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クイーンステークスの関連ニュース
武豊騎手「ようやく騎手らしくなった」
©サンケイスポーツ
8月18日(水) 15:10
１５日のクイーンＳ（ＧＩＩＩ）で、復帰後初の重賞制覇を飾った武豊騎手（４１）＝栗東・フリー＝が１８日、自身のホームページでその喜びを語った。
「クイーンＳのアプリコットフィズは強かったですね。オークスでも声をかけてもらっていて、ここでまた騎乗依頼をいただいたことだけでもうれしかったのに、その馬がこんなに強かったというのは騎手として本当に幸せです。重賞をひとつ勝ったことで自分でも騎手らしくなった感覚を確かに感じています」とヴィクトワールピサで制した３月７日の弥生賞（ＧＩＩ）以来となる重賞勝利の喜びを語った。
また、１８日にフランスに向けて出国したヴィクトワールピサが凱旋門賞（１０月３日、仏ロンシャン、ＧＩ、芝２４００メートル）のステップレースとして出走を予定しているニエル賞（９月１２日、仏ロンシャン、ＧＩＩ、芝２４００メートル）の騎乗以来を受けていることも明らかにした。
この後の夏～秋競馬も武豊騎手にファンの視線が集まりそうだ。
【次走報】アプリコットは秋華賞へ直行
©サンケイスポーツ
8月18日(水) 05:02
★…クイーンＳを快勝したアプリコットフィズ（美・小島太、牝３）は１７日に札幌から千歳の社台ファームに移動。秋華賞（１０月１７日、京都、ＧＩ、芝２０００メートル）には直行が決定。しばらくして宮城県山元トレセンへ移動し、涼しくなってから美浦に帰厩。本番２週間前に栗東入りする。
★…クイーンＳ２着プロヴィナージュ（美・小島茂、牝５）は１７日に函館競馬場に移動、しばらくして山元トレセン入りする。今後は京都大賞典（１０月１０日、京都、ＧＩＩ、芝２４００メートル）からエリザベス女王杯（１１月１４日、京都、ＧＩ、芝２２００メートル）の路線になるが、状態次第でその前に１走する可能性もある。いずれにせよ早めに栗東入りして調整される。８着ヒカルアマランサス（栗・池江郎、牝４）は府中牝馬Ｓ（１０月１７日、東京、ＧＩＩＩ、芝１８００メートル）へ。
★…美浦・和田道厩舎所属馬では、クイーンＳ３着カウアイレーン（牝４）は甲斐路Ｓ（１０月２４日、東京、１６００万下、芝１８００メートル）。アイビスＳＤ１２着キルシュブリューテ（牝６）、函館ＳＳ８着ケイアイアストン（牡５）はともにキーンランドＣ（２９日、札幌、ＧＩＩＩ、芝１２００メートル）。１４日新潟の５００万下（芝２０００メートル）を勝ったフェイルノート（牡３）はセントライト記念（９月１９日、中山、ＧＩＩ、芝２２００メートル）。越後Ｓを勝ったアースサウンド（牝３）はＢＳＮ賞（９月４日、新潟、ＯＰ、ダ１２００メートル）。
★…西部スポニチ賞を勝ったミキノバンジョー（栗・大橋、牡３）はセントライト記念か神戸新聞杯（９月２６日、阪神、ＧＩＩ、芝２４００メートル）へ。
★…宝塚記念１０着後は放牧に出ているフォゲッタブル（栗・池江郎、牡４）は９月上旬に栗東へ戻り、京都大賞典から始動。
★…クラスターＣで重賞初制覇のサマーウインド（栗・庄野、牡５）はＪＢＣスプリント（１１月３日、船橋、交流ＧＩ、ダ１０００メートル）出走のため、東京盃（１０月６日、大井、交流ＧＩＩ、ダ１２００メートル）をステップにする予定。
★…北九州記念２着スカイノダン（栗・大久保龍、牝４）、３着サンダルフォン（栗・松永幹、牡７）、１３着ケイティラブ（栗・野元、牝６）はセントウルＳ（９月１２日、阪神、ＧＩＩ、芝１２００メートル）へ。１８着アポロドルチェ（美・堀井、牡５）はレース中に鼻出血を発症したことが判明、近日中に放牧休養へ。
