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8月のダートグレード競走

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8月のダートグレード競走

8月はダートグレードがJRAで2競走、地方で3レース組まれている。

7日にJRA札幌競馬場で行われるのが『エルムステークス』(GⅢ、左1700メートル)。昨年は東京オリンピックの影響で函館競馬場で行われ、4番人気のスワーヴアラミスが好位追走からしぶとく伸びてV。過去には芝、ダートGⅠで7勝を挙げたアドマイヤドンや東京大賞典を勝ったローマンレジェンドなどが制した夏の一番。ここを勝って秋以降に飛躍を期すのはどの馬か。注目の一戦だ。

同日、『レパードステークス』(GⅢ、左1800メートル)が、JRA新潟競馬場で行われる。今年で14回目を迎える3歳同士の一戦だが、初代王者にトランセンド、12年のホッコータルマエなど、名馬が名を連ねる。19年の覇者ハヤヤッコは史上初の白毛馬でのJRA重賞制覇など話題に欠かないが、昨年はメイショウムラクモが2着に3馬身差の完勝。鞍上の柴田善臣は55歳でのVでJRA最年長重賞Vを達成。このレースが3歳同士による最後のダートグレード。締めくくりの一戦は見逃せない。

11日には、『ブリーダーズゴールドカップ』(JpnⅢ、右2000メートル)が門別競馬場で行われる。持ち回りのJBC競走を除くと、南関東以外で行われる唯一の牝馬同士のダートグレード。昨年はレディスプレリュード(大井)、TCK女王盃(大井)、エンプレス杯(川崎)を勝ったマルシュロレーヌがメンバー最速の末脚で差し切った。同馬はその後、アメリカGⅠブリーダーズカップ・ディスタフを日本調教馬として初制覇となる偉業を達成した。秋のJBCレディスクラシックに向けても必見だ。

夏の盛岡における名物スプリント重賞『クラスターカップ』(JpnⅢ、左1200メートル)が、16日に行われる。このレースは過去5年でJRA所属馬が4勝、浦和所属馬が1勝と、地方馬にもつけ入る隙がある。盛岡競馬場はコース形態上、高速決着になりやすく、20年にはマテラスカイが日本レコードでV。昨年は門別デビュー馬のリュウノユキナが、5番手追走から、抜群の伸び脚を発揮して東京スプリントに次ぐ重賞2勝目をマークした。今年はJBC競走が盛岡競馬場で行われるだけに、同じ舞台のJBCスプリントに向けても見逃しは厳禁だ。

夏の佐賀競馬の大一番『サマーチャンピオン』(JpnⅢ、右1400メートル)が25日に行われる。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響でJRAの有力馬4頭のうち3頭が乗り替わり。勝ったのは鮫島克也騎手騎乗のラプタス。レースはそのラプタスが内枠から軽快に先手を奪うと、3コーナーで後続との差を広げ、2着に7馬身差の圧勝。2、3着馬がトップハンデの59キロだったとはいえ、ダートグレード3勝の実力を示した格好だ。このレースはハンデ重賞の影響からか、過去21回で連覇を果たした馬がヴァンクルタテヤマの1頭のみ。基本的には実績馬を押さえるべきだが、夏の上がり馬のマークも怠れない一戦だ。

ダートグレード競走の公式サイトはこちらから。(https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/)

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