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nige｜かしわ記念 - 2024年5月1日船橋11R｜地方競馬予想のウマニティ
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| 着 順 | 枠 番 |
馬 番 |
予想印 | 馬名 | オッズ | 性齢 | 重量 | 騎手 | 一言コメント |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 4 | 5 | シャマル | 11.7 | 牡6 | 57.0 | 川須栄彦 | ||
| 2 | 2 | 2 | ▲ | タガノビューティー | 10.0 | 牡7 | 57.0 | 石橋脩 | 前走内容だと地方の馬場になるのは魅力 |
| 3 | 7 | 10 | ○ | ペプチドナイル | 5.4 | 牡6 | 57.0 | 藤岡佑介 | 馬場が問題なければフェブラリーSより適性に合う |
| 4 | 8 | 13 | ◎ | キングズソード | 3.3 | 牡5 | 57.0 | J.モレ | スムーズに走れる条件でモレイラ騎手なら |
| 5 | 5 | 6 | ミックファイア | 17.0 | 牡4 | 57.0 | 吉原寛人 | ||
| 6 | 1 | 1 | ウィリアムバローズ | 3.6 | 牡6 | 57.0 | 坂井瑠星 | ||
| 7 | 3 | 3 | キャッスルトップ | 651.0 | 牡6 | 57.0 | 山田義貴 | ||
| 8 | 7 | 11 | × | ギガキング | 20.0 | 牡6 | 57.0 | 和田譲治 | 崩れる中央馬が多いと出番があっていい |
| 9 | 6 | 8 | カジノフォンテン | 207.1 | 牡8 | 57.0 | 石崎駿 | ||
| 10 | 4 | 4 | オメガレインボー | 145.7 | 牡8 | 57.0 | 野畑凌 | ||
| 11 | 6 | 9 | ギャルダル | 101.5 | 牡6 | 57.0 | 矢野貴之 | ||
| 12 | 5 | 7 | △ | クラウンプライド | 5.7 | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | 前走のハイペース経験が活きれば1600mでも |
| 13 | 8 | 12 | リュードマン | 672.8 | 牡7 | 57.0 | 笠野雄大 |
| 式別 | 買い方 | 組み合わせ | 1点あたりの金額 |
|---|---|---|---|
| 馬連 | ながし | 13 - 210 |
各2,000円 |
| ３連単 | ﾌｫｰﾒｰｼｮﾝ | 13 - 210 - 2710 |
各1,000円 |
| 13 - 7 - 210 |
各700円 | ||
| 13 - 2710 - 11 |
各100円 | ||
| 13 - 11 - 2710 |
各100円 | ||
| 合計 | 14通り | 10,000円 | |
| 購入額 | 払戻額 | 収支 | 回収率 |
|---|---|---|---|
| 10,000円 | 0円 | -10,000円 | 0% |
nigeのコメント
【水曜勝負R:傾向・全馬評価あり】良化が期待できる条件替わりが魅力！！
＜予想＞
◎：キングズソード
スムーズに走れる条件でモレイラ騎手なら
○：ペプチドナイル
馬場が問題なければフェブラリーSより適性に合う
▲：タガノビューティー
前走内容だと地方の馬場になるのは魅力
△：クラウンプライド
前走のハイペース経験が活きれば1600mでも
☆：ギガキング
崩れる中央馬が多いと出番があっていい
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：2番人気】JBCクラシック(3,5)→東京大賞典(1,3)→フェブラリーS(4,3)
【中央：5番人気】チャンピオンズC(12,10)→根岸S(6,4)→コーラルS(2,1)
【中央：3番人気】ベテルギウスS(3,3)→東海S(3,3)→マーチS(5,1)
・2022年
【中央：2番人気】TCK女王盃(4,2)→エンプレス杯(1,1)→マリーンC(2,1)
【中央：5番人気】根岸S(1,9)→フェブラリーS(6,4)→ゴドルフィンマイル(8,4)
