JBCスプリント Jpn1

11月4日() 佐賀競馬場/ダ1400m

JBCスプリントデータ分析とレース傾向

佐賀ダ1400m

2001年にJBCクラシックとともに創設。当時、国内には同等のG1・Jpn1競走がなかったことから、実質的にダートの最優秀スプリンターを決める大一番として目されてきた。Road to JBCに指定されている東京盃が最重要プレップレースとして位置付けられており、そこで勝ち負けを演じていた馬たちは当然ながら、それ以上に上位人気を裏切っていた馬、とくに1番人気で凡走した馬の巻き返しが目立つ。地方所属馬も地元開催時に奮起するシーンが多く、2007年には大井所属のフジノウェーブが地方所属馬としてJBC競走初制覇を果たした。また、紛れが起こりやすいスプリント戦ということもあり、連覇を達成した馬はブルーコンコルド(2005~2006年)、複数回優勝歴のある馬もスーニ(2009年、2011年)に限られる(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)。

【人気】

過去20年、1番人気が最多となる8勝を挙げているものの、2014~2020年までの7年間は勝ちあぐねており、近年は伏兵の後塵を拝する傾向にある。また、地方所属馬は過剰不人気になりやすく、東京盃2着の臨戦ながら単勝71.0倍のオッズを付けての戴冠となった2019年ブルドッグボス(6番人気)は最たる例といえるだろう。1~3番人気の組み合わせで決着したことも2015年と2017年の2回しかなく、その2回においても1番人気は2着に敗れている。JBC競走のなかでも高配当を望みやすい、波乱含みのレース質にあることを念頭に置くべきだろう(以下、文中のデータはいずれも2003年以降)

◆人気別成績(過去20年)

人気着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気 8-6-0-6 40.0% 70.0% 70.0% 72.0% 78.0%
2番人気 4-4-2-10 20.0% 40.0% 50.0% 73.0% 67.5%
3番人気 4-3-4-9 20.0% 35.0% 55.0% 173.0% 94.5%
4番人気 1-0-8-11 5.0% 5.0% 45.0% 60.0% 103.0%
5番人気 0-3-2-15 0.0% 15.0% 25.0% 0.0% 71.0%
6~9番人気 3-4-3-70 3.8% 8.8% 12.5% 161.0% 67.6%
10番人気以下 0-0-1-92 0.0% 0.0% 1.1% 0.0% 53.0%

【脚質】

持ち回り開催かつ施行距離も区々であることから一概に有利不利を語ることはできない。また、最多となる8回の試行回数を誇る大井ダート1200mに限定した場合でも、2011年スーニは後方待機からの大外一気、2015年コーリンベリーは逃げ切り、2017年ニシケンモノノフは好位差し、と勝ち馬の脚質傾向もさまざまだ。あくまでもメンバーや展開によるところが大きく、脚質傾向を断定しきれないあたりにも波乱の余地があるのだろう。

◆脚質別成績(過去20年)

脚質着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
逃げ 5-2-2-11 25.0% 35.0% 45.0% 122.5% 84.0%
先行 7-15-5-28 12.7% 40.0% 49.1% 113.5% 128.5%
差し 3-2-11-76 3.3% 5.4% 17.4% 81.4% 91.3%
追込 2-0-1-81 2.4% 2.4% 3.6% 26.4% 8.0%
不明 3-1-1-17 13.6% 18.2% 22.7% 92.7% 36.4%

【枠順】

3勝を挙げる1枠の内訳は、大井ダート1200mで2勝、川崎ダート1400mで1勝となっており、最初のコーナーまでの距離がじゅうぶんにあるコースとして認識できる。小回りが主流となる地方競馬場でスプリント路線の一線級が集うと外枠有利になりやすく、内枠はスタートダッシュに自信のある馬でもテンに脚を使わなければならないデメリットが生じてしまう。ただし、7枠や8枠も物理的に不利となる場合が多く、勝利した2頭はいずれも1番人気の支持を集めるほどの実績馬だった。内過ぎず、外過ぎず、3~6枠あたりが総じて狙い目となっている。