★…千葉のシンボリ牧場で調整中のシンボリグラン（美・畠山吉、牡８）は９月半ばに帰厩してスワンＳ（１０月３０日、京都、ＧＩＩ、芝１４００メートル）か京洛Ｓ（１１月７日、京都、ＯＰ、芝１２００メートル）で復帰。
★…クイーンＳ２着プロヴィナージュ（美・小島茂、牝５）は１７日に函館競馬場に移動、しばらくして山元トレセン入りする。今後は京都大賞典（１０月１０日、京都、ＧＩＩ、芝２４００メートル）からエリザベス女王杯（１１月１４日、京都、ＧＩ、芝２２００メートル）の路線になるが、状態次第でその前に１走する可能性もある。いずれにせよ早めに栗東入りして調整される。８着ヒカルアマランサス（栗・池江郎、牝４）は府中牝馬Ｓ（１０月１７日、東京、ＧＩＩＩ、芝１８００メートル）へ。
★…美浦・和田道厩舎所属馬では、クイーンＳ３着カウアイレーン（牝４）は甲斐路Ｓ（１０月２４日、東京、１６００万下、芝１８００メートル）。アイビスＳＤ１２着キルシュブリューテ（牝６）、函館ＳＳ８着ケイアイアストン（牡５）はともにキーンランドＣ（２９日、札幌、ＧＩＩＩ、芝１２００メートル）。１４日新潟の５００万下（芝２０００メートル）を勝ったフェイルノート（牡３）はセントライト記念（９月１９日、中山、ＧＩＩ、芝２２００メートル）。越後Ｓを勝ったアースサウンド（牝３）はＢＳＮ賞（９月４日、新潟、ＯＰ、ダ１２００メートル）。
★…西部スポニチ賞を勝ったミキノバンジョー（栗・大橋、牡３）はセントライト記念か神戸新聞杯（９月２６日、阪神、ＧＩＩ、芝２４００メートル）へ。
★…宝塚記念１０着後は放牧に出ているフォゲッタブル（栗・池江郎、牡４）は９月上旬に栗東へ戻り、京都大賞典から始動。
★…クラスターＣで重賞初制覇のサマーウインド（栗・庄野、牡５）はＪＢＣスプリント（１１月３日、船橋、交流ＧＩ、ダ１０００メートル）出走のため、東京盃（１０月６日、大井、交流ＧＩＩ、ダ１２００メートル）をステップにする予定。
★…北九州記念２着スカイノダン（栗・大久保龍、牝４）、３着サンダルフォン（栗・松永幹、牡７）、１３着ケイティラブ（栗・野元、牝６）はセントウルＳ（９月１２日、阪神、ＧＩＩ、芝１２００メートル）へ。１８着アポロドルチェ（美・堀井、牡５）はレース中に鼻出血を発症したことが判明、近日中に放牧休養へ。
★…千葉のシンボリ牧場で調整中のシンボリグラン（美・畠山吉、牡８）は９月半ばに帰厩してスワンＳ（１０月３０日、京都、ＧＩＩ、芝１４００メートル）か京洛Ｓ（１１月７日、京都、ＯＰ、芝１２００メートル）で復帰。
【札幌記念】ヒルノダムール成長の夏！
©サンケイスポーツ
8月17日(火) 05:04
今週の札幌では真夏の最大レース、札幌記念が行われる。先週のクイーンＳでは３歳馬のアプリコットフィズが古馬を破って快勝。札幌記念でも同じ３歳のヒルノダムールの注目度が増している。春は皐月賞で２着と善戦しながらダービーは９着と案外な結果に終わったが、古馬相手のＧＩＩで重賞初制覇を決め、菊花賞（１０月２４日、京都、ＧＩ、芝３０００メートル）へ弾みをつける。
皐月賞２着、ダービー９着と春のクラシックで悔しい思いをしたヒルノダムールが、真夏の大一番で一段と成長した姿をアピールする。１５日のクイーンＳで、アプリコットフィズが今年の３歳世代として初めて古馬との混合重賞を制覇。追い風も吹いている。
ダービーの後は北海道浦河町のグランデファームへ放牧に出てリフレッシュ。その後、７月中旬に札幌競馬場に入厩して速い追い切りを４本消化し、１１日の１週前追い切りでは、ダートでタカノスペシャル（牡３未勝利）を相手に６ハロン７７秒９のラスト１ハロン１２秒３（一杯に追う）で４馬身半先着と猛チャージをかけた。陣営に秋へのひと叩きという観念は全くない。