【中央：1番人気】兵庫GT(1,1)→根岸S(6,1)→フェブラリーS(5,2)
・2021年
【地方：2番人気】東京大賞典(9,2)→川崎記念(4,1)→京成盃GM(1,1)
【中央：6番人気】武蔵野S(11,2)→門司S(3,1)→フェブラリーS(5,8)
【中央：4番人気】チャンピオンズC(10,3)→東海S(1,12)→フェブラリーS(7,6)
ローテ的には、数少ないマイルJpn1なので「同年のフェブラリーSに出走」している馬が多い。ただ、同じ1600mでも、東京の軽い馬場のワンターンコースと違って地方の重い馬場の1周コース。フェブラリーSとは求められる適性がかなり違うので、フェブラリーSでは着順が下の馬が逆転可能なレース。
同年のフェブラリーSに出走していないなら「前走1着」が理想。近3走でG1・Jpn1の4着以上の実績があればさらにいい。
一番注目の傾向が、位置取り。
「4コーナー先頭」だった馬が好結果を出していて、2020年から2023年は3年連続勝利（4コーナー先頭なので逃げ馬ということではなく、好位から早め先頭の馬もいる）。去年は珍しく差し決着だったが、馬券的に注目したい傾向。
船橋コースは、スパイラルコースで差し馬も走りやすい。ペースが上がらないことが多く出走枠に入れる実績馬なら直線308mを我慢して残れているという結果。マイルまでしかダメな馬でなければ帝王賞が先に控えているので、中距離馬がここが勝負レースではないということも影響していると考えられる。
あと、1800～2000mがベストの馬も出走してくる1600mになるので、メンバー的にペースが上がらないこともある。ペースが上がりそうにない中央馬が揃った時は、要注意。
＜展開＞
揉まれたくないウィリアムバローズが最内に入った。ハナを取りに行くと思うが、内枠で被されたくないシャマルがしっかり出して行くとハナを取るのは難しい。
シャマルがハナを取って、外からクラウンプライド、カジノフォンテン、ペプチドナイルが好位外を取りに行く。好位内にウィリアムバローズ。フジノウェーブ記念（大井1400m）で前に行っていたギャルダル、オメガレインボーも、好位を取りに行く可能性がある。
隊列が決まるまで時間がかかりそうでペースは流れそう。やや速めの流れを想定。
＜予想詳細＞
本命は、キングズソード
JBCクラシック(4,1)→東京大賞典(2,5)→フェブラリーS(4,5)
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、いいスタートだったが芝スタートの1600mなので、じわっと下がって中団やや後ろの外で追走。直線に入るところで馬群に突っ込む選択をして、前が壁。さらに、タガノビューティーがキングズソードの前の馬に接触してやや強引に外に出して進路を作った影響で、避けるために外に押し出されてしまった。
残り200mの少し前に抜け出したペプチドナイルの内のスペースに気付いて、3頭分内に入れてじわじわ差を縮めたが0.3秒差5着。
直線でスムーズなら着差は縮まっていた内容。あと、3～4コーナーで外に張り気味とコメントがあって、久しぶりの左回りも影響していた可能性がある。芝スタートでのハイペースの1600mを考えれば流れに乗れていて、0.3秒差なら悲観する負け方ではなかった。
今回は、1600mでも1周コースの船橋になって、鞍上強化も魅力。
前走は悪い内容ではなかったが、勝ち切ることを考えたら1周コースの方が合っていると感じた走り。ダートスタートで1周コースなら1600mでも流れに乗りやすく、中央馬の出走頭数に制限があって、勝負に参加できる馬が限られている「実質少頭数」の外枠もレース運びのしやすさの面でプラスになる。
船橋は初めてだが、同じ砂の馬場実績があるのも強み。船橋の砂は、2023年のJBC開催前に大井で入れ替えられた砂と同じオーストラリア産のもの。馬場に不安はない。
あと、鞍上が2023年JBCクラシックで驚きのパフォーマンスを見せた時に乗っていた「モレイラ騎手」に戻る。ベストパフォーマンスを出した時の鞍上になるのも魅力。
スムーズに走れる条件になり、鞍上はモレイラ騎手。かしわ記念でよく見る前が楽な展開にもなりそうにないなら、フェブラリーSから逆転できると考えて期待する。
対抗は、ペプチドナイル
ベテルギウスS(2,1)→東海S(3,6)→フェブラリーS(11,1)
