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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 2 | 牡5 | 58.0 | 松山弘平 | 角田晃一 | JRA | 498(±0) | 2.05.7 | 5.8 | 4 | ||
2 | 3 | 3 | 牡4 | 54.0 | 大野拓弥 | 石坂公一 | JRA | 523(+9) | 2.06.0 | 2 | 2.5 | 1 | |
3 | 6 | 9 | 牡7 | 54.0 | 藤岡佑介 | 新谷功一 | JRA | 531(+1) | 2.07.6 | 10 | 2.7 | 2 | |
4 | 7 | 11 | 牡5 | 57.0 | 岩田康誠 | 戸田博文 | JRA | 501(-3) | 2.07.8 | 1 | 5.5 | 3 | |
5 | 5 | 7 | 牡4 | 54.0 | 菅原明良 | 戸田博文 | JRA | 479(+9) | 2.07.8 | クビ | 17.6 | 5 | |
6 | 8 | 13 | 牡7 | 54.0 | 藤田凌 | 福永敏 | 大井 | 486(+8) | 2.09.2 | 9 | 67.3 | 8 | |
7 | 4 | 4 | 牡8 | 54.0 | 山本政聡 | 佐藤祐司 | 岩手 | 545(-1) | 2.09.6 | 21/2 | 58.8 | 7 | |
8 | 1 | 1 | 牡8 | 54.0 | 落合玄太 | 安田武広 | 北海道 | 498(-6) | 2.09.8 | 3/4 | 29.7 | 6 | |
9 | 7 | 10 | 牡5 | 54.0 | 高橋悠里 | 小林俊彦 | 岩手 | 496(-1) | 2.09.8 | アタマ | 236.7 | 11 | |
10 | 6 | 8 | 牡7 | 54.0 | 南郷家全 | 櫻田浩樹 | 岩手 | 471(+2) | 2.10.9 | 7 | 224.0 | 10 | |
11 | 8 | 12 | 牡10 | 54.0 | 高松亮 | 千葉幸喜 | 岩手 | 484(-5) | 2.10.9 | クビ | 93.2 | 9 | |
12 | 5 | 6 | 牡10 | 54.0 | 菅原辰徳 | 千葉幸喜 | 岩手 | 533(±0) | 2.12.5 | 10 | 328.4 | 13 | |
13 | 4 | 5 | セ11 | 54.0 | 関本玲花 | 今津博之 | 愛知 | 463(-9) | 2.15.6 | 大差 | 297.8 | 12 |
■払戻金
単勝 | 2 | 580円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 2 | 150円 | 4番人気 |
3 | 110円 | 1番人気 | |
9 | 110円 | 2番人気 | |
枠連複 | 2 - 3 | 550円 | 2番人気 |
馬連複 | 2 - 3 | 620円 | 2番人気 |
馬連単 | 2 → 3 | 1,460円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 2 - 3 | 220円 | 2番人気 |
2 - 9 | 270円 | 5番人気 | |
3 - 9 | 140円 | 1番人気 | |
三連複 | 2 - 3 - 9 | 400円 | 1番人気 |
三連単 | 2 → 3 → 9 | 3,310円 | 7番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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20日(火)に行われるマーキュリーカップの出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
②マスターフェンサー【B】
栗東Cウッド単走。帰厩後は30日と7日にCウッドで併せ馬を消化し、一杯に追われている。30日は遅れていたが、7日には追走先着を果たしている。直前は16日に単走で追われ、ラストまでいい伸びを見せていた。絶好調だった昨年ほどではないにしても、気配は上向きであり要注意である。
③バンクオブクラウズ【B】
栗東坂路単走。前走後も順調で、7日にCウッド単走で一杯に追われラストも鋭く伸びていた。14日は同じくCウッドで直線仕掛けられ軽快な動き。直前となる18日は坂路で56秒8-13秒6を馬なりで乗られている。前走のデキを維持しており、交流重賞でも期待できそうだ。
⑦ラストマン【B】
美浦ポリトラック併走。6月頭に帰厩してからここまでじっくり調整されている。8日のポリトラック併せ馬では馬なりで追走併入。最終追いとなった14日はラスト重視で乗られ、追走先着を果たしている。力を出せるデキにあり、オープン入り2走目での前進が見込めそうだ。
