nigeのコメント
傾向・全馬評価あり:力が出せる条件になることが期待できる!
<傾向>
■ 近3年3着以内馬ローテ
※レース名(人気,着順)
・2018年
【中央:1番人気】なにわS(1600万下)(1,1)→コーラルS(1,6)→かきつばた記念(2,1)
【地方:5番人気】大師オープン(1,2)→フジノウェーブ記念(2,3)→東京スプリント(4,2)
【地方:9番人気】弥生賞(6,2)→陽春賞(5,4)→スポーツ報知賞(2,6) ※前年4着
・2017年
【中央:3番人気】JBCレディスクラシック(4,1)→TCK女王盃(1,1)→フェブラリーS(5,10)
【中央:2番人気】チャンピオンズC(5,7)→フェブラリーS(3,12)→かしわ記念(3,3)
【中央:1番人気】根岸S(3,2)→フェブラリーS(5,2)→かしわ記念(1,4)
・2016年
【地方:2番人気】ゴールドC(1,1)→フジノウェーブ記念(1,1)→かしわ記念(6,2)
【中央:1番人気】JBCスプリント(2,3)→フェブラリーS(3,4)→かしわ記念(5,3)
【中央:5番人気】JBCスプリント(4,5)→兵庫GT(3,2)→黒船賞(4,4)
過去10年で、2017年以外の9年で地方馬が馬券圏内に来ている珍しい地方交流重賞。
ローテ的には、東京スプリント・かしわ記念で勝てなかった馬の巻き返しが目立つ。
あとリピーターレースでもあり、
ノーザンリバー(2016年1着、2015年1着)
ベストウォーリア(2017年3着、2016年2着)
セイクリムズン(14年3着、13年2着、12年1着)
ナイキマドリード(13年3着、12年2着、11年1着)
スーニ(11年3着、10年2着)
スマートファルコン(10年1着、09年1着)
など、中央馬・地方馬問わず前年好走馬が馬券圏内にきていて、コース適正の重要性が高いレース。
ただ、前年1着馬以外のリピーターは、着順を落としている。
※今年の前年好走馬は、サクセスエナジー(1着)、キタサンミカヅキ(2着)、アンサンブルライフ(3着)。
<展開>
逃げたいのは、コスタアレグレだが、現状の走りで逃げるのは難しい。
外から被されたくないサクセスエナジーが、主張してハナが濃厚。
その外から、ウインムート、コウエイエンブレム。
その後ろから、キタサンミカヅキ、モーニン、ブルドッグボス、コスタアレグレが追走。
ハナ争いになりそうになく、前半はやや遅めから向正面でペースアップする平均ペースを想定。
<予想>
◎:サクセスエナジー
得意の展開が想定され斤量減
○:サンライズノヴァ
東京ベストも舐められすぎ
▲:キタサンミカヅキ
展開が向いた前年が差せなかったので
△:ウインムート
前走案外も斤量減で流れは向く
<詳細予想>
本命は、サクセスエナジー
すばるS(2,1)→フェブラリーS(11,8)→黒船賞(1,1)
前走は、内から外を見ながら出して行って、外に切り替えて2番手から追走。
3コーナーから楽な手応えて並びかけていて、4コーナーで少し追い出しを待って追い出し。直線でヤマニンアンプリメが迫ってきたが、頭差で勝利。
最大のポイントが、外に切り替えられるかだったので、外に出せて前半が少し遅めだったことで力の出せる形になった。
評価が上がるレースではないが、58㎏で勝ち切ったのは評価できる走りだった。
この馬は、総合力の高いタイプ。
条件戦では、中京1400mコーナーで緩む展開、阪神1400mで直線で一旦交わされながら差し返した持続力、阪神1200mで出遅れながら早めに動いて差し切った自在性を見せている。
また地方交流重賞では、前走だけでなく、やや遅めの流れから4コーナーまで追い出しを待って押し切ったかきつばた記念、速いペースで前の馬が崩れる流れを好位から押し切った去年のさきたま杯を勝利。
相手が強くなった重賞でも違う展開でレースを勝っている。
この馬にとって一番重要なことが「もまれずに走らせること」。
プロキオンSでは、直線に入るところでスムーズに外に出せたのが良かったのか対応したが、コーラルSでは逃げ馬の後ろの絶好の位置で反応が悪く伸びなかった。
今回は、内枠に入ってしまったが、逃げ馬がコスタアレグレだけなら、普通に出れば逃げることができる。
逃げる競馬になれば、自分のペースで走れるので崩れないと考えて期待する。
対抗は、サンライズノヴァ
チャンピオンズC(5,6)→根岸S(1,8)→フェブラリーS(6,7)
前走は、スタートは普通に出て、そのまま出たなりで下げて後方3番手から追走。
4コーナーから仕掛けて、直線で大外に出したが7着まで。
ペースが遅かったので、あのペースで4コーナーを一番外を走ってしまうと苦しかった。
あと、一度使っての良化も思ったより少なかった印象。