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、位置を取りに行ってドンフランキーの後ろの2列目でしばらく4頭並走。3コーナーに入る前に少し控えて、好位外で追走。直線に入ってじわじわさを縮めて、残り200mの少し前で先頭。そこから最後まで粘り切って1.1/4馬身差で勝利。
前半33.9秒のハイペースを前にいて押し切ったのは強い内容。同じように前にいた他の4頭は、8着以下に沈んでいる。ただ、「フェブラリーS」と考えると、レースレベルは低かった。勝ち時計は、ハイペースなのにレモンポップ1強でレースレベルが例年より低かった去年より遅い（馬場の時計の出方はほぼ同じ）。
東京ダ1600mだと怪物だったカフェファラオが引退して、レモンポップは中距離路線へ。手薄なマイル路線の現状を現したレースレベルになっていた。この点は、今後も頭に入れておきたい。
フェブラリーSがレースレベルが低いと考えているのに対抗にしたのは、適性が合うから。
この馬は、前に行って持続力を活かしたいタイプ。フェブラリーSの東京ダ1600mは、本来は適性に合っていない。東京ダ1600mで小回りダ1700mのような流れになり、差し馬が伸びてこなかったことで、結果的に能力で勝ててしまったレースだと考えている。
去年の大沼S・マリーンSを完勝しているように、小回り1700mの持続力が活きる流れが合っている。この適性は、1周コースの1600mで、スパイラルカーブの影響で持続力が問われる流れになる船橋にピッタリ。
あと、外枠に入ったのも歓迎。
揉まれる位置で脆さがでなくなったが、馬群の中で相手のペースに合わせるより、好位外で遅いなら自分から動いて持続力を活かせる位置が理想。その点で、外枠でスムーズに走れるのは力を出し切りやすくなる。
課題は、馬場への対応。
阪神の時計のかかる良馬場で勝った実績（2023年ベテルギウスS）があるが、高速馬場適性の高さがある馬。船橋の馬場になるのは、マイナスになる可能性がある。
馬場の対応が問題なければ、条件はフェブラリーSの東京ダ1600mより合っていると考えている。連勝しても不思議ではないので対抗とした。
単穴は、タガノビューティー
武蔵野S(6,2)→根岸S(3,13)→フェブラリーS(7,4)
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、スタートを普通に出れて中団やや後ろで追走。4コーナーで内から少し位置を上げて直線へ。直線に入ってやや強引に外に出して、いい脚で伸びて一旦2番手に上がったが、ガイアフォースとセキフウに差されて0.2秒差4着。
スタートを出て、ペースが流れて、進路取りもほぼ完璧。あれで勝てないのは、7歳になってスピード対応への限界を感じてしまった（フェブラリーSは、4～5歳に有利）。賞金が加算できず出走できなかった4～6歳時なら勝てていたかもしれない。
今回は、地方の馬場になるのが魅力。
ダートは、年齢を重ねてスピード対応がきつくなっても、パワーのある馬なら地方の馬場で好走できる。G3くらいなら中央でも勝てるレベルで走れるが、G1のフェブラリーSレベルになると前走の走りを見るときつい。その点で、去年2着に好走した船橋への舞台替わりは魅力。
展開的にも、去年同様にペースが流れてくれそうなのも歓迎。ただ、極端な内枠に入ったので、スムーズに走れるかが課題。スムーズに走れたら上位争いに加われていい。
4番手は、クラウンプライド
コリアC(1,1)→チャンピオンズC(3,11)→サウジC(10,9)
前走のサウジC(ダ1800m)は、周りの馬が速すぎて、かなり横に広がった2列目の好位馬群の中で追走。4コーナーから追走がきつくなって、中団まで下がって直線へ。直線では失速する馬を数頭交わして9着。
相手を考えると、本来の前向きさがなかったチャンピオンズCよりは前に行けていた。ただ、強力なメンバーに加えて、馬群から離れた後方の2頭が上位2頭になるハイペースでは対応できなかった。これは仕方ない凡走。
今回は、1600mで流れに乗れるかと海外帰り初戦が課題。
1800～2000mをメインで使われていて、1600mは3歳時のヒヤシンスS以来（出遅れて6着）。能力があることは、G1・Jpn1の2着3回で証明済みなので、1600mで同じパフォーマンスを出せれば好走できていい。
同じパフォーマンスを出すことを考えると好位が取りたいので、シャマルより外の枠に入ったのは歓迎。シャマルより内だと内に押し込まれてしまうので、力を出し切りにくくなる（今回想定しているウィリアムバローズのような状態）。
