2019年ラスト開催の開幕週となった先週末は、2着が2度あったものの未勝利に終わった
藤田菜七子騎手(22)=美・根本=。通算100勝まで“あと2”となっていることに注目が集まるものの、今週末は自身初となる土日連続での重賞挑戦が決まっており、土曜日が中京、日曜日は中山開催に参戦(合計12鞍騎乗)する。
2走前の
東京盃(交流GII)で自身初となる重賞制覇(
コパノキッキングは重賞3勝目)を果たし、前走のJBCスプリントでも見せ場十分の2着に善戦している
コパノキッキング(日曜中山11R)とのコンビで
カペラS(GIII)に挑む。
コパノキッキングにとっては連覇がかかる一戦で、Vなら菜七子にとってはJRA重賞初勝利となる。
中京開催に参戦する土曜日は、ハンデ重賞の
中日新聞杯(土曜中京11R)で
ミスマンマミーアと初コンビを組む。果敢に挑んだ前走の
エリザベス女王杯(GI)は17着に敗れてしまったが、3着に善戦した2走前の六社Sで1、2着だった
アフリカンゴールド、
トラストケンシンが続く
アルゼンチン共和国杯(GII)で3、5着に入着している。50キロの最軽ハンデなら見せ場があっても良いのではないか。
重賞以外で大きな注目を集めそうなのは、土曜日のオープニングレースで騎乗する
シルバージャック(土曜中京1R)か。デビュー戦は9着に大敗したものの、2戦目で2着と使われた変わり身を見せた。メンバーの大半が前走で大敗しているように恵まれた印象もあるだけに、朝イチからいきなり勝ち星を上積みするシーンもありそう。
前走に続いてのコンビとなる
ユイノチョッパー(土曜中京9R)も、強い馬が一頭いるものの他には目立ったライバルがいないだけに、現級での安定感が評価されて上位人気に押し出されそうだ。今週の騎乗馬は以下のとおり。
12月7日(土)【中京】◆1R・2歳未勝利
シルバージャック(牡2、美浦・
和田正一郎厩舎)◆2R・3歳上1勝クラスダイヤレイジング(牝3、栗東・
小崎憲厩舎)◆3R・3歳上1勝クラスメイショウロサン(牡3、栗東・
角田晃一厩舎)◆8R・3歳上1勝クラスハクサンフエロ(セン4、栗東・
西園正都厩舎)◆9R・3歳上1勝クラスユイノチョッパー(牡4、美浦・
竹内正洋厩舎)◆10R・つわぶき賞 2歳1勝クラスサノハニー(牝2、美浦・
中野栄治厩舎)◆11R・
中日新聞杯 3歳上オープンミスマンマミーア(牝4、栗東・
寺島良厩舎)◆12R・鳥羽特別 3歳上2勝クラスディアボレット(牝4、栗東・
加用正厩舎)
12月8日(日)【中山】◆1R・2歳未勝利
コウユーユメヲノセ(牡2、美浦・
竹内正洋厩舎)◆3R・2歳未勝利
ミツカネショコラ(牝2、美浦・
清水英克厩舎)◆5R・2歳新馬
サトノバシリス(牝2、美浦・
奥村武厩舎)◆11R・
カペラステークス 3歳上オープンコパノキッキング(セン4、栗東・
村山明厩舎)