nigeのコメント
全馬評価・傾向記載あり:狙いたい馬は、2頭のみ!スムーズな競馬さえできれば、結果は付いて来る!
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテ
※レース名(人気,着順)
・2018年
【地方:2番人気】春待月賞(1000万下)(2,1)→なにわS(1600万下)(1,1)→コーラルS(1,6)
【中央:1番人気】根岸S(3,6)→フェブラリーS(12,6)→黒船賞(1,2)
【中央:9番人気】キャピタルS(11,4)→阪神C(16,10)→ダービー卿CT(13,15) ※初ダート
・2017年
【地方:2番人気】園田ウインターC(1,1)→黒船賞(6,6)→東海桜花賞(2,1)
【中央:4番人気】ポルックスS(6,3)→佐賀記念(2,2)→アンタレスS(9,8)
【中央:1番人気】妙見山S(1600万下)(2,4)→春風S(1600万下)(1,1)→京葉S(4,1)
・2016年
【中央:2番人気】門司S(1600万下)(1,3)→納屋橋S(1600万下)(2,1)→コーラルS(3,1)
【中央:3番人気】太秦S(1,1)→千葉S(1,1)→東京スプリント(2,4)
【中央:4番人気】兵庫GT(1,1)→根岸S(8,7)→東京スプリント(5,6)
コーラルS勝ち馬or1番人気馬が、2勝(2015年もコーラルS1着馬の勝利)。
他は、前走東京スプリント、近3走に1600万下、またはオープン特别勝利、地方交流重賞2着以内の馬などが好走している。
地方馬は、元中央馬や既に中央馬と戦える実績がある馬でないときつい。2年前は、元中央トウケイタイガーが勝利。14年1着タガノジンガロ、13年3着サイモンロード、12年・11年3着ラブミーチャンなど力があれば地方馬も好走できているレース。
<展開>
逃げたいのは、メモリートニック、ゴールドクイーン。
この2頭から外から、ゴールドクイーンが主張してハナ。それに続いて、外からウインムート。
その後ろから、サクラレグナム、リエノテソーロ、エイシンバランサー、テーオーヘリオスあたりが追走。
好位勢にスローにしたくないサクラレグナム、エイシンバランサーがいて、好位外のウインムートも逃げ馬は楽にさせないので平均ペースを想定。
<予想>
◎:ヤマニンアンプリメ
外に出せさえすれば差せる
○:ウインムート
前走より競馬しやすい枠順
<詳細予想>
本命は、ヤマニンアンプリメ
根岸S(11,7)→大和S(3,1)→黒船賞(3,2)
前走の黒船賞は、軽く出して行って中団内から追走。
向正面で外に切り替えて、3コーナーから徐々に進出。直線に入って先頭と3馬身差で迫って行ったが頭差届かず2着。
不良で高知にしては時計が出ていた馬場に加え、サイタスリーレッドがハナを取ってペースを落としたので、前有利の展開。
2番手から追い出しを待っていたサクセスエナジーには、かなり楽な展開。一方で、この馬にとっては、展開不向きのレースだった。
それでも、前半砂の被る位置でも大きく遅れずについて行って、1周コースの1400mに対応したのは収穫だった。
この馬は、砂を被ると行きっぷりが悪くなる馬なので、スムーズに外に出すかが重要な馬。
※砂を被って行きっぷりが悪くなるのは、慣れからか近走良化を見せている。内枠だからさっぱりということはない。
外に出すことができれば、持続力を生かして長くいい脚が使えるので、直線後半の相手が止まりだしたところで一気に差を縮めてくる。
小回りの名古屋コースではあるが、ペースアップが速くなるので、印象より差しは決まる。
去年2着のキングズガード、2年前2着のタムロミラクル、5年間の差し決着だったタガノジンガロ、ノーザンリバー、さらに前ならダイショウジェット、トーセンブライトなど、ペースが流れるので力があれば差して来れる。
強力な逃げ・先行馬がいると内外の差で差し切るまで難しくなるが、今回前に行く中央馬は、中央の重賞だと明らかに厳しいレベル。
この相手なら、スムーズに外にさえ出せれば、差し切れると考えて本命とした。
対抗は、ウインムート
JBCスプリント(12,9)→カペラS(6,11)→兵庫GT(3,1)
前走は、出して行って、2番手を取ろうとしたが、外からマテラスカイ、サクラレグナムが被せてきて、好位内3番手から追走。
その位置でじっとして進路ができるのを待って、4コーナーで追い出すて外に出すと苦しくなった逃げたサクセスエナジーを交わして勝利。
この馬は、やや遅めから平均ペースくらいの流れを、前で押し切るタイプ。
逃げるか、2番手から追走できれば持続力がしっかり出せる馬なので、前走の好位内に閉じ込められるのは悪い形。
ただ、地方交流重賞で外にいた馬があまり強くなかったので、ばらけて外に出せたことで浮上できた。
力が最大限に出ない形で勝ち切ったことが評価できる。
今回は、やや外枠に入れたというのはプラス材料。
この枠なら外からゴールドクイーンがハナを取りに行っても、それを追いかけるように好位外の2,3番手で走ることができる。
この位置が取れれば、ゴールドクイーンの手応えを見ながらいつ変わるかという乗り方で結果が付いてくる。
本命ではないのは、斤量差とヤマニンアンプリメが4コーナーで2馬身差以内まで来て直線に入ったら、前で押し切るまでのトップスピードの速さはないと考えているから(この馬としては、いい脚を使っても差される可能性が高い)。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
