展開不向きの中でいい持続力を見せている！


＜予想＞

◎：イルヴェント
ひと叩きして良化してきたら

○：カツノナノリ
休み明け課題も鞍上強化で

▲：スミソニアン
スタートがもう少しましになれば

△：ダイキチホマレ
前走はクラスが下がった恩恵があったが

☆：スイングステート
勝ち切れないが安定して自分の脚は使う





＜予想詳細＞

本命は、イルヴェント

前走は、逃げ馬が5馬身くらい離して逃げる展開を3番手から追走。ペースが流れていたのに残り1000mで外から動いてくる馬がいたので、交わされるのを嫌って抵抗。前の4頭は横並びで、5番手の馬を少し離して3コーナーへ。

直線に入って周りの馬の脚が止まって残り200mの少し前で先頭。そこから粘っていたが2頭に差されて3着。

人気薄で勝負に出た早仕掛けを前で受ける形になってしまったので、完全に展開不向き。持続力が長所の馬だが、7か月ぶりだったので脚が鈍ったのは仕方ない。


今回は、ひと叩きしての良化が期待できる。

一回だけでどこまで良化して来るのかはあるが、3歳時は使って使って成長してきた叩き良化型のパフォーマンスを見せていた馬。

能力的には、クラシックトライアルではクライオジェニック（東京ダービー2着、ジャパンダートダービー5着）に0.2秒差2着。羽田盃では、差し有利の展開不向きを好位から粘って4着。1勝しかしていないが、高いパフォーマンスで走っている。

トップスピードがそこまで速くないので、スローペースまで落ち着きそうにない相手関係も歓迎。ひと叩きしての良化で、パフォーマンスが上がっての好走を期待する。




相手は、4頭選択。


カツノナノリ
前走は、最内から位置を取りに行ったが、外に速い馬がいて中団やや前の6番手から追走。3～4コーナーでじわっと位置を上げて4番手に上がって、直線に入る所で外へ。そこから前との差を縮めたが、1番人気の馬がしぶとくて2着。いい走りをしたが、これは相手が強かった。

今回は、休み明けでどれくらい走れるかが課題。でも、2走前のパフォーマンスは出走メンバーで上位の走りで、笹川騎手に鞍上強化。仕上がり次第であっさり勝っていい力はあるので対抗とした。



スミソニアン
前走は、少し出遅れて出鞭を入れていたが後方3番手から追走。3～4コーナーで外から位置を上げようとしていたが上げられず。直線に入ってから伸びてきて4着。2走前ほどではなかったが、スタートが遅くて、1650mの流れも忙しかった。

今回は、1800mに距離延長がプラス。スタートの課題はあるが、追走は前走より楽になる。中団で流れに乗れた3走前の走りができれば、このメンバーでも十分勝てる。スタート次第で巻き返しあっていい。



ダイキチホマレ
前走は、外枠から内の出方を見ながらハナへ。マイペースの逃げに持ち込んで、直線で差を広げて3馬身差の完勝。クラスが下がって、かつ外枠でハナが取れた恩恵があった。評価が上がるレースではない。

評価しているのは、4～6走前の走り。内回りの平均ペースで好位から長く脚が使えて、外回り2000mで中盤ペースが上がって上がりがかかる展開でも好走。外回り1400mでも勝っていて、距離・ペースの柔軟性が高い。休み明け2戦使って良化が前走で見えたので、この相手になっても好走できていい。



スイングステート
前走は、一団になっていた好位馬群の一番後ろで追走（3列目最内）。4コーナーから直線に入る所で5頭分くらい外に出して、じわじわ伸びてきて0.1秒差3着。悪くはないんだが、1800mの方がいいかなと感じる直線の脚だった。

勝ち切れない結果が続いて、ついに森騎手に鞍上強化。分かりやすく勝ちに来ている。安定して自分の脚は使うので、森騎手の騎乗が噛み合えば上位争い可能。