マカロニスタンダーズ
伊吹雅也
ゼット1号
エース1号
豚ミンC
暴君アッキー
紅梅ステークス(14日、京都10R、リステッド、3歳牝馬オープン国際(特指)、別定、芝・外1400メートル、1着本賞金2000万円 =出走12頭)古川吉洋騎乗で5番人気のメイショウケイメイ(栗・南井、父ワークフォース)が、中団から直線で鋭い伸びを見せて快勝。3勝目(4戦)を挙げた。タイム1分22秒8(良)。2着は1番人気のプールヴィル。勝ち馬はこの後は未定ながら、桜花賞(4月7日、阪神、GI、芝1600メートル)を目標にしていく。 抜群の瞬発力を見せつけた。中団の外めにつけたメイショウケイメイが、手応え通りに力強く伸びて、3勝目をゲット。収得賞金を上乗せし、桜花賞出走ラインをクリアした。 「期待通りです。前が飛ばして行っていたし、外枠だったので様子を見ながら運びました。前走で控える競馬も練習できてたし、それをすぐに出せるのはえらい。学習能力がすごく高い」と古川騎手はパートナーをたたえた。 芝1200メートルでデビューから2連勝。勢いに乗って挑んだ阪神JFは11着に敗れた。400メートルの距離延長と相手強化がこたえた形だが、中団からの競馬を経験したことが今回に生きた。アタマ差の2着にくだしたプールヴィルは阪神JFの5着馬だけに価値がある。 南井調教師も「完璧なレースだった。逃げてデビュー勝ちして、2番手からの競馬で2勝目を挙げたが、差す競馬が板についてきた」と笑みを浮かべた。この後は未定ながら、桜花賞を目標に調整される。 父ワークフォースは2010年の英ダービー馬で、同年の凱旋門賞ではナカヤマフェスタに競り勝った。産駒初のオープン勝ちとなったが、皮肉なもので17年にアイルランドに買い戻されている。 「マイルはぎりぎりのラインですけど、もってほしい」と古川騎手。父譲りの切れ味と勝負根性を武器に桜花賞戦線を歩んでいく。★14日京都10R「紅梅S」の着順&払戻金はこちら