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【ALL About船橋重賞】“白毛のアイドル”育てた山崎師がロカマドールを送り込む

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【ALL About船橋重賞】“白毛のアイドル”育てた山崎師がロカマドールを送り込む

白毛のタイトルホースも増えてきたが、その重賞初Vは、まだJRA所属だったユキチャンの関東オークス(2008年)だった。毛色、実力、馬名から多くのファンの注目を集めた。

同馬が川崎の山崎尋美厩舎に転入してきたのは09年のことだった。その当時をトレーナーが振り返る。

「アイドルホースでしたから、今までで一番プレッシャーを感じましたね。スタッフもきれいな馬体で出すことを常に意識していましたよ」

転入2戦目で迎えたのが、その年のクイーン賞だ。外の3、4番手を追走し、勝負どころから抜群の手応えで先頭に並び掛ける。テイエムヨカドーが抵抗してきたが、それを上回る勝負根性を発揮し、クビ差V。地方所属の白毛馬として初めての重賞制覇を飾った。

「ゴール前であんなにドキドキしたレースはなかったです。こちらでもタイトルを、と思っていたので、本当にうれしかった」

翌10年にはTCK女王盃を制すなど活躍したが、脚部不安により引退、繁殖入り。同年のNAR最優秀牝馬に選出された。

「根性があって、真っ白な見た目とは違ってパワフルでした。もう少し走らせてあげたかったね」

かつてその〝アイドル〟が制した一戦に、山崎調教師は今回、ロカマドールを送り込む。「さすがに相手は強いけど、自分の競馬をして上位を」と健闘を期待している。(大貫)

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