12月8日の中山11Rで行われた第12回
カペラステークス(3歳以上オープン、GIII、ダート1200メートル、16頭立て、1着賞金=3600万円)は、
藤田菜七子騎手騎乗の2番人気
コパノキッキング(セン4歳、栗東・
村山明厩舎)が好位4番手から直線に向くと持ち前の末脚を発揮して完勝。昨年に続く連覇を果たすとともに、コンビを組んだ
藤田菜七子は女性騎手として史上初となるJRA重賞初制覇を成し遂げた。タイムは1分09秒3(良)。
2馬身半差の2着には
テーオージーニアス(5番人気)、さらにハナ差遅れた3着に
シュウジ(7番人気)が続き、逃げた1番人気の
ゴールドクイーンは5着に敗れた。
カペラSを勝った
コパノキッキングは、父スプリングアットラスト、母セラドン、母の父ゴールドヘイローという血統。米国・レイリー・マクドナルド氏の生産馬で、馬主は小林祥晃氏。通算成績は15戦9勝。重賞は2018年
カペラS・GIII、19年
根岸S・GIII、
東京盃・GIIIに次いで4勝目。
◆
藤田菜七子騎手(1着
コパノキッキング)「行ければ(逃げ馬の)番手の競馬を、と思っていましたしそれなりに出して行けました。(
コパノキッキングが)一番強いと思って乗っていましたし、一歩一歩伸びてくれました。この一年乗せてくれて悔しい思いもしたこともありますが、
コパノキッキングにはありがとうと言いたいですし、勝つことができてとてもうれしいです。少しずつではありますが、(自分も)成長している感じがしますので、これからも応援してくれるとうれしいです」
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