体系整備で開催時期が「5月」に変更された。そのため、過去3年の近3年3着以内馬のローテーションを記載しているが、今年から大きく変化する。
去年までの傾向では、浦和記念・白山大賞典で人気で負けた馬の巻き返しが多かった（勝ち馬はG1・Jpn1路線に向かうことが多いため）。開催時期的に手薄になりやすいレースだが、6年前のチュウワウィザードのように重賞実績がない状態での勝利は難しい。
G1・Jpn1路線から参戦してくる馬は、長距離や相手を楽にすることで勝利を求めての出走なので注意が必要。2年前に新名古屋競馬場になって2100mになったが、JBCクラシック3着だったペイシャエスが勝利して傾向は継続されていた。
開催時期の変更で、「帝王賞に向けてのレース」へと位置付けが変わった。平安Sと開催時期が近いので実績馬の出走はバラけるが、去年までと比べると出走メンバーのレベルが少し上がることが予想される。これまで以上に、重賞実績がない状態での勝利は難しくなる可能性が高い。
＜展開＞
逃げたいのは、ヒロイックテイル。ただ、結果が出ていた頃と比べると出脚が鈍くなっているので、ノットゥルノやキリンジがハナを取りに来るとハナは取れない。外の馬の出し方次第。
外からノットゥルノ、キリンジが位置を取りに行って、トランセンデンス、アンタンスルフレと残りの中央馬が中団から追走。スローペースが濃厚で、2周目2コーナーくらいからペースアップしてのロングスパート戦を想定。
＜予想詳細＞
本命は、ディクテオン
名古屋GP(2,1)→ダイオライト記念(3,4)→川崎記念(6,4)
前走の川崎記念(川崎ダ2100m)は、出脚が鈍いのでスタート直後は後方から追走。2周目の1コーナーからじわっと進出開始。4コーナーに入るところで6番手まで上がって直線で外へ。そこからじわじわ前に迫ったが0.2秒差4着。
6.9 - 11.1 - 12.7 - 13.7 - 12.5 - 12.8 - 13.6 - 12.3 - 12.6 - 13.4 - 13.9
平均ペースで残り800mからライトウォーリアが自らペースを上げて、後続に脚を使わせる逃げ。中央競馬とは違う時計のかかるタフな馬場も活かしての逃げ切りだった。
ディクテオンにとっては、位置を上げたい2周目向正面でペースが上がっていたので、差をあまり縮められずに直線に入っていた。3コーナーで好位外まで上がる勝ちパターンと違う形だったが、最後まで差を縮めてしぶとく伸びていた。ライトウォーリアのペースが中盤もう少し早かったり、ペースアップが少し遅かったらチャンスがあった好内容。
今回は、相手関係が楽になって、勝っている条件と鞍上になるのが魅力。
今回の相手を見ると、一番実績のあるノットゥルノには前走で先着（結果が出ていない左回りだが）。他の中央馬は、中央重賞で苦戦しているキリンジ、オープン特別・リステッドをメインで戦っているレッドファーロ、オープン昇級初戦のエクセスリターン。「Jpn1」の川崎記念から「Jpn2」の名古屋GPになり、相手関係が楽になっている。
相手が楽になると、自分のレース運びをしやすくなる。出脚の鈍さを2周目向正面の進出でカバーして、3コーナーで好位外まで上がって長所の持続力を活かすのがこの馬の形。これで去年は、浦和記念と名古屋GPを連勝した。ここ2戦のように自らペースを上げる強い逃げ馬（テリオスベル・ライトウォーリア）がいないのは、自分の形に持ち込みやすい。
あと、名古屋GPは去年12月開催の時に勝っているレース。対応済みのコースで、川崎記念で先着されたグランブリッジを倒した舞台。その時に騎乗していた岡部誠騎手に戻ることも魅力。
ノットゥルノとの勝負になると思うが、右回りになることで能力以上に人気になることが濃厚（2023年チャンピオンズCでつまずいても0.9秒差8着なので、世間が言うほど左回りがダメとは思わない）。ノットゥルノが勝った佐賀記念の走りならディクテオンが勝てていいと考えている。頭固定で勝ち切る走りを期待する。
対抗は、ノットゥルノ
東京大賞典(5,4)→佐賀記念(2,1)→川崎記念(3,6)
前走の川崎記念(川崎ダ2100m)は、内に被されないように外を見ながら出して、外に切り替えて好位外の3番手で追走。2周目向正面のペースアップについて行ったが、3コーナーに入って徐々に遅れ出して、直線で脚が止まって1.8秒差6着。