「びっしりやったし、この時計もそう簡単に出るもんじゃないね。当週は本馬場でサッとやるつもり。体にも少し幅が出たし、前走よりもプラス体重で出られると思う」と昆調教師は納得の表情だ。昨年１１月のデビューからダービーまでコンスタントに出走し、それなりの結果も出してきたが、ヒルノダムールは５月２０日の遅生まれでもあり、今夏から秋にかけての成長は他の馬以上に見込める。
「復帰戦を札幌記念にしたのは輸送なしの競馬をさせてみたかったから。先行有利の馬場だけど、古馬とは斤量差（３キロ）があるので逆転できないかなと思っている。秋に向けていい結果が出れば」と師は重賞初制覇に意欲を見せる。
父マンハッタンカフェも３歳時の０１年、この札幌で結果を出して菊の大輪とグランプリの栄冠を手にした。グンと逞しくなったヒルノダムールが菊獲りに向けて好発進を決める。 （片岡良典）
皐月賞２着、ダービー９着と春のクラシックで悔しい思いをしたヒルノダムールが、真夏の大一番で一段と成長した姿をアピールする。１５日のクイーンＳで、アプリコットフィズが今年の３歳世代として初めて古馬との混合重賞を制覇。追い風も吹いている。
ダービーの後は北海道浦河町のグランデファームへ放牧に出てリフレッシュ。その後、７月中旬に札幌競馬場に入厩して速い追い切りを４本消化し、１１日の１週前追い切りでは、ダートでタカノスペシャル（牡３未勝利）を相手に６ハロン７７秒９のラスト１ハロン１２秒３（一杯に追う）で４馬身半先着と猛チャージをかけた。陣営に秋へのひと叩きという観念は全くない。
「びっしりやったし、この時計もそう簡単に出るもんじゃないね。当週は本馬場でサッとやるつもり。体にも少し幅が出たし、前走よりもプラス体重で出られると思う」と昆調教師は納得の表情だ。昨年１１月のデビューからダービーまでコンスタントに出走し、それなりの結果も出してきたが、ヒルノダムールは５月２０日の遅生まれでもあり、今夏から秋にかけての成長は他の馬以上に見込める。
「復帰戦を札幌記念にしたのは輸送なしの競馬をさせてみたかったから。先行有利の馬場だけど、古馬とは斤量差（３キロ）があるので逆転できないかなと思っている。秋に向けていい結果が出れば」と師は重賞初制覇に意欲を見せる。
父マンハッタンカフェも３歳時の０１年、この札幌で結果を出して菊の大輪とグランプリの栄冠を手にした。グンと逞しくなったヒルノダムールが菊獲りに向けて好発進を決める。 （片岡良典）
【クイーンＳ】武、５カ月ぶり重賞勝った！
©サンケイスポーツ
8月16日(月) 05:11
第５８回北海道新聞杯クイーンＳ（１５日、札幌９Ｒ、ＧＩＩＩ、３歳上牝馬オープン国際、別定、芝１８００メートル、１着本賞金３８００万円＝出走１４頭）武豊騎手（４１）＝栗・フリー＝が、２番人気アプリコットフィズにテン乗りで快勝。落馬負傷による戦線離脱から８月１日に復帰以来、初の重賞勝ちを決めた。１分４７秒６（良）。春のクラシックでは実現しなかったコンビは、牝馬３冠最終戦の秋華賞で１冠を目指す。１番人気ヒカルアマランサスは８着に完敗した。
緑鮮やかな札幌のターフを、帰ってきたヒーローが颯爽と駆け抜けた。３月２７日の毎日杯での落馬負傷（左鎖骨骨折など）から復帰した武豊騎手が、アプリコットフィズで重賞Ｖ。ファン待望の瞬間が訪れた。
「久しぶりの重賞勝ちで嬉しいですね。春はせっかく声をかけてもらって凄く嬉しかったのに（ケガで）乗れなかったので、何とかそれ（陣営の期待）に応えたいと思っていた。初めて乗って凄く乗り味がいいし、改めていい馬だと思いました」
満面の笑みでインタビューを受けるユタカ。８月１日の小倉で戦列復帰し、当日の小倉記念は１番人気スマートギアで３着に敗れたが、この日は鮮やかな手綱で勝利をエスコートし、３月７日の弥生賞（ヴィクトワールピサ）以来となる今年の重賞３勝目。２４年の騎手生活で最も長い休養を余儀なくされ、アプリコット陣営からは春のクラシックで騎乗依頼を受けながら乗れなかっただけに、責任を果たせた喜びも大きかった。