今回の枠の並びなら、シャマルの外の2番手、またはカジノフォンテンやペプチドナイルが前に行っての好位が取れていい。2023年 帝王賞で揉まれる位置でも好走したが、好位馬群の中より好位外が理想。
あと、高額賞金の勝負レースだったはずのサウジCを使っての海外帰り初戦で、通常のパフォーマンスで走れるのかも課題。
課題はあるが、能力が高いのは間違いなく、前走サウジCのハイペースの後だと1600mの流れに対応しやすいはず。相手に入れておきたい。
5番手は、ギガキング
報知グランプリC(1,5)→駿麗賞(2,1)→京成盃GM(1,1)
前走の京成盃GM(船橋ダ1600m)は、大外からじわっと出して前の3頭から少し離れた4番手で追走。3コーナーから前の2頭のペースアップに離されずについて行って、直線で外へ。直線に入って前の2頭の脚が止まると一気に交わして3馬身差の完勝。
3走前の報知グランプリCは案外の内容だったが、年齢を重ねてひと叩きだけだと良化しきれなかったようで、叩き3戦目の駿麗賞で1.5秒差楽勝。
久しぶりの1600mで、重賞になった前走でも0.7秒差完勝。それも、かなりの好時計。馬場的に京成盃GMの方が若干時計が出る馬場だったが、去年のかしわ記念3着馬と同タイム。
1600mで前走のパフォーマンスで走れて、船橋がベストなのは間違いない馬。強い中央馬がいて人気がないなら、馬場対応や調子の面で崩れる馬が多い時の保険で少額押さえておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ウィリアムバローズ
前走の東海S(中京ダ1800m)は、スタートは遅い方だったが、外枠だったので二の脚の速さで2番手を取って追走。バビットのスローペースに付き合って、押さえたまま3コーナーに入るところで先頭。楽な手応えで直線に入って、オメガギネスの追撃をしのいで1馬身差で勝利。
勝ちはしたのだが、超高速馬場のスローペースで前有利。前にいてもペースが遅すぎて折り合いを欠いている馬がかなり多かった。折り合って前で力を出し切れたのは、この馬とヴィクティファルスだけ。この2頭は、恵まれすぎて次走危険だと考えている（ヴィクティファルスの次走アンタレスSでは、2番人気14着）。
前走が恵まれていたのに加えて、1600mの最内枠の課題も加わった。差す競馬で2走前のみやこSを好走しているが、いい位置が取れなくても外枠から中団やや前の外で揉まれない位置で走れていたから。
このメンバーでの1600mの最内だと外から被される可能性が高い。もし、ハナが取れても1600mでペースが流れるときついし、馬場的にも時計が出る馬場が得意なので船橋は不安。ハナが取れて、想定外にマイペース逃げができたりしないと残るのが難しいと考えて消し。
シャマル
前走の黒船賞(高知ダ1400m)は、内枠で好スタートだったので、そのまま主張してハナへ。1コーナーまでは速かったが、コーナーに入ってからはマイペース。3コーナーで後続に少し差を広げて、そのまま粘り切って2馬身差で勝利。
砂を被りたくない馬なので、ハナが取れたことが最大の勝因。でも、不良馬場を考えると時計はかなり遅い。地方馬のヘルシャフト・タイガーインディが2着・3着に来ているように、他の中央馬が走らなすぎた恩恵はあった。
去年の競走中止と跛行後は、パフォーマンスが落ちている。このメンバーに加えて、距離の長い1600mでは逃げて想定より楽でマイペースでも残れるイメージが浮かばないので消し。
■ 地方馬
キャッスルトップ
2021年ジャパンダートダービー勝ち馬だが、その後はサッパリ。「A2」でも掲示板が精一杯なので厳しい。
オメガレインボー
地方に移籍後は、OP特別を勝って、フジノウェーブ記念2着。前走のOP特別でも、逃げたブルベアイリーデに押し切られたが2着は確保。地方に移籍して相手が楽になったことで好走できている。
地方移籍後は前に行けているが、前に行ったら少し甘くなる馬。強い相手で自然と差す形になったら掲示板争いくらいならあっていい。馬券圏内まで持って行くには、中央馬がかなり崩れてくれないと厳しい。
ミックファイア
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、ハイペースと芝スタートで位置取りが悪くなって中団最内で追走。直線も最内でしぶとく粘って0.8秒差7着。ロスなく走らせて、現状のこの馬ができる走りはしていた。
