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　◎には、一昨年の東京記念勝ちの実績から長距離は問題なし、昨年のブリリアントＣでノンコノユメを2着に降して優勝、大井記念でも今回1番人気のタービランスを撃破しているように、実力面も文句なしの(10)ストライクイーグルを推します。前走の浦和記念は大外枠から出負けし、位置を取りに行くロスの多い競馬。勝ちに行く競馬をしたために最後に伸びあぐねました。しかし、JRAの馬たちを相手に大きく負けていません。脚をタメて内を突いたのタービランスよりも、むしろ内容は良かったと言えます。ここは巻き返しが期待できるでしょう。

　○は、目下3連勝目、休養明けで昨年の羽田盃を優勝した(12)ゴールドホイヤー。羽田盃は逃げたファルコンウィングが3着に粘ったように、2番手の同馬は展開に恵まれた面がありました。しかし、ぶっつけ本番で結果を出したのは底力があればこそ。次走の東京ダービーは1番人気を裏切りましたが、これは休養明け好走後の一戦で、疲れが出たもの。長期休養明けの前走、勝島王冠はカジノフォンテン、ノンコノユメ、モジアナフレイバーと相手が強かったこともあり、6着と善戦止まりでしたが、無理をさせていないので、ここでの前進が見込めます。

　▲は、昨年の金盃と東京記念を制し、JRAの馬たちが相手のダイオライト記念で3着、名古屋フランプリでも4着の(5)サウンドトゥルー。同馬は遡ればダ1800ｍ～ダ2000ｍのGⅠで3勝の実力がありますが、スピードが衰えて、現在は持久力を生かせる長距離路線で活躍。昨年の金盃では8馬身差の圧勝、東京記念では7馬身の圧巻の内容だったように、ここでは実力が違います。しかし、前走の名古屋グランプリを目標にした後の一戦となるので、狙い下げました。目標は昨年同様に、2月の金盃（距離2600ｍ）でしょう。

　以下特注馬として、地方馬限定の重賞をこれまで16戦し、1着5回2着9回3着2回(10)タービランス。同馬は前走の浦和記念でも勝ち馬ダノンファラオと0.1秒差（2着）と好走しているように、自在脚質で大崩れしないのが魅力です。3走前の大井記念は、◎ストライクイーグルと0.1秒差(2着)に敗れましたが、逃げるオールブラッシュの離れた2列目の外から、向こう正面で上がって来たマルカンセンサーに抵抗して早仕掛けしたぶんの失速。当然、ここでも通用する実力の持ち主ですが、前走の浦和記念では展開と位置に恵まれ、4着と好走した後の一戦になるので、狙い下げました。

　あとは△に昨年の東京湾Ｃ、東京ダービーで連対を果たした(11)マンガンと(8)エメリミット。東京湾Ｃはマンガンが優勝して、エメリミットが2着。東京ダービーでは直線でエメリミットがマンガンとの競り合いを制す形。前走のオープン、ハートビートダービーでは、マンガンが大外一気で制して、エメリミットが楽なペースで逃げながらも5着敗退。しかし、スタミナが不足する休養明けで逃げて持久力を生かす競馬に持ち込んだ影響もあったはず。今回で変われても不思議ないので、両馬ともに警戒しました。