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【川崎・全日本2歳優駿2024】山崎エリカのDG攻略 2歳ダート頂上決戦データから見た今年の傾向は?

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【川崎・全日本2歳優駿2024】山崎エリカのDG攻略 2歳ダート頂上決戦データから見た今年の傾向は?

2歳ダートの頂上決戦となる全日本2歳優駿。このレースは2歳チャンピオン決定戦らしく、阪神JFや朝日杯FS同様に成長力が重要ポイント。近走で凡退が続いて成長力にやや疑問符がつく馬は、苦戦している傾向がある。つまり、高い能力を持ち、近走成績も良い勢いのある馬を狙うのが基本だ。

実際に過去10年の優勝馬10頭中3頭がダートでは無敗の馬。無敗馬以外で優勝したのは、2024年のディアドムス、2019年のヴァケーション、2022年のデルマソトガケの3頭だが、それらも前走で北海道2歳優駿(現在のJBC2歳優駿)や南関東の全日本2歳優駿トライアル重賞か、中央のダ1600mの1勝クラスを勝利していた。このことからも能力と勢いが重要であることがおわかり頂けるはず。

特にキャリア4戦以上で、前走でダートグレード勝ちか、南関東の重賞を2勝以上しているダート無敗馬は最有力。過去10年の成績は【3・0・0・0】と勝率100%となっている。1着の該当馬は、2013年のハッピースプリント、2015年のサウンドスカイ、2020年のアランバローズ。遡れば2011年の優勝馬オーブルチェフ、2009年の優勝馬ラブミーチャンも前記に該当している。

さらに前走で0.7秒差以上の圧勝だったダート無敗馬も有力。ただし、前記の条件を満たしながらもこれまでに逃げたことしかなかったハヤブサマカオーがここでは10着に敗れており、前走が逃げ切り勝ちではないことを条件としたい。

すると過去10年のこのレースでの成績は【3・0・0・0】となる。該当馬は2016年のリエノテソーロ、2018年のノーヴァレンダ、2021年のドライスタウト。遡れば2011年の優勝馬オーブルチェフも前記に該当しており、こちらもかなり期待できる。

その次に有力なのは、距離1600m以上に出走した経験がある、今回1番人気のダート無敗馬だ。過去10年の成績は【4・0・2・0】。1着の該当馬は、2015年のサウンドスカイ、2017年のルヴァンスレーヴ、2021年のドライスタウト、2023年のフォーエバーヤング。3着の該当馬は、2018年のガルヴィハーラ、2022年のペリエール。遡れば2013年の優勝馬ハッピースプリントも前記に該当している。

その他、前走で良馬場のもちの木賞(中央の1勝クラス)を勝利している馬も有力。同レースが稍重、重、不良馬場だと走破タイムが速く、ここでダメージが出ることが多い。過去10年では2017年のビッグスモーキーの5着みだが、遡れば2012年のドコフクカゼが11着、2013年のメイショウイチオシはここでは6着に敗れている。これらの走破タイムは1分52秒1よりも速かった。

一方、前走で良馬場のもちの木賞を勝利した馬に限れば、過去10年の成績は【2・1・0・0】と連対率100%になる。1着の該当馬は、2018年のノーヴァレンダ、2022年のデルマソトガケ。2着の該当馬は、2015年のレガーロだ。それらの走破タイムは1分51秒7よりも遅いことと2走前に10月以降のレースを使われ、そこで勝利していることが共通項だ。

最後に穴馬候補を紹介しよう。前走の南関東重賞の鎌倉記念平和賞ハイセイコー記念のどれかを勝利した、キャリア4~6戦かつ、そのうち1戦以上で1.0秒差以上の圧勝している馬が活躍している。

デビューから無敗だった2020年のアランバローズこそ2番人気での優勝だったが、2019年のヴァケーションは5番人気で優勝。2015年アンサンブルライフは5番人気で3着、2017年のハセノパイロは6番人気で3着だ。

さらに大穴候補も紹介すると、同年のホッカイドウ競馬の重賞で連対実績がある馬だ。過去10年では2016年の3着馬ローズジュレップ(3番人気)、2019年の3着馬ティーズダンク(9番人気)、2021年の3着馬プライルード(11番人気)。遡れば2012年にジェネラルグラントが7番人気で2着、2013年にはハッピースプリント、3着のサーモピレが前記に該当している。ダートで無敗のハッピースプリントは1番人気での優勝だったが、2013年サーモピレは8番人気だった。


まとめるとこうなる!

●本命候補
 ・キャリア4戦以上で前走ダートグレード勝ちか、南関東の重賞を2勝以上しているダート無敗馬。
 ・前走で0.7秒差以上で圧勝したダート無敗馬(前走が逃げ切り勝ちではないことが条件)。
 ・今回1番人気のダート無敗馬(一度は距離1600m以上を経験していること条件)
 ・前走で良馬場のもちの木賞を勝利した馬(前々走で10月以降のレースに出走していることが条件)。

●穴馬候補
 ・前走で鎌倉記念平和賞ハイセイコー記念のどれかを勝利した、キャリア4~6戦かつ、そのうちの1戦以上で1.0秒差以上で圧勝した馬(前走が逃げ切り勝ちではないことが条件)。
 ・同年のホッカイドウ競馬の重賞で連対実績のある馬(1200m重賞の連対馬は、前走の兵庫ジュニアグランプリ3着以内が条件)。

●危険な人気馬
 稍重、重、不良馬場のもちの木賞を勝利した馬。



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