平均ペースからのロングスパート戦で、持続力の面で対応できなかった。結果が出ていない左回りなので仕方ないと見ることもできるが、凡走理由はそこではないと考えている。本当に左回りがダメなら、2023年チャンピオンズCでつまずいて後方からになりながら0.9秒差8着は走れない。
凡走の原因は、「前半・中盤のペースが遅かったり、最後の3～4コーナーで緩む流れでないと脚がたまらない」ことと考えている。
近走で好走したレースを見ると、2024年佐賀記念（1着）は、Jpn3で相手が楽になってのスローペース。自ら動いて行くような展開で、佐賀の時計のかかっていた馬場で上がり3F38.1秒を出せている。2023年JBCクラシック（2着）は、逃げてマイペースで、コーナーで緩む大井外回り。2023年東京大賞典（4着）も、ウィルソンテソーロの奇襲逃げでスローペース（ウシュバテソーロが差して勝ったが、ただウシュバテソーロが強いだけで前有利）。
一方で、崩れたレースを見ると前走の川崎記念（6着）は、平均ペースからのロングスパート戦で最後の3～4コーナーで緩まず。2023年マイルチャンピオンシップ南部杯（6着）は、高速馬場の1600m戦で追走が忙しかった。
得意舞台の2023年帝王賞（6着）でも、前半・中盤で流れていて展開的に絶好の位置だったのに、直線で伸びず。さらに、G3で相手関係が楽だったはずの2023年平安S（9着）でも、グロリアムンディの早仕掛けの持続力勝負に対応できていない。
好走時と凡走時を比較すると、なるべく前半・中盤を楽に追走して、最後の3～4コーナーでも緩むような流れが理想。これだと左回りの2023年チャンピオンズCで、あれだけ走れたことも説明ができる（レモンポップのマイペース逃げで追走がきつくなく、最後の3～4コーナーも緩んだ）。
今回は、相手関係が楽になって、強力な逃げ馬が不在なのは歓迎。
この相手なら、佐賀記念のように自分から動いて行くようなレース運びができる。ただ、ロングスパート勝負に持ち込むディクテオンがいるので、3コーナーでディクテオンが好位外まで上がっているとコーナーであまり緩まないで直線に入る。そうなると最後に脚が鈍る可能性が上がる。
ディクテオンが自分の形に持ち込めると考えていて、そうなった時は最後に持続力の差で分が悪くなると考えて対抗とした。
単穴は、レッドファーロ
カノープスS(3,4)→東海S(10,12)→ブリリアントS(5,6)
前走のブリリアントS(東京ダ2100m)は、出遅れて後方3番手で1コーナーへ。前半のペースが遅かったので中団まで上がって3コーナーに入ったが、完全に前有利で1.1秒差6着まで。
展開的に残り1000m地点で好位にいないとノーチャンス。後方にいて掲示板にあと一歩のところまで持ってきたので悲観する負け方ではない。2走前の東海Sも高速馬場のスローペースで前・内有利。出遅れて後方にいたので、2戦連続でノーチャンスのレースだった。
今回は、追走が楽になる相手関係になって、騎乗時に結果を出している横山典弘騎手に戻るのが魅力。
地方交流重賞は、上位争いできる馬が限られていて実質少頭数のレース。それも南関東の馬がいないので、より追走が楽になって位置取りが良くなる。もし、出遅れても道中で位置を上げやすい（この実質少頭数での走りやすさを、最大限に活かしているのが本命のディクテオン）。
それに加えて、騎乗時に結果も出している横山典弘騎手に乗り替わるのも歓迎。2023年スレイプニルSでは、内枠から押して好位馬群の中で追走させて3着に好走させている。他のレースを見ても、かなり手の合うところを見せている。
名古屋は初めてだが、芝では小倉や函館の小回りで好走実績があり、出脚が早くはないが不器用で広いコースしかダメな馬ではない。
展開的では、ディクテオンが動いてくれることで自然と持続力が活きる形になるのは歓迎。ノットゥルノの脚が止まるようだと2着まで見えてくる。連闘で能力通りに走れるかの課題はあるが、ノーチャンスの2戦から良化があっていい条件替わり。オッズ的にも好走を期待する。
4番手は、キリンジ
東海S(13,8)→佐賀記念(3,2)→マーチS(8,11)
前走のマーチS(中山ダ1800m)は、スタートで内の馬と接触したが、出脚はついて好位外の5番手で追走。縦長の展開で3コーナーで追走が精一杯という感じで、直線で力尽きて1.3秒差11着。
ミトノオーがやや速めのペースで得意の持続力勝負に持ち込んだので、レースレベルが上がって対応できなかった。現状の地力の差が出たレースで、相手が強かった。
