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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 12 | 牝3 | 53.0 | 岩田望来 | 藤原英昭 | JRA | 508(-2) | 1.50.1 | 6.9 | 3 | ||
2 | 7 | 9 | 牝3 | 53.0 | 福永祐一 | 新谷功一 | JRA | 444(+6) | 1.50.1 | クビ | 6.0 | 2 | |
3 | 2 | 2 | 牝5 | 55.0 | 吉田隼人 | 須貝尚介 | JRA | 474(-4) | 1.50.3 | 11/4 | 1.7 | 1 | |
4 | 6 | 7 | 牝5 | 55.0 | 松山弘平 | 橋口慎介 | JRA | 474(-2) | 1.50.3 | アタマ | 84.0 | 8 | |
5 | 7 | 10 | 牝5 | 55.0 | C.デム | 野中賢二 | JRA | 473(+11) | 1.50.4 | クビ | 7.0 | 4 | |
6 | 4 | 4 | 牝5 | 55.0 | 江田照男 | 田島俊明 | JRA | 445(-2) | 1.50.5 | 3/4 | 13.7 | 5 | |
7 | 5 | 6 | 牝4 | 55.0 | 川田将雅 | 林徹 | JRA | 496(+2) | 1.52.0 | 9 | 15.6 | 7 | |
8 | 8 | 11 | 牝6 | 55.0 | 山本政聡 | 堀千亜樹 | 大井 | 500(±0) | 1.52.4 | 21/2 | 586.2 | 11 | |
9 | 3 | 3 | 牝8 | 55.0 | 矢野貴之 | 堀千亜樹 | 大井 | 519(-10) | 1.52.4 | クビ | 13.7 | 6 | |
10 | 6 | 8 | 牝6 | 55.0 | 和田譲治 | 福永敏 | 大井 | 471(-3) | 1.52.5 | 1/2 | 498.7 | 10 | |
11 | 5 | 5 | 牝6 | 55.0 | 高松亮 | 飯田弘道 | 岩手 | 517(±0) | 1.53.0 | 3 | 495.1 | 9 | |
取消 | 1 | 1 | 牝4 | 55.0 | 山本聡哉 | 佐藤祐司 | 岩手 |
■払戻金
単勝 | 12 | 690円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 12 | 160円 | 3番人気 |
9 | 140円 | 2番人気 | |
2 | 100円 | 1番人気 | |
枠連複 | 7 - 8 | 910円 | 5番人気 |
馬連複 | 9 - 12 | 1,730円 | 8番人気 |
馬連単 | 12 → 9 | 3,630円 | 17番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 9 - 12 | 470円 | 8番人気 |
2 - 12 | 260円 | 3番人気 | |
2 - 9 | 200円 | 1番人気 | |
三連複 | 2 - 9 - 12 | 980円 | 3番人気 |
三連単 | 12 → 9 → 2 | 10,570円 | 37番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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3日(木)に行われるJBCレディスクラシックの出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
②ショウナンナデシコ【B】
栗東坂路単走。前走後は短期放牧を挟み、いつものように坂路での調整。26日の併せ馬では52秒9-12秒0をマークして追走先着を果たした。直前30日にも54秒6-11秒9を単走で乗られている。休み明けを叩かれての気配上昇を伺わせる軽快な坂路での動きである。
④テリオスベル【B】
美浦坂路併走。この中間は短期放牧を挟み坂路で調整されており、26日に単走で54秒1-13秒1。最終追いは30日の併せ馬で、54秒7-12秒7にて併入している。大きく変わった感こそないものの好調さをキープしているといえ、好走経験のある盛岡なら要注意である。
⑥アナザーリリック【B】
美浦ウッド併走。10月6日に帰厩し、このレース目標での調整。3週連続でウッド併せ馬を消化しており、26日には68秒0-37秒8-11秒8で格下相手に追走先着している。30日にもウッド併せ馬をラスト重視で乗られており、春以来だが仕上がりは良さそうだ。