レースは、ポンとスタートして楽に２番手をキープ。勝負所で逃げたマルティンスタークが失速すると押し出される形でアプリコットが先頭に。直線入り口で軽く仕掛けて後続をスーッと引き離した所で勝負あり！ プロヴィナージュ、カウアイレーンの追撃を封じてゴールに飛び込んだ。“ウイニングラン”のように引き揚げてくるユタカに、スタンドから盛大な拍手と歓声が飛ぶ。
「楽に２番手が取れたし、直線でも反応良く（後ろを）すっと引き離せた。跳びの大きな馬なので開幕週の馬場も良かったと思う」と会心の笑みを浮かべる。秋華賞（１０月１７日、京都、ＧＩ、芝２０００メートル）ではアパパネ、サンテミリオンら春のクラシックホースに改めて挑む。
今週の札幌記念はヤマニンキングリーに騎乗、次週は新潟記念でスマートギアとのコンビが有力だ。その後はヴィクトワールピサでのフランス遠征が控えている。「フル騎乗するにはまだ自信がないけど、１つ１つのレースはしっかり乗れている。やっと騎手っぽくなってきたね」とジョークを交える表情に迷いはない。
完全復活をアピールした競馬界のプリンス“ＹＵＴＡＫＡ ＴＡＫＥ”が、この後の夏～秋競馬を牽引していく。（片岡良典）
緑鮮やかな札幌のターフを、帰ってきたヒーローが颯爽と駆け抜けた。３月２７日の毎日杯での落馬負傷（左鎖骨骨折など）から復帰した武豊騎手が、アプリコットフィズで重賞Ｖ。ファン待望の瞬間が訪れた。
「久しぶりの重賞勝ちで嬉しいですね。春はせっかく声をかけてもらって凄く嬉しかったのに（ケガで）乗れなかったので、何とかそれ（陣営の期待）に応えたいと思っていた。初めて乗って凄く乗り味がいいし、改めていい馬だと思いました」
満面の笑みでインタビューを受けるユタカ。８月１日の小倉で戦列復帰し、当日の小倉記念は１番人気スマートギアで３着に敗れたが、この日は鮮やかな手綱で勝利をエスコートし、３月７日の弥生賞（ヴィクトワールピサ）以来となる今年の重賞３勝目。２４年の騎手生活で最も長い休養を余儀なくされ、アプリコット陣営からは春のクラシックで騎乗依頼を受けながら乗れなかっただけに、責任を果たせた喜びも大きかった。
レースは、ポンとスタートして楽に２番手をキープ。勝負所で逃げたマルティンスタークが失速すると押し出される形でアプリコットが先頭に。直線入り口で軽く仕掛けて後続をスーッと引き離した所で勝負あり！ プロヴィナージュ、カウアイレーンの追撃を封じてゴールに飛び込んだ。“ウイニングラン”のように引き揚げてくるユタカに、スタンドから盛大な拍手と歓声が飛ぶ。
「楽に２番手が取れたし、直線でも反応良く（後ろを）すっと引き離せた。跳びの大きな馬なので開幕週の馬場も良かったと思う」と会心の笑みを浮かべる。秋華賞（１０月１７日、京都、ＧＩ、芝２０００メートル）ではアパパネ、サンテミリオンら春のクラシックホースに改めて挑む。
今週の札幌記念はヤマニンキングリーに騎乗、次週は新潟記念でスマートギアとのコンビが有力だ。その後はヴィクトワールピサでのフランス遠征が控えている。「フル騎乗するにはまだ自信がないけど、１つ１つのレースはしっかり乗れている。やっと騎手っぽくなってきたね」とジョークを交える表情に迷いはない。
完全復活をアピールした競馬界のプリンス“ＹＵＴＡＫＡ ＴＡＫＥ”が、この後の夏～秋競馬を牽引していく。（片岡良典）
【クイーンＳ】プロヴィナージュ先行２着
©サンケイスポーツ
8月16日(月) 05:10
レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者（JRA）発行のものと照合してください。
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