名古屋大賞典 Jpn3

12月19日() 名古屋競馬場/ダ1900m

名古屋大賞典データ分析とレース傾向

名古屋ダ1900m

名古屋競馬場で施行されているダートグレード競走のなかでは最も歴史が古く、1977年の創設時からダート中距離戦として覇が競われている。2007年には3連単37万馬券の高配当が飛び出していたものの、人気で見れば5番人気、4番人気、1番人気の順で決着していたように、上位人気馬自体は大崩れしない傾向にあることが最大の特徴。前走レース別では佐賀記念が中心となる一方で、中央のオープンや3勝クラス(かつての1600万下)など好走例は多岐にわたるため、臨戦過程よりも勢いや充実ぶりを評価すべきだろう。なお、地方所属馬は2003年マルカセンリョウ(愛知)を最後に勝利から遠ざかっており、2004年クーリンガーからJRA所属馬の連勝が止まらず今日に至る。(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)

【人気】

過去20年、1番人気が圧倒的な成績を残しており、勝率および連対率はダートグレード競走のなかでも屈指の数値を誇る。ただし、2016年にJRA所属馬の出走枠が4頭から5頭へと増えた影響か、近年の1番人気は少し安定感に欠けるところがあり、2017年モルトベーネは9頭立ての少頭数で施行されたにもかかわらず馬券圏外の4着に敗れ、2020年ナムラカメタローも3着止まりだった。また、以前であれば1~5番人気のなかで取捨選択をすれば良かったが、2017年3着カツゲキキトキト、2018年3着キーグラウンドと6番人気の馬が馬券に絡み始めていることにも気を配りたい(以下、文中のデータはいずれも2003年以降)。

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 12-5-2-1 60.0% 85.0% 95.0% 91.0% 99.5%
2番人気 1-7-6-6 5.0% 40.0% 70.0% 9.5% 79.0%
3番人気 4-1-4-11 20.0% 25.0% 45.0% 90.5% 57.5%
4番人気 2-7-3-8 10.0% 45.0% 60.0% 45.0% 115.5%
5番人気 1-0-3-16 5.0% 5.0% 20.0% 356.5% 77.0%
6~9番人気 0-0-2-78 0.0% 0.0% 2.5% 0.0% 8.6%
10番人気以下 0-0-0-52 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

【脚質】

名古屋大賞典は2コーナー付近からスタートする2000m戦。名古屋競馬場は名古屋市から弥富市への移転に伴い、1周1100mが1180mに、直線距離は日本の競馬場で最も短い194mから西日本の地方競馬場で最長となる240mへと様変わりした。旧名古屋競馬場では小回りのコースを器用に立ち回れる機動力とスピードの有無が明暗を分けていたが、装いを新たにした舞台では幅員が30m、3~4コーナーにかけてはスパイラルカーブも採用されているため、差し脚を活かした戦法を取る馬も以前より勝ち負けに加わりやすいだろう。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 5-2-3-12 22.7% 31.8% 45.5% 60.5% 85.0%
先行 8-13-8-21 16.0% 42.0% 58.0% 41.4% 78.4%
差し 4-2-5-46 7.0% 10.5% 19.3% 137.5% 37.9%
追込 0-0-1-68 0.0% 0.0% 1.4% 0.0% 1.7%
不明 3-3-3-25 8.8% 17.6% 26.5% 17.9% 35.0%

【枠順】

データはダート1900mとして施行された移転前のものになるが、5枠が勝率で最高値を記録しており、勝利数においても最多となる6勝を挙げている。2枠と4枠も好走率で5枠に引けを取らないが、その間に挟まれる3枠は不振。先述の通り上位人気馬と下位人気馬の好走率の差も大きいだけに、人気の偏りが枠順別成績に与える影響も少なくない。しかし、2番人気以下で複数回勝利実績のある枠順は5枠に限られ、9頭のうち3頭が同枠順に該当することも念頭に置きたい。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0% 24.5% 16.0%
2枠 2-4-1-13 10.0% 30.0% 35.0% 15.0% 49.5%
3枠 1-0-1-16 5.6% 5.6% 11.1% 6.7% 12.2%
4枠 3-1-3-13 15.0% 20.0% 35.0% 373.0% 96.5%
5枠 6-3-4-23 16.7% 25.0% 36.1% 50.8% 43.1%
6枠 3-5-2-29 7.7% 20.5% 25.6% 11.8% 35.1%
7枠 1-5-4-29 2.6% 15.4% 25.6% 10.0% 31.8%
8枠 3-2-3-32 7.5% 12.5% 20.0% 20.0% 41.0%

【所属】

JRA所属馬は目下19連勝中と勢いが止まらず、2着は17回、3着も17回を数える。一方で、地方所属馬は2017年カツゲキキトキト(愛知)、2022年にジンギ(兵庫)が3着に好走しているが、勝利例は出走資格変更前の2003年マルカセンリョウ(愛知)、連対例も2008年2着アルドラゴン(兵庫)まで遡らなければならない。2016年にJRA所属馬の出走枠が4頭から5頭へと増えたことを踏まえても、素直にJRA所属馬から馬券の組み立てを考えるべきだろう。

◆所属別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
JRA 20-17-17-31 23.5% 43.5% 63.5% 139.4% 89.4%
地方 0-3-3-141 0.0% 2.0% 4.1% 0.0% 11.3%

【前走】

◆前走成績(過去5開催)

馬名
(着順)
前走
日付 レース名 クラス




タイム 1(2)着馬
231 ハギノアレグリアス 01/22 中京 東海テレビ杯 G2 ダ1800 15 1 2 1.51.6 プロミストウォリア
2 ケイアイパープル 12/08 名古屋 名古屋グラン Jpn2 ダ2100 12 2 4 2.16.8 ペイシャエス
3 バーデンヴァイラー 02/09 佐賀 佐賀記念 Jpn3 ダ2000 稍重 12 2 1 2.09.9 デルマルーヴル
221 クリンチャー 12/29 大井 東京大賞典 G1 ダ2000 15 3 2 2.04.2 オメガパフューム
2 ケイアイパープル 02/08 佐賀 佐賀記念 Jpn3 ダ2000 11 2 1 2.06.6 アメリカンフェイス
3 ジンギ 02/03 姫路 白鷺賞 重賞1 ダ2000 10 1 1 2.14.8 アワジノサクラ
211 クリンチャー 02/11 佐賀 佐賀記念 Jpn3 ダ2000 12 1 1 2.05.0 アシャカトブ
2 バンクオブクラウズ 02/20 東京 金蹄ステーク 3勝 ダ2100 16 5 1 2.09.9 キタノヴィジョン
3 ロードブレス 01/27 川崎 川崎記念 Jpn1 ダ2100 10 2 6 2.16.1 カジノフォンテン
201 ロードゴラッソ 02/11 佐賀 佐賀記念 Jpn3 ダ2000 12 1 2 2.06.8 ナムラカメタロー
2 アングライフェン 01/26 京都 東海テレビ杯 G2 ダ1800 16 5 4 1.50.9 エアアルマス
3 ナムラカメタロー 02/11 佐賀 佐賀記念 Jpn3 ダ2000 12 2 1 2.06.7 ロードゴラッソ
191 グリム 12/24 名古屋 名古屋グラン Jpn2 ダ2500 稍重 9 1 3 2.41.2 チュウワウィザード
2 ヒラボクラターシュ 02/11 佐賀 佐賀記念 Jpn3 ダ2000 11 3 1 2.05.7 リーゼントロック
3 アナザートゥルース 01/20 中山 アレキサンド 1600下 ダ1800 9 1 1 1.53.8 バイタルフォース
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