今回も、やや距離不足の1600m。さらに、時計のかかる馬場もマイナス。大井でジャパンダートダービーまで6戦無敗だったが、砂の入れ替え前の時計がかなり出ていた馬場。2走前の砂の入れ替え後の大井（東京大賞典）でのパフォーマンスを見ると、船橋の馬場は不安がある。
馬場に対応できても、さらに成長がないとこのメンバーで好走するのは難しい。時計が出る馬場が合うので、盛岡のマーキュリーCに出てきたら斤量は背負うが面白いと思っている。
カジノフォンテン
去年に入って、年齢的な衰えがさらに大きくなって南関東重賞でも大きく崩れてしまっている。好位外を取っても、今の走りでこの相手は厳しい。
ギャルダル
2021年東京ダービー2着の実績馬だったが、使われながら徐々に成長してフジノウェーブ記念を勝って連覇。前走で東京スプリントに挑戦したが、1200mは忙しかった。1600mに距離延長は歓迎だが、ここは相手が強すぎる。力を出し切っても、掲示板も厳しい。
リュードマン
元中央2勝クラスの馬で、地方移籍後は「B2」でも勝てず。ここは相手が強すぎる。
＜予想＞
◎：キングズソード
スムーズに走れる条件でモレイラ騎手なら
○：ペプチドナイル
馬場が問題なければフェブラリーSより適性に合う
▲：タガノビューティー
前走内容だと地方の馬場になるのは魅力
△：クラウンプライド
前走のハイペース経験が活きれば1600mでも
☆：ギガキング
崩れる中央馬が多いと出番があっていい
＜傾向＞
■ 近3年3着以内馬ローテーション
※レース名(人気,着順)
・2023年
【中央：2番人気】JBCクラシック(3,5)→東京大賞典(1,3)→フェブラリーS(4,3)
【中央：5番人気】チャンピオンズC(12,10)→根岸S(6,4)→コーラルS(2,1)
【中央：3番人気】ベテルギウスS(3,3)→東海S(3,3)→マーチS(5,1)
・2022年
【中央：2番人気】TCK女王盃(4,2)→エンプレス杯(1,1)→マリーンC(2,1)
【中央：5番人気】根岸S(1,9)→フェブラリーS(6,4)→ゴドルフィンマイル(8,4)
【中央：1番人気】兵庫GT(1,1)→根岸S(6,1)→フェブラリーS(5,2)
・2021年
【地方：2番人気】東京大賞典(9,2)→川崎記念(4,1)→京成盃GM(1,1)
【中央：6番人気】武蔵野S(11,2)→門司S(3,1)→フェブラリーS(5,8)
【中央：4番人気】チャンピオンズC(10,3)→東海S(1,12)→フェブラリーS(7,6)
ローテ的には、数少ないマイルJpn1なので「同年のフェブラリーSに出走」している馬が多い。ただ、同じ1600mでも、東京の軽い馬場のワンターンコースと違って地方の重い馬場の1周コース。フェブラリーSとは求められる適性がかなり違うので、フェブラリーSでは着順が下の馬が逆転可能なレース。
同年のフェブラリーSに出走していないなら「前走1着」が理想。近3走でG1・Jpn1の4着以上の実績があればさらにいい。
一番注目の傾向が、位置取り。
「4コーナー先頭」だった馬が好結果を出していて、2020年から2023年は3年連続勝利（4コーナー先頭なので逃げ馬ということではなく、好位から早め先頭の馬もいる）。去年は珍しく差し決着だったが、馬券的に注目したい傾向。
船橋コースは、スパイラルコースで差し馬も走りやすい。ペースが上がらないことが多く出走枠に入れる実績馬なら直線308mを我慢して残れているという結果。マイルまでしかダメな馬でなければ帝王賞が先に控えているので、中距離馬がここが勝負レースではないということも影響していると考えられる。
あと、1800～2000mがベストの馬も出走してくる1600mになるので、メンバー的にペースが上がらないこともある。ペースが上がりそうにない中央馬が揃った時は、要注意。
＜展開＞
揉まれたくないウィリアムバローズが最内に入った。ハナを取りに行くと思うが、内枠で被されたくないシャマルがしっかり出して行くとハナを取るのは難しい。
シャマルがハナを取って、外からクラウンプライド、カジノフォンテン、ペプチドナイルが好位外を取りに行く。好位内にウィリアムバローズ。フジノウェーブ記念（大井1400m）で前に行っていたギャルダル、オメガレインボーも、好位を取りに行く可能性がある。
隊列が決まるまで時間がかかりそうでペースは流れそう。やや速めの流れを想定。
＜予想詳細＞
