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2022年6月のダートグレード競走


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2022年6月のダートグレード競走

6月はダートグレード競走が5レース行われる。

6月1日(水)に浦和競馬場で行われるサンケイスポーツ賞『さきたま杯』(JpnⅡ、左1400メートル)は、過去10年でJRA所属馬が9勝をマーク。昨年は中央馬が上位3頭を独占したが、それを含めても前4年で5頭の地方馬が馬券に絡んでおり、特徴のある浦和コースを走り慣れた馬につけ入る隙が十分にある。同じ舞台で行われるテレ玉杯オーバルスプリントやJpnⅠ・マイルCS南部杯に向けても見逃せない一戦だ。

翌2日には馬産地、北海道の門別競馬場におけるシーズン最初のJpn競走『北海道スプリントカップ』(JpnⅢ、右1200メートル)が行われる。過去10年で8、10歳馬が3勝とベテランの活躍が目立つ。2019年の覇者ヤマニンアンプリメはその後、クラスターCとJBCレディスクラシックを制した。ほかにも昨年の勝ち馬ヒロシゲゴールドはマイルCS南部杯で2着に好走するなど、夏以降を占う意味でも要注目のレースだ。

南関東牝馬3冠戦線と、グランダム・ジャパン3歳シーズンの最終戦としても位置付けられている『関東オークス』(JpnⅡ、左2100メートル)が15日に、川崎競馬場で行われる。昨年は2006年のチャームアスプリープ(船橋)以来となる南関東牝馬三冠を目指したケラススヴィアがマイペースに逃げたが、外めを伸びたウェルドーンが抜け出して2馬身差でV。ウェルドーンその後、JPnⅠ・JDDで牡馬を相手に3着に奮闘した。南関東では今年を含めて4年連続で2冠牝馬が誕生しており、非願成就なるか。

JDDの前哨戦として位置づけられている『ユニコーンステークス』(GⅢ、左1600メートル)が、19日(日)に東京競馬場で行われる。昨年は7、14、3番人気での決着で3連単が79万3400円の高配当。レースはハイペースで流れ、中団を追走したスマッシャーがレースレコードを0秒5も上回って記録を更新。2015年からこのレースを制した馬が後にGⅠ級のレースを制しており、登竜門を制するのはどの馬か、必見だ。

6月開催を締めくくる『帝王賞』(JpnⅠ、右2000メートル)が、最終週の29日(水)に大井競馬場で行われる。砂上のチャンピオン決定戦だけに、JRA勢の壁が厚く、2010年のフリオーソ以来、地方馬による勝利はない。昨年は東京大賞典を3連覇中だったオメガパフュームやドバイワールドカップで2着に奮闘したチュウワウィザード、川崎記念かしわ記念を制し勢いは一番のカジノフォンテンなど豪華メンバーが集結。結果は5番手を進んだ4番人気のテーオーケインズが直線でメンバー最速の末脚を発揮して3馬身V。2着には古豪ノンコノユメが入った。テーオーケインズはその後、チャンピオンズカップも勝ち、王者に輝いた。上半期の総決算は見逃せない。

ダートグレード競走のオフィシャルページはこちら(https://www.keiba.go.jp/dirtgraderace/

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