《本紙の狙い》
エーシンフォワードが本命だ。
高松宮記念は僅差の3着。直線の伸び脚は目立ち、今年の充実ぶりを示した一戦だった。中6週とレース間隔は開いたが、ここ目標に乗り込まれ、仕上がりは順調。動きは相変わらず軽快だ。芝1400メートルは
阪急杯など4勝をマーク。ベストの距離と言ってよく、このメンバーならば、チャンス大だろう。
タケミカヅチが相手の筆頭。ダービー卿CTを使われ、調子を上げてきた。スムーズならば好勝負必至だ。底を見せていない
オセアニアボスも警戒したい。
★最新ナマ情報
高松宮記念で3着に善戦した(17)
エーシンフォワードは午前5時に栗東トレセンを出発し、同10時31分に東京競馬場に到着した。前走後はさすがに少し疲れがあったが、それもすっかりと回復して12日の追い切りでは坂路4ハロン52秒7、ラスト1ハロン12秒2と抜群の切れ味を披露。今回は4勝を挙げている得意の芝1400メートル戦で「追い切った後も特に変わりはありません。千四はいいですし、今回は人気になるでしょうけれど、それに応えて勝ってもらいたいですね」と山本調教助手は大きな期待を寄せる。
古賀慎厩舎からは2頭がエントリー。オーストラリアT6着から巻き返しを期す(7)
アーバニティは、南W3ハロン41秒2、終い1ハロン13秒3と脚を伸ばした。「いい感じに走っていた。結果が数字として出ていないが、デキの良さから何とかきっかけをつかみたい」と古賀慎調教師。(10)
ゲイルスパーキーは同41秒7をマーク。「こちらもデキは問題ない。得意の条件に替わって一変を期待」と上位進出を狙っている。
初の1200メートルながら、
高松宮記念で4着に好走した(6)
サンカルロは、いつも通りに坂路3本駆け上がって調整を終えた。跨った鈴木調教助手は「落ち着きがあっていい状態。今回は輸送もないし、コース替わりや距離延長など条件も好転する」と明言。中間にフレグモーネで追い切りが延期になったが、その影響は感じられない。「地力はあるし、このデキなら中途半端な競馬はしないはず。先につながる競馬をしてほしい」と期待を込めた。
昨年の覇者(3)
スズカコーズウェイは午前6時に栗東トレセンを出発し、同11時31分に到着。「追い切った後も変わりはないですよ。今年2走して、状態は良くなっています」と橋田調教師は好仕上がりを伝える。前走の
マイラーズCは14着に完敗したが、良発表でも前日の雨で緩んでいた馬場で力を出し切れなかったもの。「天気はどうですか? 雨が降らなければ、いい競馬ができると思いますよ」と、絶好の良馬場で巻き返しを狙っている。