本命は、キングズソード
JBCクラシック(4,1)→東京大賞典(2,5)→フェブラリーS(4,5)
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、いいスタートだったが芝スタートの1600mなので、じわっと下がって中団やや後ろの外で追走。直線に入るところで馬群に突っ込む選択をして、前が壁。さらに、タガノビューティーがキングズソードの前の馬に接触してやや強引に外に出して進路を作った影響で、避けるために外に押し出されてしまった。
残り200mの少し前に抜け出したペプチドナイルの内のスペースに気付いて、3頭分内に入れてじわじわ差を縮めたが0.3秒差5着。
直線でスムーズなら着差は縮まっていた内容。あと、3～4コーナーで外に張り気味とコメントがあって、久しぶりの左回りも影響していた可能性がある。芝スタートでのハイペースの1600mを考えれば流れに乗れていて、0.3秒差なら悲観する負け方ではなかった。
今回は、1600mでも1周コースの船橋になって、鞍上強化も魅力。
前走は悪い内容ではなかったが、勝ち切ることを考えたら1周コースの方が合っていると感じた走り。ダートスタートで1周コースなら1600mでも流れに乗りやすく、中央馬の出走頭数に制限があって、勝負に参加できる馬が限られている「実質少頭数」の外枠もレース運びのしやすさの面でプラスになる。
船橋は初めてだが、同じ砂の馬場実績があるのも強み。船橋の砂は、2023年のJBC開催前に大井で入れ替えられた砂と同じオーストラリア産のもの。馬場に不安はない。
あと、鞍上が2023年JBCクラシックで驚きのパフォーマンスを見せた時に乗っていた「モレイラ騎手」に戻る。ベストパフォーマンスを出した時の鞍上になるのも魅力。
スムーズに走れる条件になり、鞍上はモレイラ騎手。かしわ記念でよく見る前が楽な展開にもなりそうにないなら、フェブラリーSから逆転できると考えて期待する。
対抗は、ペプチドナイル
ベテルギウスS(2,1)→東海S(3,6)→フェブラリーS(11,1)
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、位置を取りに行ってドンフランキーの後ろの2列目でしばらく4頭並走。3コーナーに入る前に少し控えて、好位外で追走。直線に入ってじわじわさを縮めて、残り200mの少し前で先頭。そこから最後まで粘り切って1.1/4馬身差で勝利。
前半33.9秒のハイペースを前にいて押し切ったのは強い内容。同じように前にいた他の4頭は、8着以下に沈んでいる。ただ、「フェブラリーS」と考えると、レースレベルは低かった。勝ち時計は、ハイペースなのにレモンポップ1強でレースレベルが例年より低かった去年より遅い（馬場の時計の出方はほぼ同じ）。
東京ダ1600mだと怪物だったカフェファラオが引退して、レモンポップは中距離路線へ。手薄なマイル路線の現状を現したレースレベルになっていた。この点は、今後も頭に入れておきたい。
フェブラリーSがレースレベルが低いと考えているのに対抗にしたのは、適性が合うから。
この馬は、前に行って持続力を活かしたいタイプ。フェブラリーSの東京ダ1600mは、本来は適性に合っていない。東京ダ1600mで小回りダ1700mのような流れになり、差し馬が伸びてこなかったことで、結果的に能力で勝ててしまったレースだと考えている。
去年の大沼S・マリーンSを完勝しているように、小回り1700mの持続力が活きる流れが合っている。この適性は、1周コースの1600mで、スパイラルカーブの影響で持続力が問われる流れになる船橋にピッタリ。
あと、外枠に入ったのも歓迎。
揉まれる位置で脆さがでなくなったが、馬群の中で相手のペースに合わせるより、好位外で遅いなら自分から動いて持続力を活かせる位置が理想。その点で、外枠でスムーズに走れるのは力を出し切りやすくなる。
課題は、馬場への対応。
阪神の時計のかかる良馬場で勝った実績（2023年ベテルギウスS）があるが、高速馬場適性の高さがある馬。船橋の馬場になるのは、マイナスになる可能性がある。
馬場の対応が問題なければ、条件はフェブラリーSの東京ダ1600mより合っていると考えている。連勝しても不思議ではないので対抗とした。
単穴は、タガノビューティー
武蔵野S(6,2)→根岸S(3,13)→フェブラリーS(7,4)