◆枠順別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠 3-0-2-21 11.5% 11.5% 19.2% 78.1% 33.8%
2枠 0-2-3-23 0.0% 7.1% 17.9% 0.0% 57.9%
3枠 4-5-3-19 12.9% 29.0% 38.7% 231.0% 113.5%
4枠 5-0-0-26 16.1% 16.1% 16.1% 51.6% 23.5%
5枠 2-6-4-26 5.3% 21.1% 31.6% 222.1% 93.9%
6枠 4-2-4-29 10.3% 15.4% 25.6% 21.5% 161.0%
7枠 0-4-1-35 0.0% 10.0% 12.5% 0.0% 22.0%
8枠 2-1-3-34 5.0% 7.5% 15.0% 9.3% 28.5%

【所属】

JRA所属馬が馬券に絡まなかった年はなく、2012年および2015年は1~5着までを独占。ただし、地方所属馬が台頭するシーンも往々にしてあり、地元開催時に勝利を飾った2007年フジノウェーブ(大井)、2019年ブルドッグボス(浦和)、2020年サブノジュニア(大井)はファンをおおいに沸かせてみせた。また、2019年には地方所属馬が初めて2頭以上3着以内に好走し、3連単149万円超えの大波乱を演出している。

◆所属別成績(過去20年)

枠順着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
JRA 16-17-15-69 13.7% 28.2% 41.0% 53.2% 74.4%
地方 4-3-5-144 2.6% 4.5% 7.7% 91.2% 63.6%

【前走】

◆前走成績(過去6開催)

馬名
(着順)
前走
日付 レース名 クラス




タイム 1(2)着馬
231 イグナイター 10/09 盛岡 マイルチャン Jpn1 ダ1600 稍重 14 4 2 1.35.8 レモンポップ
2 リメイク 08/15 盛岡 クラスターカ Jpn3 ダ1200 14 1 1 1.08.6 ドンフランキー
3 リュウノユキナ 10/04 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 不良 13 2 2 1.10.2 ドンフランキー
221 ダンシングプリンス 08/16 盛岡 クラスターカ Jpn3 ダ1200 不良 14 1 4 1.10.6 オーロラテソーロ
2 リュウノユキナ 08/16 盛岡 クラスターカ Jpn3 ダ1200 不良 14 2 2 1.09.6 オーロラテソーロ
3 ヘリオス 10/10 盛岡 マイルチャン Jpn1 ダ1600 不良 16 6 2 1.34.6 カフェファラオ
211 レッドルゼル 10/06 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 稍重 13 2 3 1.10.4 サクセスエナジー
2 サンライズノヴァ 10/11 盛岡 マイルチャン Jpn1 ダ1600 不良 16 4 7 1.36.1 アルクトス
3 モズスーパーフレア 10/03 中山 スプリンター G1 芝1200 16 5 5 1.07.8 ピクシーナイト
201 サブノジュニア 10/07 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 14 4 5 1.11.2 ジャスティン
2 マテラスカイ 10/07 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 15 2 11 1.12.1 ジャスティン
3 ブルドッグボス 10/07 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 14 7 2 1.10.8 ジャスティン
191 ブルドッグボス 10/02 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 15 7 2 1.11.5 コパノキッキング
2 コパノキッキング 10/02 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 15 1 1 1.10.7 ブルドッグボス
3 トロヴァオ 10/16 大井 マイルグラン S2 ダ1600 16 4 5 1.40.8 ワークアンドラブ
18
(JRA)
1 グレイスフルリープ 10/10 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 15 4 3 1.12.3 キタサンミカヅキ
2 マテラスカイ 10/10 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 15 1 4 1.12.5 キタサンミカヅキ
3 キタサンミカヅキ 10/10 大井 東京盃 Jpn2 ダ1200 15 2 1 1.12.1 ネロ
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