リエノテソーロ
前走のマリーンCは、2番手から追走していたが、直線に入ってからついて行けずに3着。
船橋にしては、ゆったりしたペースで流れていたのに、直線で粘れずに失速。
持続力があまりないこの馬には、いい展開だったのに全くいいところがなかった。
この馬は、先行して瞬発力で一瞬の脚を使って、そのままなだれ込むタイプ。
この長所が生きる川崎1600mで結果を出している。
小回り1400mの名古屋は適性的に悪くないが、牝馬限定ではないというのは大きなマイナス。
中央競馬だと、1600万下も勝つのは厳しいレベルの走りなので、他の中央馬との能力差は大きい。前に行ってスローペースになってくれても、他の中央馬が凡走してくれないと馬券圏内は厳しい。
ゴールドクイーン
前走は、1400mに距離延長をしてのレースだったが、直線に入って少し差を広げてユラノトにゴール前でセマラレタガハナ差で勝利。
オープン特別を勝ったということは評価できるが、かなり恵まれていたレース。
まず、馬場。異常レベルの高速馬場で、芝で勝てるこの馬のスピードが生きた。
次に、展開。同型馬のハヤブサマカオーが少しスタートで遅れたので、全く逃げる気がなく2番手から追走して、かなり楽な逃げになった。
この二つが重なったことで、直線に入っての下りでアドバンテージを作って、最後の坂を何とか我慢したというレース。
天気予報からは雨の影響が残る馬場になりそうだが、あそこまでの超高速馬場はありえない。
そう考えると、名古屋の馬場対応だけでなく、1400mの距離自体に不安も出てくる。
また1周コースも未経験で、逃げるという利点以外は不安が多いレース。
ウインムートにかわいがってもらったら3着があってもというくらいで、人気を考えると買いたくないので消し。
テーオーヘリオス
前走は、好位の5番手追走から、そのまま5着。
大外枠から内に入れて行って、外追走不利を受けないで上手く乗ったが、単純に力負け。
近走結果が出ていないが、1200mの高いレベルのレースでは結果を出していないのであんなもの。
1200mで天王山S・北海道スプリントCを連勝しているが、どちらもやや遅いペースを好位から長く脚を使っての勝利。
元々が1400mのやや速めのペースを好位から持続力を生かして好走していたので、1400mに近いラップ推移の1200mのやや遅め~平均ペースで結果を出している。
1400mならと思ってしまうが、1200mになれてしまった影響なのか、黒船賞が休み明けと言ってもひどい内容。
好位で粘って掲示板止まりの可能性が高い。
■ 地方馬
キクノステラ
兵庫GTでは、中団から最速上がりの脚を使って0.2秒差3着。驚きの走りを見せた。
ただ、次走でナチュラリーに展開不向きとはいえ4馬身差で負けてしまっているように、先着された中央馬より6㎏も軽い51㎏のハンデの恩恵があったのは間違いない。
今回は、52㎏で走れるのはプラスになるが、持続力が生きる園田から名古屋に変わるのはマイナス。
ここで好勝負をするなら、東海桜花賞でもっと楽な勝ち方をしていないとコース替わりがマイナスにならないとは言えない。
黒船賞で他場で同じパフォーマンスを出せないところを見せているもの課題。
中央馬がかなり崩れてくれたら、掲示板くらいなら。
メモリートニック
前走は、逃げる競馬をしたが、展開が厳しく大失速。
今回は、かなりの相手強化で、逃げることも難しいので厳しい。
サクラレグナム
この馬としては、安定していい走りを続けていて、前走は地元で完勝。
ただ、地方交流重賞になると黒船賞5着(3着と1.2秒差)、兵庫GT4着(3着と4馬身差)と掲示板には載っているが、馬券圏内は遠い結果。
今になって成長は考えられないので、自分の競馬をして他馬が崩れてくれるの待ち。
エイシンバランサー
前走は、好位の2列目から追走していたが、直線に入って脚が止まって4着。
前が有利な展開で、好位にいて突き放されたので完敗の内容。
去年のサマーチャンピオンを勝った時は、同じような前半遅めの流れから早めに前に並びかけて行って、持続力で差している。その時から比べると明らかにレース内容が悪くなっている。
年齢からの衰えなのか、調教施設の差で能力が維持できなくなったのか分からないが、3走前の兵庫GTからの3戦の内容では本来の走りから程遠く厳しい。
ブランニュー
地元馬相手のレースでも勝ち切れていないので、この相手では厳しい。
サンデンバロン
対カツゲキキトキト相手に、2着が多いように厳しいペースを差してくる持続力はある。
ただ、ここまで相手が強くなってしまうと、時計面での対応が厳しい。
スムーズジャズ
この馬なりに使われながら成長をしてきて、前走は東海桜花賞2着。
好位からいい脚を使っているのだが、この相手では好位を取るのも難しく、向正面のペースアップでついて行けない。
<買い方>
3連単で、3着を数頭選んで買うことも考えたが、マイナス面の多い馬を無理して3着に入れて買うより、1点にまとめた方がいいと考えました。
ヤマニンアンプリメが外に出すのを手間取っての取りこぼしを警戒して馬連も考えましたが、ヤマニンアンプリメの方が人気がなさそう。それならリスクを取る価値があると考えて馬単1点勝負にしました。
オッズは、馬連3倍、馬単6.5~7倍くらいを想定しています。馬連が、5倍くらいあれば無理して馬単にする必要はないと考えています。