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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 7 | 9 | 牡3 | 55.0 | 菅原明良 | 小西一男 | JRA | 496(±0) | 2.15.1 | レコード | 2.3 | 1 | |
2 | 6 | 8 | 牡4 | 56.0 | 荻野極 | 庄野靖志 | JRA | 530(+6) | 2.15.1 | ハナ | 7.4 | 5 | |
3 | 2 | 2 | 牡4 | 56.0 | 鮫島克駿 | 齋藤崇史 | JRA | 529(+11) | 2.15.7 | 3 | 5.8 | 4 | |
4 | 1 | 1 | 牡6 | 56.0 | 藤岡康太 | 村山明 | JRA | 511(+7) | 2.16.8 | 5 | 3.9 | 2 | |
5 | 8 | 12 | 牡8 | 57.0 | 藤岡佑介 | 宮本博 | JRA | 493(+5) | 2.17.4 | 3 | 4.7 | 3 | |
6 | 7 | 10 | 牡3 | 55.0 | 岡部誠 | 角田輝也 | 愛知 | 514(-19) | 2.17.8 | 2 | 149.3 | 7 | |
7 | 3 | 3 | 牡4 | 56.0 | 吉原寛人 | 渡邉和雄 | 大井 | 543(+17) | 2.17.9 | 1/2 | 34.5 | 6 | |
8 | 4 | 4 | 牡9 | 56.0 | 加藤聡一 | 今津博之 | 愛知 | 530(-7) | 2.19.0 | 5 | 487.6 | 10 | |
9 | 8 | 11 | 牡4 | 56.0 | 今井貴大 | 宇野木博徳 | 浦和 | 458(-11) | 2.19.0 | ハナ | 254.0 | 9 | |
10 | 5 | 6 | 牡8 | 56.0 | 浅野皓大 | 今津博之 | 愛知 | 509(-1) | 2.19.5 | 21/2 | 651.9 | 11 | |
11 | 5 | 5 | 牡8 | 56.0 | 丸山真一 | 坂口義幸 | 愛知 | 467(-2) | 2.20.1 | 3 | 663.3 | 12 | |
12 | 6 | 7 | セ4 | 56.0 | 丸野勝虎 | 角田輝也 | 愛知 | 461(+10) | 2.20.2 | 1/2 | 173.4 | 8 |
■払戻金
単勝 | 9 | 230円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 9 | 120円 | 1番人気 |
8 | 160円 | 5番人気 | |
2 | 140円 | 3番人気 | |
枠連複 | 6 - 7 | 740円 | 4番人気 |
馬連複 | 8 - 9 | 780円 | 4番人気 |
馬連単 | 9 → 8 | 1,180円 | 5番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 8 - 9 | 270円 | 4番人気 |
2 - 9 | 210円 | 3番人気 | |
2 - 8 | 420円 | 8番人気 | |
三連複 | 2 - 8 - 9 | 1,040円 | 6番人気 |
三連単 | 9 → 8 → 2 | 4,250円 | 18番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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8日(木)に行われる名古屋グランプリの出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ケイアイパープル【B】
栗東Cウッド単走。浦和記念後は在厩調整ですぐに馬場入り。間隔が詰まっているだけに計時は2日のCウッドでの70秒6-38秒1-11秒6のみ。それでも帰厩後すぐの競馬だった前走に比べればいい状態でレースを迎えられそうであり、巻き返しが見込めそうである。
②ラーゴム【B】
栗東Cウッド単走。前走2着から間隔が短いこともあり、時計になったのは直前4日の1本のみ。67秒3-37秒3-11秒7で乗られており、上積みこそないものの好調をキープしているといえる。地方のダートがあっている印象があり、距離の2100mも向いていそうだ。