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、スタートを普通に出れて中団やや後ろで追走。4コーナーで内から少し位置を上げて直線へ。直線に入ってやや強引に外に出して、いい脚で伸びて一旦2番手に上がったが、ガイアフォースとセキフウに差されて0.2秒差4着。
スタートを出て、ペースが流れて、進路取りもほぼ完璧。あれで勝てないのは、7歳になってスピード対応への限界を感じてしまった（フェブラリーSは、4～5歳に有利）。賞金が加算できず出走できなかった4～6歳時なら勝てていたかもしれない。
今回は、地方の馬場になるのが魅力。
ダートは、年齢を重ねてスピード対応がきつくなっても、パワーのある馬なら地方の馬場で好走できる。G3くらいなら中央でも勝てるレベルで走れるが、G1のフェブラリーSレベルになると前走の走りを見るときつい。その点で、去年2着に好走した船橋への舞台替わりは魅力。
展開的にも、去年同様にペースが流れてくれそうなのも歓迎。ただ、極端な内枠に入ったので、スムーズに走れるかが課題。スムーズに走れたら上位争いに加われていい。
4番手は、クラウンプライド
コリアC(1,1)→チャンピオンズC(3,11)→サウジC(10,9)
前走のサウジC(ダ1800m)は、周りの馬が速すぎて、かなり横に広がった2列目の好位馬群の中で追走。4コーナーから追走がきつくなって、中団まで下がって直線へ。直線では失速する馬を数頭交わして9着。
相手を考えると、本来の前向きさがなかったチャンピオンズCよりは前に行けていた。ただ、強力なメンバーに加えて、馬群から離れた後方の2頭が上位2頭になるハイペースでは対応できなかった。これは仕方ない凡走。
今回は、1600mで流れに乗れるかと海外帰り初戦が課題。
1800～2000mをメインで使われていて、1600mは3歳時のヒヤシンスS以来（出遅れて6着）。能力があることは、G1・Jpn1の2着3回で証明済みなので、1600mで同じパフォーマンスを出せれば好走できていい。
同じパフォーマンスを出すことを考えると好位が取りたいので、シャマルより外の枠に入ったのは歓迎。シャマルより内だと内に押し込まれてしまうので、力を出し切りにくくなる（今回想定しているウィリアムバローズのような状態）。
今回の枠の並びなら、シャマルの外の2番手、またはカジノフォンテンやペプチドナイルが前に行っての好位が取れていい。2023年 帝王賞で揉まれる位置でも好走したが、好位馬群の中より好位外が理想。
あと、高額賞金の勝負レースだったはずのサウジCを使っての海外帰り初戦で、通常のパフォーマンスで走れるのかも課題。
課題はあるが、能力が高いのは間違いなく、前走サウジCのハイペースの後だと1600mの流れに対応しやすいはず。相手に入れておきたい。
5番手は、ギガキング
報知グランプリC(1,5)→駿麗賞(2,1)→京成盃GM(1,1)
前走の京成盃GM(船橋ダ1600m)は、大外からじわっと出して前の3頭から少し離れた4番手で追走。3コーナーから前の2頭のペースアップに離されずについて行って、直線で外へ。直線に入って前の2頭の脚が止まると一気に交わして3馬身差の完勝。
3走前の報知グランプリCは案外の内容だったが、年齢を重ねてひと叩きだけだと良化しきれなかったようで、叩き3戦目の駿麗賞で1.5秒差楽勝。
久しぶりの1600mで、重賞になった前走でも0.7秒差完勝。それも、かなりの好時計。馬場的に京成盃GMの方が若干時計が出る馬場だったが、去年のかしわ記念3着馬と同タイム。
1600mで前走のパフォーマンスで走れて、船橋がベストなのは間違いない馬。強い中央馬がいて人気がないなら、馬場対応や調子の面で崩れる馬が多い時の保険で少額押さえておきたい。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
ウィリアムバローズ
前走の東海S(中京ダ1800m)は、スタートは遅い方だったが、外枠だったので二の脚の速さで2番手を取って追走。バビットのスローペースに付き合って、押さえたまま3コーナーに入るところで先頭。楽な手応えで直線に入って、オメガギネスの追撃をしのいで1馬身差で勝利。
勝ちはしたのだが、超高速馬場のスローペースで前有利。前にいてもペースが遅すぎて折り合いを欠いている馬がかなり多かった。折り合って前で力を出し切れたのは、この馬とヴィクティファルスだけ。この2頭は、恵まれすぎて次走危険だと考えている（ヴィクティファルスの次走アンタレスSでは、2番人気14着）。
