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笠松競馬処分決定 新たに8人が免許取り消し


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 地方競馬全国協会は22日、笠松競馬の調教師3人、騎手5人の免許を21日付で取り消したことを発表した。昨年7月末に免許試験不合格となった4人(調教師1人、騎手3人)を含めて、計12人の調教師、騎手が免許を失う異例の事態に発展した。

 昨年7月に免許試験不合格となった4人は無期限の競馬関与禁止という最も重い処分。新たに免許取消となった8人は、関与の程度に応じて6カ月~5年の関与停止処分となった。

 笠松競馬では、関係者が名古屋国税局から所得税の申告漏れを指摘されたという報道を発端に、競馬法に違反して騎手、調教師らがグループで馬券購入に携わっていたことが判明。1月19日以降は開催を自粛し、真相究明のため第三者委員会を設置していた。

 4月1日に同委員会の報告が提出されたことを受けて岐阜県競馬組合が協議を重ね、21日に処分と再発防止策を発表。免許権者である地方競馬全国協会がこの日、処分を正式に発表した。また、岐阜県競馬組合は5月14日までの開催自粛も発表している。

 再発防止策として、笠松競馬の新たな管理者には副知事を充て、笠松町長は副管理者となる。また、調整ルームが馬券購入の情報提供の場になったとして、監視を強化するほか、組合内に公正性確保を担当する課を設ける。

■4月21日付で免許取消となった関係者と処分内容花本正三調教師=競馬関与停止5年東川公則調教師=競馬関与停止5年大塚研司騎手=競馬関与停止5年吉井友彦騎手=競馬関与停止5年湯前良人調教師=競馬関与停止2年池田敏樹騎手=競馬関与停止1年筒井勇介騎手=競馬関与停止1年高木健騎手=競馬関与停止6カ月

■昨年7月に免許試験不合格となり、無期限の競馬関与禁止処分となった関係者尾島徹元調教師佐藤友則元騎手島崎和也元騎手山下雅之元騎手

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