⑧ヴァンヤール【B】
栗東坂路単走。前走6着後は短期放牧に出され11月23日上旬に帰厩。前回は1週前Cウッド、直前坂路での調整だったが、今回は坂路オンリーで乗られている。4日には単走で一杯に追われ51秒5-12秒6。タイムを詰めており、秋3走目でもデキ落ちなく臨めそうだ。
⑨ペイシャエス【B】
美浦坂路単走。盛岡戦後は在厩調整で、23日の坂路併せ馬では追走併入。30日は一杯に追われて53秒3-12秒9で追走先着を果たしている。直前4日にも単走馬なりで乗られており、いいデキを維持。この秋3走目よりも、古馬相手での慣れが見込める点を推したい。
⑫クリンチャー【B】
栗東坂路単走。みやこS11着後は在厩調整で、23日の坂路から計時開始。30日には単走で一杯に追われ53秒5-12秒6で乗られている。直前4日、6日にも坂路入りし、一変した感こそないものの秋初戦を使われての上積みが見込める。名古屋の新コースでも期待したい。
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち7頭が、3歳または4歳馬となり、毎年1頭以上が馬券に絡む活躍をみせている。一方、5歳以上は、勝ち馬に1頭、2着馬に5頭、3着馬に2頭。データ集計期間外含め、5歳以上馬は前走がG1またはJpn1であることが目安となる。したがって、前走がG2またはJpn2以下だった5歳以上を減点対象としたい。
減点対象馬
①ケイアイパープル、④ナムラアラシ、⑤ウインハイライト、⑥シンコーマーチャン、⑫クリンチャー
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が、前走1~5着で入線していた。前走で6着以下に敗れていた馬は、勝ち馬に1頭、2着馬に1頭、3着馬に2頭(前走競走除外を除く)。なお、前走がG1またはJpn1だった馬を除けば、前走6着以下からの好走例は2020年3着ダイシンインディー、2021年3着ダンビュライトの2頭となるため、ヒモ扱いが賢明だろう。
減点対象馬
⑥シンコーマーチャン、⑧ヴァンヤール、⑫クリンチャー
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち9頭が、前走で1~4番人気の支持を集めていた。前走5番人気以下だった馬は、勝ち馬に1頭、2着馬に2頭、3着馬に2頭(前走競走除外を除く)。なお、非該当馬で連対した3頭は、いずれもJRAのダートグレード競走に出走していた。
減点対象馬
③セイカメテオポリス、⑤ウインハイライト、⑥シンコーマーチャン、⑪タカジョー
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が、前走でダートグレード競走に出走していた。非該当馬は、勝ち馬に1頭、2着馬に2頭、3着馬に2頭。2018年チュウワウィザードは師走Sからの臨戦で勝利しているが、同馬はキャリアの浅い3歳馬だった。4歳以上で非ダートグレード競走に出走していた馬は割引が必要だろう。
減点対象馬
④ナムラアラシ、⑤ウインハイライト、⑥シンコーマーチャン、⑦アンタンスルフレ、⑪タカジョー
2017年以降、産駒が3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が9頭、キングカメハメハ系が3頭、A.P. Indy系が2頭、そのほか1頭。なお、昨年はジャスタウェイ産駒の1番人気ヴェルテックスが勝利し、同種牡馬は2020年マスターフェンサーに続く2連覇となった。
今年4月の名古屋競馬場移転に伴い、名古屋グランプリも新設コースにて行われるほか、施行距離も2500mから2100mへと短縮。参考までに当該コースで行われたレースの種牡馬成績を見てみると、2勝を挙げるクロフネに続き、ナムラタイタン、モンテロッソが名を連ねている。ちなみに、名古屋グランプリの優先出走権がかかった東海菊花賞(名古屋ダート2100m)では、クロフネ産駒のコバルトウィングが勝ち、2着にトーセンブライト産駒のトーセンブル、3着にハーツクライ産駒のタカジョーが入線していた。
ケイアイパープルは、父パイロ×母アルヴェナ(母の父Seeking the Gold)。名古屋ダート2100mの種牡馬成績を鑑みると非サンデーサイレンス系が優位な印象で、本馬においては母の父Seeking the Goldがモンテロッソの父系曽祖父であることも強調しやすい。前走浦和記念は1番人気に応えられず5着に敗れたものの、左回りは「0-1-0-5」と得意とは言い難いだけに、「8-3-1-7」の右回りで見直しが必要だろう。施行条件が異なるとはいえ、昨年の名古屋グランプリでは2着に好走した実績もあり、傾向の変化を探るうえでもレースぶりに注目したい。