今回は、地方交流重賞で追走が楽になるのが魅力。
この馬は、2歳時の兵庫CS2着（ミトノオーに1.0秒差）、ジャパンダートダービー2着（ミックファイアに0.5秒差）の賞金でオープンを走っていた馬。古馬相手になると分が悪くなるのは仕方ない。
そのような中で唯一好走したのが、2024年佐賀記念。今回想定するような前半ゆったりした流れで、2周目向正面からペースが上がる展開で好走している。
それでもノットゥルノに0.7秒差で完敗だったので、佐賀記念の走りができても3着争いまで。レッドファーロと比べると2着になる可能性が低いので、3着のみの相手とした。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
エクセスリターン
前走の観月橋S(3勝クラス:京都ダ1900m)は、押していたが出脚が鈍いので最後方で追走。残り1000mの少し前に最内から徐々に進出開始。3～4コーナーも最内から位置を上げて2列目最内まで上がって直線へ。直線で前の2頭の外に出して、粘る2頭を交わして勝利。
勝ちはしたのだが、1コーナーまで先行争いが激しくて、差し有利。それに加えて、中盤緩んだところで脚を使わずに位置を上げて、砂を被りたくない好位勢が内を避けて最内でロスなく位置を上げられていた。かなり恵まれたレース。3戦連続好走しているが、3戦連続で展開に恵まれている。
今回想定する前半遅い入りからのロングスパート戦で、他の中央馬を追いかけて差し切れるイメージが浮かばない。コースもコーナーの緩いコースの方がいいと感じるので、小回りも微妙（1勝クラス以降の好走は阪神と京都のみ）。他馬が崩れるの待ちで、人気馬から買うとここまで手が出せない。
■ 地方馬
ヒロイックテイル
テンの脚があまり速くないのに逃げが理想なので、ハナが取れないレースが増えて、逃げても我慢できず。分かりやすく衰えが出ている負け方を近走はしている。地方移籍初戦になるが、中央馬相手では今の走りでは厳しい。地方馬だけを相手にして、少しでも良化が見えてから買う馬。
トランセンデンス
3走前の白鷺賞で、久しぶりにこの馬らしい好位から粘る形で好走。でも、2走前は前にも行かず、前走は前に行ったがサッパリ。3走前の走りができても厳しいので消し。
アンタンスルフレ
長距離戦を前で持続力を活かしたい馬だが、中央馬相手に戦える能力はない。地方馬のみで南関東トップクラスがいないレースなら出番があっていい。ここは相手が悪すぎる。
ハクサンアルタイル
初めての重賞挑戦だった東海桜花賞で、アナザートゥルースに2.3秒差負け。今回は地方交流重賞で、アナザートゥルースでも凡走する相手。ここは相手が悪すぎる。
アルバーシャ
元中央2勝クラスの馬。東海桜花賞で2.8秒差負けなので、ここは相手が悪すぎる。
ブリーザフレスカ
前走の東海桜花賞では、好位外で追走。3コーナーからかなり手が動いていたが、最後までしぶとく粘ってアナザートゥルースに2.1/2馬身差2着。この馬としては最高のレースをした。でも、その走りでも今回の相手は悪すぎる。
フォルベルール
南関東の2000m以上のOP特別で好走していたのが、2023年前半。そこから衰えが出て、金沢に移籍。衰えが出ていなくても厳しいレース。
払戻金
| 単勝 | 10 | 200円 | 1番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 10 | 140円 | 2番人気 |
| 2 | 960円 | 7番人気 | |
| 11 | 200円 | 4番人気 | |
| 枠連複 | 2 - 7 | 16,140円 | 15番人気 |
| 馬連複 | 2 - 10 | 16,190円 | 14番人気 |
| 馬連単 | 10 - 2 | 23,130円 | 24番人気 |
|---|---|---|---|
| ワイド | 2 - 10 | 2,640円 | 15番人気 |
| 10 - 11 | 270円 | 2番人気 | |
| 2 - 11 | 4,450円 | 21番人気 | |
| 三連複 | 2 - 10 - 11 | 13,020円 | 21番人気 |
| 三連単 | 10 - 2 - 11 | 92,190円 | 110番人気 |
プロ予想家の的中情報
馬場：良
馬場：良
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