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【クラスターC】菜七子コパノキッキングは3着

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【クラスターC】菜七子コパノキッキングは3着

 菜七子、重賞初V成らず-。クラスターカップが12日、盛岡競馬場で14頭によって争われ、1番人気に支持された藤田菜七子騎乗のコパノキッキングは2番手から最後の伸びを欠き、3着に敗れた。勝ったのは2番人気で岩田康誠騎乗のヤマニンアンプリメ。中団から直線で伸び、逃げたヒロシゲゴールドをゴール前で捕らえ、1馬身差をつけて重賞連勝を飾った。タイム1分9秒1(良)。

 クラスターCの売り上げ8億825万5100円は、昨年の2倍近く。入場人員6944人も大幅増。菜七子効果で盛岡競馬場は大盛況だったが、コパノキッキングは3着。単勝オッズ1・8倍の1番人気にこたえることはできなかった。

 「盛岡は前(に行った馬)が有利。ゲートを出たら行こうと思っていたし、ちゃんと出てくれたので、いい位置につけられたんですが…」

 好スタートを決めヒロシゲゴールドの2番手を確保。4コーナーで先頭に並びかけると、場内からは大歓声だ。だが直線で外からヤマニンアプリメにかぶせられると、挽回の力はなかった。「4コーナーの手応えからは『もうひと伸び(できる)』、と思ったんですが、伸びなかった。直線で狭くなる場面はありましたが、そこまで手応えもありませんでした」と首をかしげた。

 10日には英国アスコット競馬場で行われた名手が集う騎手招待競走、シャーガーCに参戦。帰国してすぐに盛岡の強行日程だったが「特に問題ありませんし、いろいろな場所で乗らせてもらうのはありがたいです」と感謝する。だからこそ、結果を残したかったが…。

 オーナーのDr.コパこと小林祥晃氏は「かぶせられてひるむような面があるのかも」と無念の様子。米GIブリーダーズC参戦プランも「胸を張っていくことはできない」と撤回したが「菜七子に重賞を勝たせたい」という気持ちは変わらず。次走には東京盃(10月2日、大井、交流GII、ダ1200メートル)が浮上。菜七子のチャレンジは続く。 (柴田章利)

★入場、売り上げとも大幅増

 12日の盛岡競馬場の入場人員6944人は、昨年の3789人を大きく上回った。開門時間を午前10時45分から10時に繰り上げ、その時点で約600人が列を作った。クラスターCの売り上げは8億825万5100円で、昨年の4億1831万7900円からほぼ倍増となった。

★ヤングジョッキーズTR結果

 ヤングジョッキーズシリーズのトライアルラウンド(TR)が12日、盛岡競馬場で行われ、第1戦は地元の岩本怜騎手(18)=三野通、第2戦はJRAの菅原明良騎手(18)=美・高木=が1着となった。次のTRは21日に門別で行われる。

 ◆岩田康騎手(ヤマニンアンプリメ1着) 「勝ててよかった。うまいぐあいにコパノキッキングが前に行ってくれたし、馬も確実によくなっていましたから」

ヤマニンアンプリメ 父シニスターミニスター、母ヤマニンエリプス、母の父サンデーサイレンス。鹿毛の牝5歳。栗東・長谷川浩大厩舎所属。北海道浦河町・廣田伉助氏の生産馬で、馬主は土井肇氏。戦績27戦8勝(うち地方5戦2勝)。獲得賞金1億7832万6000円(うち地方6073万円)。重賞は2019年交流GIII北海道スプリントCに次ぐ2勝目。クラスターCは長谷川浩大調教師、岩田康誠騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+印刷する(仏)」。

★「藤田菜七子騎手の特集ページ」はこちら!フォトギャラリーなど菜七子の魅力が満載!

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