⑨ヒストリーメイカー【B】
栗東坂路単走。5月下旬の帰厩から順調に乗られている。7日の坂路では一杯に追われ51秒5-12秒と自己ベストに迫る動き。直前は16日の坂路を馬なりで52秒8-12秒5。7歳馬だが、重賞で2着したここ2走と同等のデキにあると言ってよい。
⑪デルマルーヴル【B】
美浦ポリトラック併走。帰厩後の4週はポリトラックで併せ馬を消化している。8日は寮馬のラストマンと併せて先行。最終追いとなった15日は格下相手とはいえ、馬なりで追走先着と動いた。よかった頃に及ばないものの復調気配にあり、どんな競馬をするか見てみたい。
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち12頭が前走でも1~5着に好走している。一方、前走6着以下に敗れていた馬は、勝ち馬に1頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭となるが、3頭とも前走はフェブラリーSや平安SといったJRAのダートグレード競走に出走していた。したがって、ここではJRAのグレード競走以外で6着以下に敗れていた馬を減点対象とする。
減点対象馬
⑤メイショウオオゼキ、⑥センティグレード、⑦ラストマン、⑧ブラックカード、⑩ヤマショウブラック
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち13頭が前走より斤量減での出走となっていた。非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭。前走より斤量増または増減なしとなる馬は勝ちあぐねる傾向が強いので注意したい。
減点対象馬
②マスターフェンサー、⑤メイショウオオゼキ、⑥センティグレード、⑦ラストマン、⑪デルマルーヴル
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が前走1900m以上のレースに出走していた。非該当馬は勝ち馬に1頭、2着馬に4頭、3着馬に0頭。近年はスレイプニルSやブリリアントSといった東京ダート2100mからの臨戦が主流となりつつある。
減点対象馬
⑤メイショウオオゼキ、⑥センティグレード、⑨ヒストリーメイカー、⑩ヤマショウブラック、⑫ニシノゲンキマル
2016年以降、3着以内に好走した15頭のうち12頭が同年5月以降のレースに出走しており、半数の6頭は同年6月以降のレースに出走していた。非該当馬は勝ち馬に1頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭。なお、非該当ながら連対した2頭は、ともに4歳馬だったことも念頭に置きたい。
減点対象馬
⑨ヒストリーメイカー
2016年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、Hail to Reason系が10頭、A.P. Indy系が3頭、そのほか2頭となっている。なお、昨年はHail to Reason系となるジャスタウェイ産駒の1番人気マスターフェンサーが単勝1.9倍の断然人気に応えるかたちで勝利していた。
種牡馬傾向としては15年ユーロビート(父スズカマンボ)からサンデーサイレンス系が6連覇中となるが、近年は18年3着フェニックスマーク(父シニスターミニスター)、19年2着ノーブルサターン(父カジノドライヴ)、20年2着デルマルーヴル(父パイロ)とA.P. Indy系種牡馬の産駒も上位を賑わす。
ほか、17・18年と2連覇を果たしたミツバ(3代母の父Danzig)、19年グリム(2代母の父シャーディー)、20年マスターフェンサー(3代母の父Chief's Crown)と母系にDanzigの血を引く馬が4連覇中であることも念頭に置きたい。
マスターフェンサーは、父ジャスタウェイ×母セクシーザムライ(母の父Deputy Minister)。3歳時にアメリカのクラシック競走に挑戦し、帰国後は自己条件からコツコツと勝ち星を積み上げ、昨年のマーキュリーカップで悲願のダートグレード競走初制覇。昨年の勝ち馬なので血統の適正は申し分なく、本馬にとって左回りの長丁場はもっとも得意とするところ。年明けの外傷、前走も落鉄や時計の速い馬場に苛まれて不本意な結果が続いているものの、どちらかと言えば地方のタフな馬場が合うタイプだろう。
デルマルーヴルは、父パイロ×母カリビアンロマンス(母の父コマンズ)。今年は近年好調なA.P. Indy系としてパイロ産駒が3頭出走を予定しているが、そのなかで母系にDanzigの血を引く条件を満たす馬は本馬に限られる(母の父コマンズ、2代母の父Cape CrossがともにDanzig直系の種牡馬)。昨年のマーキュリーカップでも3秒4差と大敗したフェブラリーSから巻き返して2着と好走していたが、夏から秋にかけて調子を上げていくタイプでもあるので、やはり近走の成績が振るわなくとも一概には見限れない。