この馬は、瞬発力があまりないが、トップスピードの速さとそれを維持できる持続力があるタイプ。
この長所が生きるのは、やはり東京。その点で、浦和に変わるのは割引ではある。
ただ、東京しか走れない馬ではない。
2017年12月の師走S(中山1800m)では、ディアデルレイのスローペース逃げが決まったレースで2着。
このレースでは、中団内で動けない位置にいたが、直線に入ってばらけたら伸びてきている。
距離の長い1800mの中山であれだけ走れるのなら、小回りがサッパリということはないはず。
前半は後方からになると思うが、向正面で外から進出して、3コーナーで好位集団のすぐ後ろくらいまで上がっていれば、差し切れていい。
また、雨の影響のある馬場と南関東での戸崎騎手も歓迎。
東京ではないだけで、ここまで舐められているのなら狙う価値がある。
単穴は、キタサンミカヅキ
根岸S(9,9)→東京スプリント(4,1)→かしわ記念(6,5)
前走は、スタートから控えて中団内から追走。
3コーナーから仕掛けたが、前のペースアップについて行けずに、失速してきたドリームキラリを交わしただけの5着。
もっと積極的な競馬で勝負をしに来るかと思ったが、着拾いの競馬。
距離が長いし、相手も強すぎるので、あれが精一杯。
この馬は、大井1200mで地方交流重賞2勝。
中央と違い大井の時計のかかる条件になることで、重い馬場適性が生きて最後までしぶとく伸びてくる差し脚が使えている。
今回は、1400mになるので追走は楽になる。
ただ、大井より時計が出る浦和なので、差し切るには展開の助けがないと厳しい。
去年は、展開が向いたのだが、先に仕掛けて外から一旦交わしたサクセスエナジーに差し返されている。
今年は、去年のようにペースが流れないと考えているので、差し切るのは難しいと考えて相手まで。
4番手は、ウインムート
カペラS(6,11)→兵庫GT(3,1)→かきつばた記念(3,4)
前走は、スタートから出して行ったが、外から主張してきたゴールドクイーンに譲って2番手から追走。
3コーナーから少し遅れだして、粘るのが精一杯の4着。
休み明け、勝ち馬がかなり強い競馬をした、レース後に熱中症の症状が出ていたなど、敗因がどれか分からないが、あれが本来の力ではないのは確か。
この馬は、やや遅めから平均ペースくらいの流れを、前で押し切るタイプ。
兵庫GTでは、逃げ馬の後ろから競馬ができたが、理想は逃げ馬の外の2番手。
逃げるか、2番手から追走できれば持続力がしっかり出せる馬なので、外のコウエイエンブレム、コスタアレグレがどのくらい出して来るかがポイントになる。
すんなり2番手が取れたらいいが、前に行かれて4,5番手の外だと厳しい形になる。
2番手が取れれば、そのまま残れていいので相手に。
※以下は、買わない馬の評価。
モーニン
前走は、好位内の4番手から追走していたが、内で砂を被る展開。
3コーナーに入る前のペースアップで、全くついて行けずに早々に失速。
今回も内枠に入って、距離短縮なので、間違いなく外から被される形。
2017年のように下げて外に出すような思い切ったことをしないと、同じような結果になる可能性が高い。
また、スムーズに外に出せたとしても、以前より加速が遅くなっているので向正面で動けるのかは疑問。
過去に好走した条件だが、その時の先行力・瞬発力がある走りと違って、完全に広いコースで長く脚を生かす走りに変わっているので狙いにくい。
ブルドッグボス
能力的には足りていいのだが、1年1か月ぶり。
休む前ですら、やや衰えを感じる走りだったので、この相手に万全でない状態で上位争いは厳しい。
掲示板くらい載れれば、今後期待できるが。
コスモマイギフト
地元でも、好走できないので回ってくるだけ。
ミヤジマッキー
今年に入って、一段と走りが悪くなっているので手が出ない。
アンサンブルライフ
去年は、前に行った中央馬が勝手につぶれてくれたことで、3着に好走。
オーバルスプリントでも4着なので、この条件は合う。
ここも相手の凡走待ち。
今回は、ペースが上がりそうにないので、そうなるとトップスピードの速さで劣るので苦しくなる。
コウエイエンブレム
前走は、前に出して行って2番手から追走。
ただ、ペースアップに全く対応できずに惨敗。
レース条件的には、ペース流れる1400mはいい。
ただ、明らかに衰え、気持ち的に走るのをやめている内容なので、買いにくい。
コスタアレグレ
1600万下で頭打ちで、相手が楽になって結果が出た馬なので、この相手では前に行くのもつらくなる。
2番手が取れても、勝負所から追走がきつい。
レヴァンタール
地元でもさっぱりなので、厳しい。
消す馬の順番を付けるなら、モーニン、アンサンブルライフ、ブルドッグボス、コウエイエンブレム。