前走が恵まれていたのに加えて、1600mの最内枠の課題も加わった。差す競馬で2走前のみやこSを好走しているが、いい位置が取れなくても外枠から中団やや前の外で揉まれない位置で走れていたから。
このメンバーでの1600mの最内だと外から被される可能性が高い。もし、ハナが取れても1600mでペースが流れるときついし、馬場的にも時計が出る馬場が得意なので船橋は不安。ハナが取れて、想定外にマイペース逃げができたりしないと残るのが難しいと考えて消し。
シャマル
前走の黒船賞(高知ダ1400m)は、内枠で好スタートだったので、そのまま主張してハナへ。1コーナーまでは速かったが、コーナーに入ってからはマイペース。3コーナーで後続に少し差を広げて、そのまま粘り切って2馬身差で勝利。
砂を被りたくない馬なので、ハナが取れたことが最大の勝因。でも、不良馬場を考えると時計はかなり遅い。地方馬のヘルシャフト・タイガーインディが2着・3着に来ているように、他の中央馬が走らなすぎた恩恵はあった。
去年の競走中止と跛行後は、パフォーマンスが落ちている。このメンバーに加えて、距離の長い1600mでは逃げて想定より楽でマイペースでも残れるイメージが浮かばないので消し。
■ 地方馬
キャッスルトップ
2021年ジャパンダートダービー勝ち馬だが、その後はサッパリ。「A2」でも掲示板が精一杯なので厳しい。
オメガレインボー
地方に移籍後は、OP特別を勝って、フジノウェーブ記念2着。前走のOP特別でも、逃げたブルベアイリーデに押し切られたが2着は確保。地方に移籍して相手が楽になったことで好走できている。
地方移籍後は前に行けているが、前に行ったら少し甘くなる馬。強い相手で自然と差す形になったら掲示板争いくらいならあっていい。馬券圏内まで持って行くには、中央馬がかなり崩れてくれないと厳しい。
ミックファイア
前走のフェブラリーS(東京ダ1600m)は、ハイペースと芝スタートで位置取りが悪くなって中団最内で追走。直線も最内でしぶとく粘って0.8秒差7着。ロスなく走らせて、現状のこの馬ができる走りはしていた。
今回も、やや距離不足の1600m。さらに、時計のかかる馬場もマイナス。大井でジャパンダートダービーまで6戦無敗だったが、砂の入れ替え前の時計がかなり出ていた馬場。2走前の砂の入れ替え後の大井（東京大賞典）でのパフォーマンスを見ると、船橋の馬場は不安がある。
馬場に対応できても、さらに成長がないとこのメンバーで好走するのは難しい。時計が出る馬場が合うので、盛岡のマーキュリーCに出てきたら斤量は背負うが面白いと思っている。
カジノフォンテン
去年に入って、年齢的な衰えがさらに大きくなって南関東重賞でも大きく崩れてしまっている。好位外を取っても、今の走りでこの相手は厳しい。
ギャルダル
2021年東京ダービー2着の実績馬だったが、使われながら徐々に成長してフジノウェーブ記念を勝って連覇。前走で東京スプリントに挑戦したが、1200mは忙しかった。1600mに距離延長は歓迎だが、ここは相手が強すぎる。力を出し切っても、掲示板も厳しい。
リュードマン
元中央2勝クラスの馬で、地方移籍後は「B2」でも勝てず。ここは相手が強すぎる。
払戻金
| 単勝 | 5 | 1,170円 | 6番人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 5 | 280円 | 6番人気 |
| 2 | 250円 | 5番人気 | |
| 10 | 200円 | 3番人気 | |
| 枠連複 | 2 - 4 | 4,530円 | 15番人気 |
| 馬連複 | 2 - 5 | 4,790円 | 19番人気 |
| 枠連単 | 4 - 2 | 8,950円 | 31番人気 |
|---|---|---|---|
| 馬連単 | 5 - 2 | 11,670円 | 43番人気 |
| ワイド | 2 - 5 | 1,090円 | 18番人気 |
| 5 - 10 | 930円 | 16番人気 | |
| 2 - 10 | 740円 | 10番人気 | |
| 三連複 | 2 - 5 - 10 | 7,570円 | 33番人気 |
| 三連単 | 5 - 2 - 10 | 77,040円 | 241番人気 |
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