第43回若駒賞（M2）
盛岡競馬場・ダ1600m
10月15日（日）17:45発走

2歳重賞・若駒賞の創設は1981年。第1回から第19回まで2歳特別で行われ、2000年（第20回）から重賞へ格上げ。2007年に一度、特別競走となりましたが、翌年に再度重賞へ格上げされました。昨年は特例的に芝1600mで実施予定でしたが、走路悪化によりダート1600mへ変更。ジャスタウェイ産駒ケープライトが優勝しました。今年は通常に戻り、1着馬から3着馬に地方競馬全国交流・南部駒賞（11月12日）の優先出走権が与えられます。

【注目馬情報】
★ミヤギヴァリアント　牡2歳　菅原勲きゅう舎・水沢
人気種牡馬モーニンの初年度産駒で、期待どおりデビュー戦を1秒6差で圧勝。幸先のいいスタートを決めましたが、2戦目は久々の大物出現と言われるフジユージーンが相手。2着に完敗を喫して直後に放牧。2ヵ月の休養から復帰し、鮮やかな直線抜け出しを決めました。フジユージーンは重賞・ネクストスター盛岡を圧勝後、重賞・南部駒賞へ直行予定。不在の今回は負けられない一戦。重賞制覇はもちろんのこと、内容にも注目が集まります。

★ミヤギシリウス　牝2歳　畠山信一きゅう舎・水沢
父はケンタッキーダービー、ドバイワールドカップのビッグレースを制したアニマルキングダム。ミヤギシリウス世代は日本における初年度産駒です。デビュー戦は初輸送、初芝などにとまどって4着に終わりましたが、地元水沢に戻って1300m戦を圧勝。続く重賞・ネクストスター盛岡でも4着に善戦しました。馬体重増減の大きさが若干気になりますが、輸送も今度で3度目。牝馬ながら恵まれた馬体を誇り、逆転の可能性もあります。

★エイシンノクターン　牝2歳　櫻田康二きゅう舎・盛岡
芝1000m・2歳新馬戦は3着でしたが、2戦目から2連勝マーク。前走・ネクストスター盛岡でも厳しい流れをしのいで5着を確保しました。370キロ台の小柄な牝馬ですが、レースセンス抜群。

★リノグロワール　牝2歳　佐藤敏彦きゅう舎・盛岡
水沢850m・新馬戦は出遅れもこたえて3着でしたが、地元盛岡に戻って1200m戦を圧勝。今回は相手が大幅に強化されましたが、母は重賞・留守杯日高賞3着、知床賞4着。岩手にも馴染みの血統が後押しするか。

★ビッグサララルーフ　牝2歳　伊藤和きゅう舎・水沢
デビュー2戦目から2連勝を飾り、重賞・ネクストスター盛岡に挑戦7着でしたが、貴重な経験になったはず。

★ユウユウジラソーレ　牝2歳　飯田弘道きゅう舎・盛岡
8戦未勝利ながら2着4回3着2回。自在脚質と相手なりに駆ける堅実さを身上とします。


文：松尾康司


（岩手競馬プレスリリースより）

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