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【マイルCS南部杯】カフェファラオがハナ差競り落とす!
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10月10日の盛岡12Rで行われた第35回マイルチャンピオンシップ南部杯(JpnⅠ、3歳以上オープン、ダート・左1600メートル、定量、16頭立て、1着賞金=6000万円)は、福永祐一騎手のカフェファラオ(牡5、美浦・堀宣行厩舎)が好位から直線で逃げる武豊騎手の6番人気ヘリオスにじわじわ迫り、ゴール前でハナ差とらえて1番人気に応えた。タイムは1分34秒6(不良)。
2着からさらに半馬身差遅れた3着に外から追い込んだシャマル(3番人気)が続いた。なお、レース3連覇を狙った2番人気のアルクトスは14着に敗れた。
◆福永祐一騎手(1着 カフェファラオ)「ゴールの瞬間は勝てたかわからず、タフなレースでしたが、カフェファラオ自身が勝利をもぎ取ってくれたのかなと思います。コース形態はこの馬に一番合っていたのですが、内めの枠が当たったこともあり、揉まれる競馬だとやる気をなくしてしまう時もあるので、スタートからポジションを取るまでがカギになると思っていました。スタートは出たものの二の脚が良くなくて、周りの様子を伺っていたのですが、うまくスペースがあって3番手に入っていけたので、問題ない形に収まったと思います。フェブラリーSの時ほどいいリズムではなく、追ってからどうかと思ったので早めに動いていきました。逃げ馬も差し返してきて最後まで苦しい戦いでしたが、馬が本当によく頑張ってくれました」
マイルCS南部杯を勝ったカフェファラオは、父American Pharoah、母Mary’s Follies、母の父More Than Readyという血統。米国・Paul P.Pompaの生産馬で、馬主は西川光一氏。通算成績は13戦7勝(うち地方3戦1勝)。重賞は20年ユニコーンS(GⅢ)、シリウスS(GⅢ)、21、22年フェブラリーS(GⅠ)に次いで5勝目。マイルCS南部杯は堀宣行調教師が初勝利、福永祐一騎手は15年ベストウォーリアに次いで2勝目。
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