第28回
根岸ステークス(2日、東京11R、GIII、4歳上オープン国際(指)、別定、ダ1400メートル、1着本賞金3700万円 =出走16頭)アイルランドのフランシス・ベリー騎乗の4番人気
ゴールスキーが、上がり3ハロン35秒3の豪脚でライバルを一蹴。芝を含めて11度目の挑戦で重賞初勝利を飾り、今年から1着馬に与えられる
フェブラリーS(23日、東京、GI、ダ1600メートル)の優先出走権を獲得した。タイム1分23秒4(良)。2着には8番人気
ノーザンリバーが入り、好位を進んだ1番人気
ブライトラインは粘り切れず4着に敗れた。
血のなせる業だ。2003年の
フェブラリーSなどダートGI4勝を挙げた
ゴールドアリュールの半弟
ゴールスキーが、中団のやや後方から鋭い決め手を発揮。ゴール前で
ノーザンリバーを半馬身捕らえ、砂転向6戦目で重賞初制覇を飾った。
「最初のコーナーまでにいい位置が取れたし、道中で力をためて最後はいい脚で伸びてくれた」
ベリー騎手は、騎乗予定だった柴田善騎手の負傷により回ってきた大役を見事にこなし、笑顔を見せた。
ゴールスキーは
武蔵野S4着以来、2カ月半ぶりで良化途上だった。しかし、道中はリラックスして追走して直線へ。残り300メートルでベリー騎手が満を持して鞭を振るうと、力強い脚取りでグイグイと伸びていき、ライバルをねじ伏せた。
中山金杯(
オーシャンブルー)、
日経新春杯(
サトノノブレス)と今年早くも重賞3勝目となった池江調教師も「急仕上げだっただけに最後で脚が上がると思ったけどね」と驚きを隠せない。