タニノタビトは、父オルフェーヴル×母テーブルスピーチ(母の父フレンチデピュティ)。サンプル数が少ないながらも2勝と存在感を示すクロフネだが、同馬と本馬の母テーブルスピーチは同じフレンチデピュティ産駒でもある。また、本馬の牝系はコーニストウシヨウへと遡るため、昨年の勝ち馬ヴェルテックスの遠縁であることも興味深いところ。駿蹄賞、東海ダービー、岐阜金賞と制し、史上5頭目となる東海三冠に輝いた馬。オルフェーヴル産駒らしい気難しさこそあるものの、伸び盛りの3歳としても楽しみが勝る存在だろう。
名古屋グランプリは、芝よりも持久力が必要なダートで有馬記念と同距離2500mを走るステイヤー決定戦だったが、今年からは2F距離が短くなり、ダ2100mで施行される。これによる影響はそこまで大きくないだろう。またこのレースは、2016年、2017年に地元のカツゲキキトキトが3着に善戦しているものの、地方馬の連対は14年前のレッドストーンまで遡らなくてはならない。ほぼ中央馬の独壇場となっている。
ダ2100m戦になっても、白山大賞典がそうであるように、長距離適性がとても重要。過去1年以内、近5走でダ2000m以上のグレードレースを2度以上、連対している馬が最有力で、それらの過去10年の成績は【5・2・1・0】。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2015年、2016年のアムールブリエ、2019年のデルマルーヴル、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は2016年のケイティブレイブ、3着の該当馬は2018年のグリムだ。
さらに同年10月以降の近2走で、2000m以上の中央のオープンやリステッド、ダートグレードに出走し、ともに3着以内だった馬も有力。ただし、近2走のどちらかで0.8秒以上負けていた2013年のランフォルセ、エーシンモアオバー、2015年のソリタリーキングは4~5着に敗れているので、近2走とも0.7秒差以内という条件を加えたい。
同年10月以降の近2走で、ダ2000m以上の中央のオープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内かつ着着0.8秒差以内だった馬の過去10年の成績は、【3・2・1・0】となる。1着の該当馬は、2013年のシビルウォー、2020年のマスターフェンサー、2021年のヴェルテックス。2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブ、2020年のロードゴラッソ。3着の該当馬は、2018年のグリム。
また軽斤量で出走できる同年の東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績のある3歳馬も有力。ただし、3着馬だけに直前の勢いも重要で、前走で5着以下に敗れていた2012年のトリップや遡ってボレアスは、このレースでは大敗している。前走でチャンピオンズカップに出走なら、2010年のマカニビスティーのように大敗からでも巻き返す場合があるが、それ以外のレースであれば狙い下げたいもの。
3歳馬は東京ダービーの勝ち馬、中央の古馬のオープンやリステッド及び、ダートグレードで連対実績のある、チャンピオンズカップを除く前走で4着以内ということを条件で狙いたい。それらの過去10年のこのレースでの成績は【2・1・0・0】。1着の該当馬は、2018年のチュウワウィザード、2019年のデルマルーヴル、2着の該当馬は、2016年のケイティブレイブである。
その他、JBCクラシック→チャンピオンズカップ→東京大賞典路線を表路線とするならば、白山大賞典→浦和記念→名古屋グランプリは裏路線。よって、このレースは白山大賞典や浦和記念を経由した馬が多く出走してくるが、裏路線で活躍した馬よりも、表路線で脱落して、東京大賞典への出走権が得られずに、ここへ出走してくる馬たちの活躍の方が目立っている。つまり、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走して敗れた馬である。