海の日の前後に行われる、岩手競馬の夏の風物詩マーキュリーカップ。夏場は実績馬が秋の大一番に備えて休養することが多いものため、このレースは上半期で結果を出せなかった馬が、賞金加算を狙って出走してくることが多い。また、昨年のこのレースの覇者、マスターフェンサーは交流重賞初出走だったように、JRAのオープン馬が新規参戦してくることもけっこうある。
とにかく多様な路線からの参戦が目立つレースだが、意外と同年の帝王賞に出走し、そこで上位だった馬の取りこぼしが見受けられる。2010年にこのレースを制したカネヒキリのように、帝王賞の連対馬ならば、当然、高い信頼度があるが、そのような実績馬がこのレースに出走してくることは稀なこと。
2014年にこのレースで単勝オッズ1.0倍台の大本命に支持されたソリタリーキングのように、帝王賞の3~4着馬がこのレースで上位人気に支持されて、4着という中途半端な着順で終わることがしばしば。2012年に帝王賞の4着馬シビルウォーがこのレースで1番人気に支持されて勝利したこともあるが、帝王賞の上位馬は人気ほど信頼できないことは覚えておいたほうがいいだろう。
では、最有力はどのようなタイプかというと、前走で平安Sに出走していた馬だ。前走で平安Sに出走していた馬のこのレースでの成績は、平安Sが5月に行われるようになった2013年度以降【4・1・1・1】。1着の該当馬は、2013年のソリタリーキング、2014年のナイスミーチュー、2016年のストロングサウザー、2018年のミツバ。2着の該当馬は、2015年のソリタリーキング。3着の該当馬は、2017年のクリノスターオー。
唯一の4着以下は2020年のヒストリーメイカー(4着)だが、3着以内馬は過去1年以内にダートグレードで連対実績があるのに対し、同馬はそれに該当しなかった。過去1年以内にダートグレードで連対実績がある、前走で平安Sに出走していた馬ならば、本命視できるだろう。2015年の2着馬ソリタリーキングのように、平安Sで9着に敗れた馬でも過去1年以内にダートグレードで連対実績があれば巻き返している。
次いで有力なのは、同年のJRAオープンのブリリアントSの上位馬です。同年のブリリアントSで4着以内だった馬のこのレースでの成績は、過去10年で【2・3・1・1】。1着の該当馬は、2017年のミツバ、2020年のマスターフェンサー。2着の該当馬は2012年のグランドシチー、2014年のクリソライト、2015年のソリタリーキング。3着の該当馬は、2018年のフェニックスマーク。唯一の4着以下は、2018年のザイディックメアで6着だったが、基本的に信頼してもいいだろう。
また、一昨年から降級廃止に伴って、ブリリアントSと同じ東京ダ2100mのリステッド競走、スレイプニルSが創設されている。今後はブリリアントSと同様に、有力になってくるはず。実際に2019年のこのレースの3着馬テルペリオンは、スレイプニルSの勝ち馬だし、2020年の優勝馬マスターフェンサーも、ブリリアントS、スレイプニルSを連戦し、ともに2着だった。
逆に穴パターンは、上半期に結果を出した馬が不在という状況もあり、休養明けの実績馬が多い。2011年メイショウタメトモ、2012年グランドシチー、2013年シビルウォーは、3ヵ月以上の休養明けでこのレースを連対した馬だ。遡れば2008年の優勝馬サカラートもそれに該当する。
特に3着馬は休養明けの実績馬が多く、5番人気以下では2015年トウショウフリーク、2016年のマイネルバイカ、遡って2009年サカラートが活躍を見せている、過去にGⅠやGⅡで連対か、GⅢ勝ちの実績がある馬は、馬券に加えることをお勧めする。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・着順に関係なく、前走で平安Sに出走していた馬。
(過去1年以内にダートグレードで連対実績があることが条件)
・同年のブリリアントS、スレイプニルSで4着以内だった馬。
●穴馬候補
・休養明けの実績馬。
(過去にGI、GⅡで連対かGⅢ勝ちの実績があることが条件)
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日本競馬史上初、地方所属馬として中央G1制覇(1999年フェブラリーステークス)を達成した岩手の雄メイセイオペラ。同馬は1998年マーキュリーカップの勝ち馬でもあるが、その後のダートグレード競走での躍進ぶりが称えられ、本競走は2017年から「メイセイオペラ記念」の副称が付けられて施行されている。歴代の優勝馬には水沢と盛岡の別場所で2連覇を果たしたオースミジェット、紅一点の出走で9馬身差の快勝となったプリエミネンス、兄弟制覇を達成しているサカラートとソリタリーキング、地方所属馬としてメイセイオペラ以来17年ぶりにJRA勢を一蹴したユーロビートなどが名を刻む。