⑦レーヌブランシュ【B】
栗東Cウッド単走。休み明けの前走後は在厩調整であり、19日の坂路で54秒1-13秒0。最終追いは30日のCウッドで68秒0-38秒0-12秒5をマークしている。前走から一変とまではいかないものの、使われての上積みが見込める調教内容といえる。
⑨グランブリッジ【B】
栗東坂路単走。9月下旬に帰厩し、ここまでじっくり乗られている。20日にCウッドで併せ馬を消化し、26日はポリトラックでの追い切り。追走して遅れたものの、ラストまでよく伸びていた。直前30日にも坂路馬なりで乗られており、悪くない仕上がりである。
⑩プリティーチャンス【B】
栗東Cウッド単走。前走勝利後は短期放牧に出され10月20日に帰厩している。26日の坂路で一杯に追われ55秒1-12秒4。直前30日にもCウッドで66秒4-37秒7-12秒4にて乗られている。さすがに前走からの上積みこそないものの、前走のデキは維持している。
⑫ヴァレーデラルナ【B】
栗東Cウッド併走。前走勝ち後は在厩での調整。23日にCウッド、26日に坂路で乗られ、最終追いは30日のCウッド。69秒1-36秒7-11秒3で追走併入を果たした。古馬オープン馬に先着した前走時が良過ぎた感もあるが、デキ落ち無く好調を維持している。
❶ゴールデンヒーラー=出走取り消し
❷ショウナンナデシコ・須貝尚師「今回は待ってヨーイドンの形より、自分からレースをつくっていきたい。力は上位のはずだから、改めて」
❸サルサディオーネ・堀千亜師「以前より体力がついて粘りが増したし、輸送にも対応できるようになってきた。今回も逃げるのみ」
❹テリオスベル・田島俊師「盛岡は3走前に走っているからね。自分のリズムで走るのがいいので、理想は外枠を引いて1コーナーでハナに行きたい」
❺ユノートルベル=自己条件で連勝中だが、JpnⅠのメンバーでは荷が重い。
❻アナザーリリック・林徹師「選択肢としては定量、1800メートル、牝馬限定のここがベストなのかな」
❼レーヌブランシュ・橋口慎師「今回は牝馬同士で地方の馬場。1800メートルという条件もいいし、見直したい」
❽ジュランビル・福永敏師「前走後は短期放牧を挟んで、順調にきている。1週前の動きは悪くなかった。しまいの脚を生かせるような展開になれば」
❾グランブリッジ・新谷功師「競馬では真面目に走るし、違うコース、馬場状態で3連勝しているのも強み」
❿プリティーチャンス・野中賢師「左回りよりは右回りのほうがいいが、以前に比べてもたれもなくなってきている。前走のイメージで、この馬の差し脚をうまく生かせれば」
⓫サルサレイア・堀千亜師「前走はゲートでイライラしていたが、中間は落ち着いている。自分のペースで追走できれば」
⓬ヴァレーデラルナ・田代助手「輸送を経験しているのは大きいし、どこの競馬場でも結果が出ているからね。3歳で斤量差もあるので楽しみ」
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち12頭が、前走で4コーナーを5番手以内で通過していた。非該当馬は勝ち馬に1頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭。なお、非該当馬ながら勝利した18年アンジュデジールは、前走別定戦のレディスプレリュードで基礎負担重量より1kg重い56kgの斤量を背負っていた。JBCレディスクラシックの斤量が55kg(3歳53kg)ということを踏まえ、前走55kg(3歳53kg)以下かつ4コーナー通過6番手以下だった馬を減点対象とする。
減点対象馬
①ゴールデンヒーラー、⑥アナザーリリック、⑧ジュランビル、⑪サルサレイア
一方で、過去に逃げ切り勝ちを収めた馬は1頭もいない。持ち回り開催であることからコース形態も多種多様となるが、2017年以降、前走で最初のコーナーを1番手で通過していた馬の好走例も、21年2着マドラスチェック、21年3着リネンファッション、19年2着ゴールドクイーンの3頭となり、やはり勝利には手が届いていない。
減点対象馬
②ショウナンナデシコ、③サルサディオーネ
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち13頭が、前走で4着以内に好走していた。非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭となるが、21年2着マドラスチェックは前走が芝戦、17年3着ラインハートは前走が競走中止と度外視できるものだった。
減点対象馬
①ゴールデンヒーラー、⑦レーヌブランシュ、⑧ジュランビル、⑪サルサレイア
