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【川崎記念】レース展望

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【川崎記念】レース展望

 31日(水)に川崎競馬場で、2018年最初のGIとなる第67回川崎記念(交流GI、4歳以上オープン、定量、ダート・左2100メートル)が行われる。今年はフルゲート割れの10頭立てになったものの、GIウイナーが多数揃い「少数精鋭」なメンバー構成になった一戦だ。



★あるか“3度目の正直”サウンドトゥルー

 注目一番手は、中央・地方合わせてGI3勝の実績を誇り、このレースも昨年、一昨年と続けて2着に好走しているサウンドトゥルー(美浦・高木登厩舎、セン8歳)。

 2012年のデビューからコンスタントに走り続け、今回が通算47戦目。年が明けて8歳を迎えたものの、昨年末の東京大賞典でもコパノリッキーの2着に善戦しているように、大きな力の衰えはないと言っていいだろう。

 川崎コースは前2年のこのレースの他に、16年のJBCクラシック(3着)でも走っており【0・2・1・0】と好相性だが、そもそも地方の交流重賞では【3・5・4・2】、複勝圏を外した2回はいずれもGIの舞台で4、5着とまったく崩れていない。“3度目の正直”で過去2年の雪辱を晴らす可能性がありそうだ。



★展開のカギを握るケイティブレイブ

 出走メンバー10頭を見ると、ペースを握りそうな逃げ馬が不在。そんな中で主導権を奪う可能性がありそうなのが、昨夏の帝王賞で悲願のGIタイトルを獲得したケイティブレイブ(栗東・目野哲也厩舎、牡5歳)だ。

 初のGI勝利となった帝王賞は、スタートで出遅れながら誰もが驚く追い込みを決めての勝利だったものの、これまでのレースを振り返ると本来は先行して結果を出してきた馬。スタートさえ五分に出ればすんなり先手を奪う可能性が高そうである。

 どちらかというと右回りコースの方が結果が出ているのが気になるところだが、左回りでも16年浦和記念の圧勝の実績がある。川崎記念は5着止まりだった昨年に続いての参戦となるが、昨年は、好位を追走しながら楽に逃げた馬に突き放されての敗戦で、悲観する必要はなし。逆に展開利がありそうな今年は、見せ場以上の走りを見せてくれそうだ。 なお、ケイティブレイブを管理する目野哲也調教師は、2月末の定年まであと1カ月を残すのみとなっている。管理馬をGIの舞台に送り出すことができるのは今回、そして2月18日に東京競馬場で行われるフェブラリーSが最後だけに、勇退直前にタイトル獲得なるかという点も話題となっている。

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