【火曜川崎勝負R:全馬評価あり】良化が期待できる条件で巻き返しを期待！



＜予想＞

◎：キモンルビー
逃げる競馬ができれば押し切れる

○：ファントムバレット
好位からでもいいがベストはハナで

▲：コパノフィーリング
この枠だとスムーズに走れるかが課題

△：コウギョウブライト
4走前のような2列目最内が取れたら



＜展開＞

逃げたい馬は多いが、この枠の並びならキモンルビーが主張してハナ。
その外にファントムバレット、ダンディーヴォーグ。2列目にプリモジョーカー、コウギョウブライト、エンテレケイアあたりが追走。
ハイペースになるが、きついコーナーの川崎なのでコーナーで少しスピードを落として直線で0.1～0.4くらい減速する流れ。



＜予想詳細＞

本命は、キモンルビー

前走は、スタート直後につまずいて、大外から内を見ながら出して2番手から追走。
3～4コーナーで手が動いて、直線でファントムバレットをの差を縮められずに0.3秒差2着。

6.4 - 10.2 - 11.7 - 12.3 - 12.3

船橋で持続力を活かして勝っていたので、コーナーで強制的に緩められる川崎コースが課題と考えていたが、コーナーでもたついたところを見せて直線でファントムバレットの脚が鈍らなかったので届かなかった。

ただ、中1週でのレースで中間の時計はなく軽めの調整。次の川崎スパーキングスプリントに向けて、コースを経験しておきたいから使うのかと感じたローテ。それに加えて、大外でスタート後のつまずきがあって力負けの内容ではない。


今回は、内枠に入ってハナが取れそうなのが魅力。

前走と違ってファントムバレットより内枠。前走で逃げないで負けたことや被されたくはないので、ハナを主張しに行くはず。
逃げて自分のペースなら、前走でもたついたコーナーも走りやすくなるし、前にいて直線に入れるなら船橋記念を勝てる持続力も活かすことができる。

大目標は来月の習志野きらっとスプリント（7/26 船橋1000m）とは思うが、中1週でコースを経験させたということは数少ないスプリント重賞のここも取りにきている。
逃げる競馬での巻き返しを期待する。




対抗は、ファントムバレット

前走は、内枠に加えて、矢野騎手に戻っていたので、主張してハナへ。
2番手にいたキモンルビーに直線に入る所で内・外の差で少し差を広げて、その差をキープしたまま逃げ切り。

キモンルビーが大外＆つまずきがあったが、完璧なレース運びでの勝利だった。


今回は、キモンルビーより2㎏軽くなって前走より斤量面で有利だが、枠の並びが逆になった。

この枠の並びだとキモンルビーは被されるのを嫌って、ハナを取りにしっかり出してくる。それを外からハナまで行くのは無理なので、好位外からが濃厚。

その並びになるとキモンルビーの持続力を考えると、直線で交わすことが難しくなる。
勝つなら逆にキモンルビーを楽逃げさせて、直線で加速できるくらいのラップにすると「緩んで加速する流れの適性」で逆転する可能性は上がる。でも、他にも好位を取りにくる馬が多くいるので、その流れは期待しにくい。

重賞を勝つならこの条件しかないので、勝負度は高いと思うがキモンルビーを後ろから差すのは難しいので対抗にした。




単穴は、コパノフィーリング

前走の船橋記念は、1馬身くらい出遅れて、二の脚の速さで前に行って中団やや前の内で追走。
3～4コーナーで内から位置を上げて、直線に入る所で前の3頭の外へ。そこからじわじわ前に迫ったが3着まで。


出遅れはあったが、あまりもまれたくないので前にスペースがある道中で、スムーズに外に出すことができたので力は出し切っている。


今回は、900mでの内枠の対応が課題。

スタートは速くなくて、二の脚の速さで前に行くので、速い馬が揃う900mでの内枠はきつい条件。力を出し切るには、外から被される可能性が高くて、外にスムーズに切り替えられるのかが課題になる。

あと、キモンルビーより次の習志野きらっとスプリントが目標と分かる休み明け初戦。
スムーズに外に出せたとしても遅れて差してくて、2着までと考えて3番手評価とした。




4番手は、コウギョウブライト

前走は、外枠から出して行ったが、外のキモンルビーの方が速くて、少し抑えて中団やや前から追走。
3コーナー前に盛り返そうとしたが、エンテレケイアが外にいたので少し待たされて4コーナーで外に出しての追い出し。

休み明けで次の川崎スパーキングスプリントが目標のレースではあったが、これだけスムーズさを欠いてしまうと900mではお手上げ。力を出し切れずに終わってしまった。


今回は、内枠に入ったので前走と違う進路で走ることができる。

キモンルビーがハナに行くと思うので、理想は2列目の最内。プリモジョーカーがその位置を取る可能性が高いが、悪くても2列目の内から2頭目の位置が取れる枠の並び。
逃げか外の2番手が取れたら最高だが、この相手にそれは無理。4走前のようにキモンルビーの後ろに付いて行って、どこか進路ができればというレースになるはず。

勝つまでは運よくハナが取れたりしないとさすがにきついが、馬券圏内争いなら十分ある。




※以下は、買わない馬の評価。

プリモジョーカー
逃げがベストとハッキリしている馬で、この枠だと逃げられない。もし逃げられたとしても、この相手にハナを取るということは前半かなり無理をしているので、3走前のように脚が止まる。どちらにしても厳しい。



ヒロブレイブ
中央でも後方から展開待ちだったので、川崎の900mは合わない。短い距離なら船橋の方がまだ合う。



エンテレケイア
前走は、大外のキモンルビーの方が速かったので、譲って外に切り替えて好位外の4番手で直線へ。そこから差を縮められずに3着。

今回は、枠の並びが悪い。砂を被ったらダメな弱点がある馬なので、この馬よりテンの脚があるファントムバレットより内の枠は被される可能性が高い。さらに、その外にダンディーヴォーグまでいるので、前走のように譲って外にすぐ切り替えることも難しい。前走の1頭に譲って外に切り替えるだけでも、少し砂を被って少し行きっぷりが悪くなってるので力を出し切るのが難しい枠になった。

好走するには、キモンルビーの外の2番手を取る形しかない。ただ、矢野騎手だとしっかりテンから出して行くファントムバレットが、エンテレケイアよりテンの脚が速いのに2番手を譲ってくれるとは思えない。相手が普通にスタートを出たら厳しいので、ここまで押さえず消しの判断。



ダンディーヴォーグ
去年の習志野きらっとスプリントの惨敗以降、行きっぷりが悪くなって、逃げられなくなったことでパフォーマンスがかなり落ちている。好位外で追走して、直線失速する可能性が高い。



ナガタブラック
スタートがよくなればもっと走れる馬なのだが、全くスタートが上手にならない。この相手だと後ろから追いかけて、失速する馬を何頭拾えるかのレースになる。



ジョーロノ
世代限定戦の1600m以下だと逃げて好走できていたが、成長力がないので上の世代相手になって力負けが続いている。この距離・相手だと逃げることも無理なので厳しい。



マッドシェリー
前走は、逃げて1.1/2馬身差で勝利。勝ちはしたがＢ２Ｂ３の相手に49㎏。今回は、重賞の相手になって2㎏増で、逃げることもできない相手。別馬レベルの走りをしないと掲示板も厳しい。