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が、前走でダートグレード競走に出走していた。非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に3頭、3着馬に2頭。前走が非ダートグレード競走の場合はヒモ扱いが賢明だろう。
減点対象馬
⑤ユノートルベル、⑥アナザーリリック、⑫ヴァレーデラルナ
2017年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が7頭、A.P. Indy系が5頭、Mr. Prospector系が2頭。なお、前回盛岡ダート1800mで開催された14年はスズカマンボ産駒のサンビスタが勝ち、2着にはバゴ産駒のトロワボヌール、3着にはGhostzapper産駒のワイルドフラッパーが入線していた。
スズカマンボは母の父Kingmamboが「父Mr. Prospector×母の父Nureyev」、バゴは母Moonlight's Boxが「父Nureyev×母の父Mr. Prospector」、14年JBCレディスクラシックの結果に重きを置くとすれば、まずはMr. ProspectorとNureyevを併せ持つ馬に注目したい。ほか、サンデーサイレンス、Nijinsky、Vice Regent、Blushing Groomといった血脈もサンビスタ、トロワボヌール、ワイルドフラッパーの3頭には共通点として見出せる。
ヴァレーデラルナは、父ドゥラメンテ×母セレスタ(母の父Jump Start)。本馬はドゥラメンテ、キングカメハメハ、Kingmamboと遡る父系であるとともに、サンデーサイレンスやNijinsky、Blushing Groomを併せ持つ興味深い血統構成が目にとまる。母はアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオンという肩書きを持つが、逃げ・差し自在、クラスが上がっても堅実に走れる本馬のレースセンスは、オールラウンドに芝とダートで重賞実績を積み重ねた母譲りともいえるだろう。オープン昇級緒戦がJpn1とハードルは高いが、血統背景からも相手なりに走れる強みがあるはず。
テリオスベルは、父キズナ×母アーリースプリング(母の父クロフネ)。父サンデーサイレンス系×母の父フレンチデピュティ系という大まかな血統構成は、17年3着ラインハート、18年1着アンジュデジール、20年3着マルシュロレーヌと共通し、施行場所を問わずに上位を賑わす傾向が見受けられる。盛岡競馬場は3走前のマーキュリーカップで2着と好走した実績があり、やはり牡馬も顔負けのスタミナが持ち味だろう。近走は脚質や展開不問で好走しているが、強引にでも自分のかたちに持ち込める競馬スタイルは大舞台の混戦でこそ真価を発揮しそうだ。
JBCレディスクラシックは、ダート牝馬路線の頂点を決める一戦。このレースは今年で12年目と歴史が浅く、1800mで行われることもあれば、3年前のように浦和で行われることもあり、JBCクラシックやJBCスプリントと比べても、距離の幅が広い。しかし、距離に関係なく求められるのは、実績と順調さだ。
このレースの最有力馬は、近2走とも牡馬相手のダートグレードに出走して3着以内だった馬。該当馬は、2021年の優勝馬ヤマニンアンプリメのみだが、同馬は2着馬に2馬身、この後に紹介するファッショニスタに8馬身差をつけて圧勝している。このことからも牝馬が相手のここなら当然、本命候補となるだろう。ただ、そのような馬が出走してくるのは稀なことだ。
そこで主力として紹介したいのが、同年の牡馬相手のダートGⅡ以上で、5着以内だった馬だ。ただし、昨年のサルサディオーネのように前走で牡馬相手のダートGⅡで優勝したようなタイプは、ここを目標に仕上げられないことが多いので狙い下げたい。また2017年のホワイトフーガのように、前走で1.6秒差以上も負けているような馬も順調さという意味で、狙いにくい。
そこで同年の牡馬相手のダートGⅡ以上で5着以内だった馬で、前走で牡馬相手のGⅡを優勝していないことと、前走で1.5秒差以内馬を狙いの対象としたい。それらの過去10年の成績は【3・0・1・0】である。1着の該当馬は、2012年のミラクルレジェンド、2016年のホワイトフーガ、2018年のアンジュデジール。3着の該当馬は、2015年のトロワボヌール。遡れば2011年に該当馬のミラクルレジェンド、ラヴェリータが、このレースでワン、ツーを決めている。
