浦和記念2016-レース結果

浦和記念

2016年11月22日(火) 15:25

浦和記念 Jpn2

浦和競馬場/ダート/2000m

レース結果

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山崎エリカのダートグレード攻略 ~浦和記念2016~

【山崎エリカのダートグレード攻略~浦和記念2016~

2016年11月21日(月) 15:06

山崎エリカ

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 暮れの大一番、東京大賞典へ向けての前哨戦となる浦和記念。この時期は、中央ではチャンピオンズCが行われ、中央のトップクラスはそちらに出走するために、G2としては中央勢が手薄。このため南関東のトップクラスが、ここを狙って出走してきます。

 実際に過去10年の勝ち馬は、2006年ケイアイミリオン、2009年ブルーラッド、2011年ボランタス、2014年サミットストーン、2015年ハッピースプリントと地方勢が5勝。古馬のダートグレードは、中央勢に席巻されている近年において、この地方馬の活躍はすごいことです。ちなみに2着は、地方勢が7回。近年はハッピースプリントとサミットストーンの活躍に支えられてのものですが、これまでは地方馬優勢の傾向を示しています。

 また、南関東勢がここを大目標にするのには、もうひとつの理由があります。それはここを勝てば地方競馬全国協会(NRA)が主催する『NRAグランプリ』の年度代表馬がほぼ確定するというもの。これまでNRAの年度代表馬は、G1~G2の勝ち馬から選出されてきましたが、近年はG1馬ゼロ。今年はすでにソルテがG2のさきたま杯を勝利していますが、浦和記念のほうが格が高いので、地方馬がここを勝てば、NRAグランプリは確定したも同然でしょう。

 それではどのような地方馬、中央馬が活躍しているのかというと、過去1年以内のG1で3着以内の実績があった馬が活躍しています。その成績は過去10年で【5・0・3・0】。勝ち馬は2007年シーキングザダイヤ、2008年、2010年スマートファルコン、2011年ボランタス、2015年ハッピースプリント。3着馬は2009年テスタマッタ、2011年ボレアス、2012年ランフォルセテスタマッタボレアスは同年のジャパンダートダービーの連対馬だったことから、3歳限定のG1での実績はやや割引したほうが良さそうです。

 他では過去1年以内のG2の連対馬も活躍。その成績は過去10年で【1・3・2・3】とそこまで信頼できないのですが、過去1年以内のG1で3着以内の馬が不在の年は、このタイプがやたらと活躍しています。2012年はG1で3着以内の馬が不在で、過去1年以内のG2の連対馬ピイラニハイウェイエーシンモアオバーのワン、ツー決着。また、2013年もG1で3着以内の馬が不在で、過去1年以内のG2の連対馬が2着、3着に入線しています。その年の1着馬もブリーダーズゴールドCと日本テレビ盃で連続3着のランフォルセでした。つまり、メンバー質の低い年は、過去1年以内のG2の上位馬を積極的に狙いましょう。

 最後に、このレースで穴を開ける地方馬を紹介しましょう。基本的にレースを使いながら仕上げていく地方馬は中央馬以上に勢いが大事。近走で大敗しているような馬はJBCクラシックなどのG1レースにでも出走していたのならともかく、浦和記念よりも格下のレースとなると容易に巻き返しては来れません。2006年の勝ち馬ケイアイミリオン、2008年の勝ち馬ブルーラッドともに、南関東で2連勝していた馬でした。また、2008年に8番人気で連対したアパサンドでさえも、休養明けの前走のマイルグランプリ(南関東重賞)で3着とある程度の勢いがありました。

 さらに簡単に穴を引っ掛けようとするならば、同年の大井記念や東京記念の上位馬を狙うこと。大井記念は、帝王賞の前哨戦で地方の中距離路線のトップクラスが集結するレース。ここで上位入位することは、地方の一線級を意味します。また東京記念は、南関東では唯一、最長距離2400mの重賞だけあって、例年メンバー質が高くなります。

 実際に2007年の2着馬ルースリンド、2008年の3着馬クレイアートビュン、2014に勝利したサミットストーンは、同年の大井記念で3着以内だった馬。また、2009年の2着馬ルーズリンド、2011年の勝ち馬ボランタス、2014年の勝ち馬サミットストーンは、同年の東京記念で3着以内だった馬です。また、前記のボランタスは前年にこのレースで連対していますが、そのときは前走の東京記念で5着からの巻き返しでした。とにかく大井記念や東京記念の上位馬が穴を開けるレースなので、出走していればヒモ穴に加えてみることをオススメします。


 ●まとめ

 ・本命候補
 過去1年以内のG1で3着以内の実績がある馬。
 (同年のジャパンダートダービーの勝ち馬は、3着までの傾向)
 前記のG1で3着以内の馬が不在の場合の、過去1年以内のG2連対馬。

 ・穴馬候補
 目下2連勝の勢いある地方馬
 同年の大井記念、東京記念の上位馬。

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山崎エリカのダートグレード攻略

新着ニュース ~浦和記念2016~

過去10年の結果 ~浦和記念 2016~

2015年 浦和記念 2015年12月2日(水) 浦和10R ダート2000m 良 11頭

浦和記念

1着 5 ハッピースプリント 2.8倍(2人気) 宮崎光行 2.05.9
2着 7 サミットストーン 18.0倍(6人気) 石崎駿 2.06.3
3着 11 ソリタリーキング 6.6倍(4人気) 戸崎圭太 2.06.7
単勝 5 280円(2人気) 3連複 5-7-11 3,050円(13人気)
馬連 5-7 2,070円(10人気) 3連単 5→7→11 15,240円(56人気)
開催日 場名 頭数 馬場 勝ち馬 オッズ 人気 騎手 所属 勝ちタイム
2014/11/19
浦和記念
浦和 11 サミットストーン 4.7倍 3 石崎駿 船橋 2.07.8
2013/11/20
浦和記念
浦和 10 ランフォルセ 7.2倍 3 戸崎圭太 JRA 2.07.6
2012/11/21
浦和記念
浦和 11 稍重 ピイラニハイウェイ 6.9倍 4 岩田康誠 JRA 2.07.5
2011/11/24
浦和記念
浦和 11 ボランタス -- 4 山崎誠士 川崎 2.08.6
2010/11/24
浦和記念
浦和 10 稍重 スマートファルコン -- 1 武豊 JRA 2.05.8
2009/11/25
浦和記念
浦和 11 ブルーラッド -- 4 戸崎圭太 川崎 2.07.1
2008/11/26
浦和記念
浦和 11 スマートファルコン -- 1 岩田康誠 JRA 2.04.8
2007/11/21
浦和記念
浦和 11 シーキングザダイヤ -- 1 武豊 JRA 2.09.7
2006/11/22
浦和記念
浦和 11 ケイアイミリオン -- 6 今野忠成 大井 2.06.5

歴史・レース概要 ~浦和記念2016~

浦和記念は、浦和競馬場・ダート2000mで施行される地方重賞(JpnⅡ)である。1980年、4歳(現・3歳)以上の重賞競走・浦和記念として創設。1995年には南関東グレード制施行にともない、南関東GⅡに格付け。1997年には統一GⅡに格付けされた。
本競走で上位2着までに入った地方競馬所属馬には、東京大賞典の優先出走権が与えられる。
過去の優勝馬には、ケイティブレイブ、ハッピースプリント、スマートファルコン、ヴァーミリアンホクトベガなどが名を連ねる。

執筆者:ウマニティ競馬研究所(略してウマケン)

口コミ情報 ~浦和記念2016~

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