地方競馬ニュース

【東京大賞典】また3歳!またミルコ!パフュームGI初V

 1   3   2,450
シェアする  x facebook LINEで送る
【東京大賞典】また3歳!またミルコ!パフュームGI初V

 第64回東京大賞典(29日、大井10R、GI、3歳上オープン、国際交流、定量、ダ・右2000メートル、優勝賞金8000万円 =出走16頭)3番人気のオメガパフュームが、中団から直線で抜け出して1番人気のゴールドドリームをおさえてGI初制覇。ミルコ・デムーロ騎手(39)は28日のホープフルS(中山)に続く2日連続のGI勝利となった。3歳馬は、この秋の古馬混合GIで5連勝と世代交代を印象づけた。

 またしてもミルコ、またしても3歳だ。真冬の西日を浴びて芦毛が躍動する。M・デムーロ騎乗のオメガパフュームが、歴戦の年長馬を下して暮れの大一番を制した。

 「もう最高です! 展開がすごくよかったし、最後までいい脚でよく伸びてくれた。初めて乗ったときからどこかでGIを勝てると思っていたので本当によかったです」

 殊勲の鞍上は両手でガッツポーズを作り、ファンの大歓声に応えた。後方から徐々にポジションを上げ、直線ではゴールドドリームを封じ込めるように外から一気にスパート。追いすがる1番人気馬を振り切り、栄光のゴールへ飛び込んだ。

 巧みなステッキワークで魅せたイタリアンは、サートゥルナーリアホープフルSに続く2日連続のGI制覇。これで12月だけでGI4勝の固め打ちを決め、「素晴らしい年です」と笑顔を振りまいた。

 東京大賞典の3歳馬の優勝は2004年のアジュディミツオー以来、14年ぶり。3歳馬は平地のGIをマイルCSから5連勝。世代交代を強烈にアピールした。

 今年3月に開業した安田翔調教師にとっては、記念すべきGI初制覇。「テレビで見ていた東京大賞典に送り出せるだけでも興奮していたのに勝たせてもらって…。感謝しかないです」と感激の面持ちだった。前走後は調教メニューを改め、「もっとエキサイトさせて怒らせるように冒険しました」。その“賭け”がラストの爆発力を引き出した。

 状態次第ではフェブラリーS参戦も視野に入る。その先には同期のライバル、ルヴァンスレーヴとの再戦が待ち受けている。ルヴァンスの主戦も務めるミルコは「ちょっと最悪。どこかで(出走レースが)かぶるかも。難しいね」としかめっ面。ぜいたくな二者択一を迫る、頼もしいニュースターが誕生した。(漆山貴禎)

オメガパフューム 父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、母の父ゴールドアリュール。芦毛の牡3歳。栗東・安田翔伍厩舎所属。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は原禮子氏。戦績9戦5勝(うち地方2戦1勝)。獲得賞金2億1233万5000円(うち地方9575万円)。重賞はGIIIシリウスSに次ぐ2勝目。東京大賞典は安田翔伍調教師、ミルコ・デムーロ騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+香水。母名より連想」。

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (3)
 ナイス!(3

このニュースへのコメント

コメント投稿

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
せいちゃプロ競馬予想tv|2018年12月30日 13:32 ナイス! (0)

1択やろ。 迷わずルヴァンスを選択するくせにーーーーーーー

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース