地方競馬ニュース

【かしわ記念】牝馬32年ぶり!ショウナンナデシコ逃走V

 0   0   468
シェアする  x facebook LINEで送る
【かしわ記念】牝馬32年ぶり!ショウナンナデシコ逃走V

吉田隼騎乗で2番人気ショウナンナデシコが、スタートから主導権を奪うと、後続の追い上げを封じて快勝した。重賞3連勝でJpnI初勝利。牝馬の勝利は1990年フジノダンサー以来32年ぶり。タイム1分38秒9(稍重)。1馬身半差の2着に5番人気ソリストサンダー、1番人気のテイエムサウスダンが3着で、JRA勢が上位を占めた。



端午の節句のナイター決戦を逃げ切ったのは撫子(なでしこ)だった。2番人気のショウナンナデシコが牡馬の強豪を寄せつけず、1990年のフジノダンサー以来3頭目、97年のダートグレード格付け後では初の牝馬Vを達成した。

「本当に強かったと思います。3、4コーナーで後続にのまれかけましたが、またセーフティーリードを取ったので〝いける〟と。深いダートで体の立派な牡馬を相手によく勝ってくれました」

吉田隼騎手はダート界の新女王を手放しでたたえた。最内枠から好スタートを切ると迷わずハナへ。勝負どころでテイエムサウスダンが並びかけてきたが、直線では逆に突き放し、ソリストサンダーに1馬身半差をつけて押し切った。

脚元に弱さを抱えて出世が遅れてきたが、5歳で本格化。「(吉田)隼人が思い切った競馬をしてくれたし、スタッフも懸命にやってくれた。深いダートをよくこなしてくれたね」と須貝調教師は破顔一笑だ。今後は未定だが、昨年は同じオルフェーヴル牝馬のマルシュロレーヌが米GⅠのBCディスタフを制覇。ナデシコもさらなるビッグタイトルへと突き進む。(漆山貴禎)

■ショウナンナデシコ 父オルフェーヴル、母ショウナンマオ、母の父ダイワメジャー。栗毛の牝5歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道日高町・天羽牧場の生産馬で、馬主は国本哲秀氏。戦績21戦8勝(うち地方4戦3勝)。獲得賞金2億3894万9000円(うち地方1億4770万円)。重賞は2022年JpnⅡエンプレス杯、JpnⅢマリーンCに次いで3勝目。かしわ記念は須貝尚介調教師、吉田隼人騎手ともに初勝利。馬名の意味は「冠名+撫子」。



◆戸崎騎手(ソリストサンダー2着)「覇気があって、リズム良く行けたけど、最後は脚いろが一緒になった」

◆岩田康騎手(テイエムサウスダン3着)「身体も馬場も重かった。3コーナーで並びかけていったけど、脚が上がってしまった」

◆本田重騎手(カジノフォンテン4着)「思い通りの競馬ができて、折り合いも問題なかった。力は出せた」

◆武豊騎手(インティ7着)「折り合いはついたけど反応がなかった。前走は掛かったし、難しいところがある」

この記事はいかがでしたか?
ナイス  (0)
 ナイス!(0

関連キーワード

このニュースへのコメント

コメント投稿

コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。
コメントはありません。

競馬関連ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース