nigeのコメント
【傾向・全馬評価あり】長所が活きる舞台なのでスムーズなら結果出す!
<予想>
◎:ヤマニンアンプリメ
持続力が活きる条件でスムーズに走れば
○:コパノキッキング
佐賀の馬場でラスト1F我慢できれば
▲:ヒラソール
まだ伸びしろがある
△:サヴィ
目標になる逃げるより2番手の方がいい
<傾向>
※レース名(人気,着順)
・2019年
【中央:3番人気(54kg)】安土城S(8,10)→CBC賞(6,6)→中京記念(9,5)
【中央:2番人気(53kg)】500万下(3,1)→ラジオ福島賞(1000万下)(6,1)→やまびこS(3勝クラス)(2,1)
【中央:1番人気(53kg)】フェアウェルS(1600万下)(8,1)→天王山S(7,13)→欅S(15,15)
・2018年
【地方:5番人気(55kg)】京葉S(7,6)→夕刊フジ賞(1,4)→サマーC(1,1)
【中央:4番人気(56kg)】京葉S(3,7)→天王山S(1,2)→欅S(6,6)
【中央:1番人気(55kg)】下総S(1600万下)(3,1)→大沼S(1,2)→マリーンS(3,4)
・2017年
【中央:2番人気(54kg)】高瀬川S(1600万下)(1,4)→薫風S(1600万下)(5,1)→アハルテケS(3,5)
【中央:3番人気(55kg)】アンタレスS(9,8)→かきつばた記念(4,2)→欅S(3,15)
【中央:1番人気(55kg)】オーシャンS(7,11)→テレビユー福島賞(1600万下)(7,11)→桶狭間S(1600万下)(4,1)
ハンデ戦に加え、夏の時期なのもあり、実績馬が出てこないので、地方馬も馬券圏内に来れているレース。
中央馬は、勝ち馬は近3走でオープンクラス6着以内の実績はあったが、昇級初戦で使った馬も好走しているので、オープンクラスのレースで惨敗後でも問題ない(ただ、今年の出走馬はハンデを見て分かるようにかなりの好メンバー)。
地方馬は、地方交流重賞4着以内の実績があるか、元中央オープン馬。
今年はいないので来年に向けてということで書いておくと、リピーターレースでもあり、
タガノトネール(2015年1着(56kg)、2016年3着(57.5kg))
タガノジンガロ(2014年3着(56kg)、2015年2着(56kg))
スーニ(2011年1着(58.5kg)、2012年3着(59.5kg))
ダイショウジェット(2010年2着(57.5kg)、2011年3着(57.5kg))
ヴァンクルタテヤマ(2008年1着(57kg)、2009年1着(58kg))
キングスゾーン(2007年1着(55kg)、2008年3着(56kg))
などが、2年連続で好走している。佐賀の適性を見せている馬は、注意が必要。
※ただ、好走した翌年はハンデが重くなっていて、2年連続同じ時期にいい状態ということも難しく、着順は落ちやすい。
<展開>
絶対逃げたい馬は不在。前に行くのは、内からヤマニンアンプリメ、サヴィ、コパノキッキング。
ただ、サヴィは砂をかぶりたくない馬で行き脚も速いので、逃げるくらい出して行ってコパノキッキングがハナを取りに来ないようならそのままハナ。できれば目標にされたくないので(逃げる競馬をしてこともない)、コパノキッキングに先に行かせて外に切り替えたいと考えるはず。逃げることになるかは、コパノのスタートと武豊騎手次第。
3頭に続いて、キャプテンハウテン、ヒラソール、ナムラムートあたりが追走。ハナ争いにはならないので、平均的な入りからのロングスパート勝負を想定。
<予想詳細>
本命は、ヤマニンアンプリメ
JBCレディスクラシック(1,3)→東京スプリント(2,8)→プロキオンS(9,3)
前走のプロキオンSは、好位外の3番手から追走。直線で一旦先頭に出たが、差されて3着。
高速馬場、かつ外伸びの速い上がりが求められたレースなので、持続力タイプで牝馬で56㎏を考えるとよく対応している。
2走前の東京スプリントは崩れたが、根岸Sを予定していたが調子が上がって来ないということで放牧に出して使ったレース。まだ状態は戻ってきていなかった印象(レース中に鼻出血もあり)。あと、コーナーで緩んで再加速する適性に合わない大井外回りのレース条件も悪かった。気にしないでいい負けなので、プロキオンSで鼻出血の影響を感じない走りを見せたのは不安なくこのレースに挑める点でプラス。
この馬は、加速が少し遅いが、スピードに乗るとトップスピードの速さがあり、いい脚を長く使える持続力も持ち合わせている。
佐賀1400mになるが、1200mより追走が楽な1400mで、ペースアップが早くなる地方の小回りコース。さらに時計のかかる重い馬場なので、加速の遅さが弱みにならず、長所の持続力が活きる条件。地方競馬の1周コース1400mでは、JBCレディスクラシック(浦和)を勝っていて、他も黒船賞2着、かきつばた記念2着、オーバルスプリント3着と全て馬券圏内。それも、3戦が上がり1位、残り1戦も上がり2位。崩れる可能性のかなり低い得意条件。
また、中央では阪神1400mが一番合うと考えている馬。阪神1400mはサマーチャンピオンで問われる持続力が活きる条件で、グレイスフルリープ(4年前1着)、タガノトネール(5年前1着)など阪神1400mで強い内容で走っていた馬が勝っていることも魅力。
斤量面もJpn1勝ちがあるからこの馬が57㎏で、コパノキッキングが58.5になると考えていたら1㎏恵まれたと感じる56㎏。
課題は、内枠に入ったこと。
佐賀の内枠は、逃げ馬でないと外から被されて終始砂の厚いところを走らされる可能性がある。今年の佐賀記念でのロードゴラッソが、その形になって仕方なく3コーナーから内に入れて直線に入るところで外に出す進路取り。ただ、ナムラカメタローが外に出さないように並走で付いてきて蓋をされて内を走らされて抑え込まれている(ロードゴラッソの川田騎手がかなり上手く乗ったから2着に持ってこれた)。
条件戦時代の砂を被って行きっぷりが悪かった点は解消されているが、佐賀で逃げ馬でなく終始内だと勝つ可能性は外枠の時より下がる。JBCレディスクラシックのように、向正面中盤で外に出せるかが力を出し切れるかのポイントになる(スタートから出して行って逃げ馬の外に切り替えてしまうという可能性もある)。
内枠の課題はできたが、コパノキッキングには適性面で不安があるので、枠以外の条件はかなりいいこの馬を本命に。
対抗は、コパノキッキング
カペラS(2,1)→根岸S(1,2)→東京スプリント(1,5)
前走の東京スプリントは、スタートを出て二の脚で前に行って、内を見ながら2番手から追走。
直線に入って前を交わすだけと思われたが、差を広げられてラスト1F失速の5着。
緩急が大きい流れがいい馬ではないので、ジャスティンのマイペースに付き合っている時点でマイナスだったし、逃げ馬が残れていた馬場も相手にプラスになった。ただ、それを差し引いても負けすぎで負け方が悪いのは気になる材料。
この馬の長所は、1000m戦を圧勝できるスピード。
この「スピード」は、600~800mくらいの距離を速く走れるというスピード。それが中盤になるのか、上がり3Fになるのかは乗り方次第。去年のフェブラリーSや2年前のカペラSでは、このスピードを上がりに集中させたレース。
距離に関しては、今年の根岸Sで2番手から強気な競馬でモズアスコットにしか差されなかった強い内容の走りから問題ない。1周コースも向正面からのロングスパート勝負になるので、コーナーで強制的にスピードを落とされる大井外回りより長所が生きる。だから、JBCスプリントで強引すぎる騎乗をしてもクビ差2着に走れている。
ただ、佐賀の重い馬場は課題。中央競馬での1400m重賞根岸S・プロキオンSは、1分22秒台での決着が多いですが、サマーチャンピオンは1分25~26秒台での決着。約4秒も遅い時計で、かなり重い馬場です。かなり重い馬場で持続力が活きる佐賀だとスピードの長所が最大限に活きる条件ではないので、ラスト1Fをどれだけ我慢できるかがポイントになる。
枠順に関しては、出遅れなければサヴィにプレッシャーをかけながらの2番手や、逃げる選択もできるいい所に入って、ヤマニンアンプリメが最内。馬場に関しても、台風の影響で火曜日にかなりの雨量があり、パサパサの馬場は避けられたので少し条件が良化はした。ただ、持続力が活きる条件は変わりないのでヤマニンアンプリメの方を上に評価した。
単穴は、ヒラソール
4歳以上2勝クラス:阪神1400(1,1)→高瀬川S(3勝クラス)(1,1)→天保山S(6,3)
前走の天保山Sは、スタートを五分に出て、少し出して好位内から追走。
3~4コーナーで最内から逃げ馬の後ろまで位置を上げて、直線でサヴィが抜け出した進路を追いかけて3着。
この馬は、まだ伸びしろがあると感じている馬。
前走は中団やや前から早めに好位内まで上がる走りで、条件戦の3連勝は差す競馬。ただ、この馬は相手に併せて走るより強気に乗って前にプレッシャーをかけて行くような走りをさせた方がいいと考えている。
それをしたのが、6走前1勝クラスでのラプタスの2着。このレースは、高レベルレースで8馬身離れた3着馬は本格化前のトップウイナー。これが現状のベストパフォーマンス。馬の力だけで結果が出ているのが現状で、もっと強い走りができると考えている(正直、騎手が変わるのがさらに良くなる一番のタイミングと読んでいるが)。
外枠でマイペースに走れるのはいいし、前半が速くないロングスパート勝負も対応可能。外からコパノキッキングやヤマニンアンプリメを目標に追いかけるような走りをして、これまで以上のパフォーマンスを出す可能性があると考えて3番手評価に。
4番手は、サヴィ
バレンタインS(7,6)→名鉄杯(2,3)→天保山S(5,1)
前走の天保山Sは、行き脚が速くて逃げられそうだったが、内の馬を待って外からは被されないように2番手から追走。
直線に入る所で前に並びかけて、少し追い出しを待っての仕掛けで勝利。
勝ちはしたのだが、高速馬場の平均ペースを2番手から抜け出しての勝利で、展開に恵まれた印象。勝てたことは、出遅れたレッドルゼルや相手に併せる乗り方をしたヒラソールが力を出し切れていない恩恵も受けた印象はある。
逃げて目標にされたら崩れる可能性上がりそうだが、コパノキッキングが逃げてくれて外に切り替えての2番手なら自分の力を出せる形になる。そうなったら、ヒラソールの位置取りが悪かったり、仕掛けが遅れたり、下手な進路取りをしたら3着はあっていいと考えての押さえ。
買い目については、地方交流重賞はオッズは高くならないので、5回に1回当たれば回収できるようにリスクを取って点数を絞って勝負しています。回収額が下がっても的中させたい場合はご自身で調整をお願いいたします。
※以下は、買わない馬の評価。
■ 中央馬
メイショウテンスイ
前走は、好位外の5番手から追走。4コーナーから仕掛けて行って、直線でじわじわ伸びてきて前を交わして勝利。1番人気に応えて勝ったのだが、超高速馬場の平均ペースで前有利な流れを好位から抜け出しただけ。また、2,3着の馬は出遅れて力を出し切れてなく、かなり恵まれた勝利。
降級があるときは、短距離路線の古馬の層は厚く、3歳馬は成長して11月ぐらいに3勝クラスを勝てでは上出来(だから、カペラSの3歳馬は出走が少なかった)。降級がなくなったから、この時期に3勝クラスを勝てたと感じる。オープン特別でもまだ足りない内容なので、53㎏でも素質に期待のレースになる。
■ 地方馬
サマーチャンピオンは、地方馬の活躍が目立つ地方交流重賞。過去10年で半分の5年(6頭)で地方馬が馬券圏内に好走。ただ、今年は過去最高レベルの中央馬が揃っている(今年の5頭ならどの馬でも去年の低レベルレースを1番人気で勝てるくらい)。地元の大将格ドラゴンゲートや例年参戦してくる園田の実績馬が不在。どう考えても厳しいですが各馬の評価を。
キタノイットウセイ
地方交流重賞は、ほぼ最下位。出走が目的なので回ってくるだけ。
ナラ
前走はキタノイットウセイに先着して、地方交流重賞5戦連続最下位は回避。出走が目的なので回ってくるだけ。
ダイチトゥルース
高知から佐賀に移籍して、3戦で4着が最高。地元重賞でも厳しいので、この相手では。
キャプテンハウテン
佐賀に移籍して、A1・A2格のレースを連勝。ただ、南関東時代は大井1200mを得意としていてA2格止まり。勝ちに行った中央馬が大きく失速してくれた時の5着候補に挙がるくらい。馬券圏内までは厳しい。
オイカケマショウ
前走は同条件の吉野ヶ里記念で、ミスカゴシマに1.9秒差の6着。この距離だと地元重賞も厳しいので中央馬相手はきつい。
ハクユウスターダム
去年は6番人気5着と頑張ったが、去年のかなり弱い相手にも1.6秒差負け。その後は、調子を落としてサッパリで、相手がかなり強化になるので厳しい。
ナムラムート
園田に移籍後にA2~A1A2で3連勝。移籍前の中央では凡走が続いていたが、2勝クラスで勝ち負けできるレベルの走りは見せていたので、相手が楽になっての好走。成長ではないので、中央馬相手では厳しい。