さらに夏のスパーキングレディーカップかブリーダーズゴールドカップのどちらかで優勝し、前哨戦のレディスプレリュードでも連対した馬も、このレース創設以降の成績は【3・1・2・0】と有力だ。1着の該当馬は、2013年のメーデイア、2014年のサンビスタ、2016年のホワイトフーガ。2着の該当馬は、2011年のラヴェリータ。3着の該当馬は、2015年のトロワボヌール、2019年のファッショニスタである。
また育成技術が発展した近年は、前哨戦のレディスプレリュードや日本テレビ盃に出走していない馬がここに出走してくるようになり、それらが活躍している。近2走ともレディスプレリュード以外の同年の1200m~1800m以下のダートグレードか、中央のリステッドやオープンに出走して3着以内馬だった馬の過去10年のこのレースでの成績は、【2・1・0・0】。1着の該当馬は、2019年のヤマニンアンプリメ、2020年のファッショニスタ。2着の該当馬はラビットランである。
また、穴馬候補は前走のレディスプレリュードを休養明けで凡退した馬だ。2017年の優勝馬ララベル、2018年の優勝馬アンジュデジール、2012年の2着馬クラーベセクレタ、2011年の3着馬カラフルデイズらが、レディスプレリュードで4着以下から巻き返している。
クラーベセクレタこそ2番人気だったが、アンジュデジールは6番人気、ララベルは5番人気、カラフルデイズは7番人気だ。これらの共通項は同年のダートグレードで連対実績のあること。実績馬がレディスプレリュードをひと叩されて、変わるパターンが最大の穴馬候補だ。
さらにこのレースが1600m以下で行われた場合には、前走でそれよりも短い距離を使われていた馬が穴を開けている。2016年の2着馬レッツゴードンキ、3着馬トーセンセラヴィ、そして2013年の3着馬キモンレッドもこのパターン。キモンレッドこそ前走中央のオープンで3着と好走していたこともあっての3番人気だったが、レッツゴードンキは5番人気、トーセンセラヴィは6番人気だった。
逆に距離が1800mだった場合には、前走でそれよりも長い距離を使われていた馬が穴メーカーになる。1800m戦はスピードで押し切れるような距離ではないために、前走で1600m以下のレースに出走していた馬は、1頭も馬券に絡んでいない。2017年に前走2100m戦を使われていたプリンシアコメータが4番人気で2着と好走したことが、この傾向を象徴している。
他では、芝のグレードレースで優勝実績のある今回が初ダートの馬だ。本来、初ダートの馬は不利だが、2016年にレッツゴードンキが穴を開けているように、そういうタイプはポテンシャルの高さで突破してくることがある。このパターンで人気がないようであれば、ヒモに加えて損はない。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・近2走とも牡馬相手のダートグレードに出走して3着以内の実績馬。
・同年に牡馬相手のダートGⅡ以上に出走して5着以内の実績馬。
(前走で牡馬相手のダートGⅡ以上で優勝した馬、前走で1.6秒以上も大敗した馬を除く)
・同年のスパーキングレディーカップかブリーダーズゴールドカップのどちらかで優勝し、前哨戦のレディスプレリュードでも連対した馬。
・近2走ともレディスプレリュード以外の同年の1200m~1800m以下のダートグレードか、中央のリステッドやオープンに出走して3着以内馬だった馬。
(前哨戦の日本テレビ盃やレディスプレリュードに出走していないことが条件)
●穴馬候補
・前走のレディスプレリュードを休養明けで4着以下に凡退した馬。
(同年のダートグレードで連対実績があることが条件)
・JBCレディスクラシックが1600m以下の場合は、前走でそれ以下の短い距離を使われていた馬。
・JBCレディスクラシックが1800mの場合は、前走でそれ以上の長い距離を使われていた馬。
・芝のグレードレースを優勝した実績がある、今回が初ダートの馬。
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国内では唯一となる牝馬限定ダートJpn1競走。ダート女王決定戦として位置付けられており、この路線の牝馬たちにとっては一年の総決算になるといっても過言ではない。記念すべき第1回(2011年)は、本競走の前哨戦として改められたレディスプレリュードの覇者ミラクルレジェンドが連勝で女王の座を射止めており、翌年も同じ臨戦過程で連覇を果たしている。第5回(2015年)には3歳馬のホワイトフーガが古馬勢を一蹴して新女王に輝くと、翌年はディフェンディングチャンピオンとして1番人気に応え、レース史上2頭目となる連覇を達成。第7回(2017年)には大井生え抜きのララベルが悲願のダートグレード競走初制覇をJpn1で飾り、地方所属馬にとってもフジノウェーブ以来となるJBC競走制覇となった。