しかし、前走でチャンピオンズカップ(旧JCダート)に出走していても、あまりに負け過ぎた馬はここでも巻き返せていない。実際に2018年のチャンピオンズカップで12着(着差1.6秒)に敗れたセンチュリオンは、このレースで4着に敗れている。このことから前走でチャンピオンズカップに出走していた馬は、着差1.5秒以内であることを条件で狙いたい。
それらの過去10年のこのレースでの成績は【1・3・1・0】である。1着の該当馬は、2018年のメイショウスミトモ。2着の該当馬は、2014年、2015年のニホンピロアワーズ、2018年のミツバ。3着の該当馬は、2013年のナイスミーチュー。遡れば2011年のニホンピロアワーズもチャンピオンズカップ9着(着差0.7秒)からの巻き返しである。
一方、裏路線でもっとも角が高い同年の浦和記念で連対した馬だ。浦和記念で連対した馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・1・3・1】。1着の該当馬は、2012年のエーシンモアオバー、2013年のシビルウォー。2着の該当馬は、2017年のケイティブレイブ。3着の該当馬は、2018年のグリム、2019年のアナザートゥルース。唯一の4着以下は2014年のランフォルセで、同馬こそ4着に敗れたが、基本的には信頼できる。
他では前走の浦和記念で逃げた馬。それらの過去10年のこのレースでの成績は、【2・1・0・0】と連対率100%だ。該当馬は全てエーシンモアオバーだが、浦和記念はコース形態上、例年ハイペースになるだけに、そこで逃げた馬を、長距離戦でペースに緩みが生じるこの舞台で狙うというのは有効策のはず。
穴馬候補は、グレードレースで以外の前走でも逃げて、今回でも逃げることに成功した馬たちだ。2013年に前走のJRAオープンのBSN賞を逃げて1着のトウショウフリークがこのレースで5番人気で2着、遡れば2006年に前走の東海菊花賞で逃げて2着のレッドストーンがこのレースで6番人気で優勝と、とにかく人気薄での好走が目立っているので、該当馬がいれば一考の価値がありそうだ。
また勝ち切るまでは難しいにせよ、地方馬に用意された名古屋グランプリの前哨戦である、同年の東海菊花賞の連対馬が穴を開けている。2016年、2017年のこのレースで3着だったカツゲキキトキトも、2007年に5番人気で2着入線したチャンストウライも、14年前に優勝したレッドストーンも同年の東海菊花賞の連対馬だ。それらが人気がないようであれば、ヒモ穴に加えてみるのもアリだ。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・過去1年以内、近5走で2000m以上のグレードレースを2度以上、連対している馬。
・同年10月以降の近2走ともダ2000m以上の中央のオープン、リステッド及びダートグレードに出走し、ともに3着以内(着差0.8秒差以内)だった馬。
・同年の東京ダービーの勝ち馬や中央の古馬のオープンやリステッド、ダートグレードで連対実績のある3歳馬。(チャンピオンズカップを除く前走で4着以内が条件)
・前走で同年のチャンピオンズカップに出走し、着差1.5秒差以内だった馬)。
・同年の浦和記念の連対馬。
・同年の浦和記念で逃げた馬。
●穴馬候補
・前走、格下のレースで逃げて、今回も逃げると推測される馬。
・同年の東海菊花賞の連対馬。
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東海菊花賞の格やコースを継承するかたちで新設されたダートグレード競走で、2001~2023年は12月に開催されていた。この路線の実力馬たちは同時期に行われるチャンピオンズカップ(旧・ジャパンカップダート)や東京大賞典を目指すこともあり、ヴァーミリアンやフィールドルージュ、ニホンピロアワーズ、チュウワウィザードといった、のちにG1・Jpn1を制する馬たちが名を揚げてきた歴史を持つ。地方所属馬は第1回(2001年)のミツアキサイレンス(笠松)を最後に勝利から遠ざかっており、連対例も2006年2着レッドストーン(愛知)まで遡らなければならない。2016年3着カツゲキキトキト(愛知)の 馬券圏内好走も地方所属馬としては、じつに9年ぶりのことだった。なお、ダート競走の大幅な体系整備の一環として、2024年に施行時期を5月上旬へと移設。以後、上半期の古馬チャンピオン決定戦である帝王賞のステップレースとして位置付けられるようになった。